【8】
部屋に戻っても、ドキドキとした心臓の音は収まりませんでした。正直、どうやって部屋までに戻ったかも、覚えていないくらいに動揺していました。
(痴漢に・・・、逝かされてしまった・・・)
ベッドに腰をかけて眼を閉じても、頭の中で巡るのは、あの男の眼と指の感触。そして、恥ずかしく悔しいのに、あそこから湧き上がった快感・・・。
スカートの上から、あそこを押さえると・・・、さっきの快感がまた蘇ってきました。
(だめ、何をしてるの?)
自分を叱責しました。でも、もう止められませんでした。スカートをたくし上げると、パンストと下着の中に手を差し込みました。あそこはまた潤い始めています。
私は、ベッドに仰向けになると、脚を広げ中指でクリを捏ねました。
(あっ・・・、やめて・・・)
指をお○んこに入れると、ヌチャヌチャという音を立てて、汁が溢れてきています。
(あぁ・・・、欲しい・・・、指じゃなくて・・・)
瞼の裏側に、あの痴漢の眼が浮かんできました。いつもの朝の男とは違う、私を襲うような眼。
(あぁ・・・、だめ・・・、入れないで・・・)
下着の中で指を差し込んでいきました。全身に力が入り、自分の手を両脚が締め付けていきます。
(だめ・・・、あぁ・・・、もっと・・・)
一番気持ちが良いところを中指で擦りあげ、親指でクリを押しつぶすと・・
あぁ・・・い・・・くぅ・・・)
電車の中で、2回も私を陵辱した男を思い出し・・・、私は果ててしまいました。
(また、会うことがあるのだろうか・・・)
ここまで、激しく触れたことは、ありませんでした。
また、触られたい思いと、もう逃げたいという恐怖に苛まれました。
(朝の電車じゃないから、もう会うことはないだろう・・・。痴漢は、やっぱり怖い・・・)
それが、私の答えでした。
次の日から、朝のサラリーマンに触られても、拒否をしました。何日か、そのサラリーマンも近づいてきましたが、そのうちに姿を見なくなりました。
しかし、体の疼きは止められませんでした。
週に1度は、あの男の眼を思い出し、股間に指を這わせてしまっていました。
その度に、私はあの男に犯されて・・・
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暫く、俺は女の前には姿を見せないようにした。しかし、朝夕に時間があるときは、歩道橋の上から女の姿を見る日々を過ごしていた。女に姿を見せない、それは俺の作戦でもあった。
そして、あれから1ヶ月ほどが経った夕方、俺は女の帰宅を狙った。その日は朝から雨の日だった。俺は、会社から駅までの公園で、煙草を吸いながら女が通るのを待った。前とは違い、今度は女に顔を見せられない。俺は木の間を通して、通りを眺めていた。
6時前。女は、青い傘を差しながら歩いてきた。ベージュの膝下丈のスカートに、濃紺のブラウス姿。早秋の夕暮れは、雨のせいもあって少し薄暗かった。
俺は、女の少し後ろを、駅への通りを歩いた。
改札を通りホームに上がると、いつものように女は快速の列に並んだ。アップにまとめた髪の下のうなじが、やけに色っぽい。
(あれから、痴漢に遭っているのか?それとも・・・)
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今朝、久々に触られました。雨のため、朝の電車はいつもより混んでいて、そのためか、後ろから軽くお尻を触れました。でも、あれ以降と同じように、手で払うと一切、手を出してきませんでした。私は、ホッとするとともに、物足りなさを感じてしまっていました。だから、今日は家に帰ってから・・・、またあの眼を思い出すつもりでした。そんなことは、誰にも言わず、表面にも出さず・・・。
いつものように快速に乗り込み、いつものようにドアとドアの間に立ち、右手でつり革を掴みました。その時・・・、私は体が硬直してしまいました。
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俺は女の右隣に立ち、女に顔を向けた。俺に気付いた女は、明らかに狼狽していた。しかし、混雑した車内では逃げることもままならない。
俺は、女と半身が重なるように向かい合った。
女の眼を見つめながら、女の太ももに右手を近づけた。それは一つの賭けだった。激しく拒否をするのか、受け入れるのか。
中指がワンピースの生地に触れ・・・、そして太ももの柔らかさが感じとれた。
(どうする・・・?)
女の眼が、少し潤んできた。
(大丈夫だ)
中指を手の平全体に代え、ゆっくりと太ももを撫で上げた。柔らかい生地が、その下の太ももを包むパンストに擦れる感触が伝わってくる。女は脚に力を入れてくる。しかし、俺はそのまま太ももをなで、そのまま下腹部の丸みに指先で触れた。3本の指でゆっくりと刺激を与え・・・。女の口が少し開き、しかしすぐに下唇を噛み締めると、そのまま俯いた。
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(あの眼の男だ・・・)
男はすぐに、私の脚を撫でてきました。それは、優しく・・・、でも明らかに私を攻めてきました。
(やめて・・・)
脚の付け根辺りを撫でられるときには、もう私の体は熱くなり始めていました。
油断をしていると、声が漏れそう・・・。私は唇を噛み締め、俯くしかありませんでした。その視線の先には、私の下腹部を撫でる男の手。脚をしっかり閉じて・・・、でも体がいうことを聞きませんでした。部屋に戻ってからの行為を待ちわびている体が、あの男の眼と指を求めてしまっていました。
(いやっ・・・)
指が、股間に差し込まれてきました。
(触れてくる・・・)
その時、男の手の力が少し緩まりました。
(!・・・)
その日のスカートは、腰から裾にかけてボタンが付いたタイプでした。そのボタン外されると、スカートを捲くられることなく手の侵入を許してしまう。色合いとそのデザインが気に入って購入した、私のお気に入りのスカートの一つでしたが、そのデザイン故の危うさが露呈してしまいました。そして今、そのボタンの存在を、男に気付かれてしまい・・・。
右手をつり革から離し、男の手を掴むと、男の顔を見上げて許しを請いました。
(だめ・・・)
男の指が、ボタンを軽く弾きました。
そして・・・
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公園で見たときには気付かなかったが、女のスカートは大きめのボタンが付いたデザインだった。
(これは、ついてるな)
今まで何度となく痴漢行為をしてきたが、このタイプのスカート、ワンピースだと、ボタンを外せば裾を捲くりあげる必要がないため、痴漢側にとっては好都合だった。
(まさに、今日は「して下さい」状態だな)
スカートの上から女の体に手を這わせながら、俺はボタンを指で弾いた。
(これを、外してやろうか?)
女は、俺の腕を弱々しく掴み、懇願の眼差しで俺を見てきた。
(抵抗しないんだろ?)
小さく首を振る女を無視して、ボタンを1つ、ゆっくり外した。
スカートの合わせ目を開くと、体温で温められたスカートの中の熱気が感じられた。
そして、その上のボタンをもう1つ外し、俺は手をスカートの中に差し込んだ。指先にパンストに包まれたパンティーのレースが感じ取れた。手の平全体で、太もも、下腹部を撫でまわし、パンストの上からパンティーの縁を掴むと、ゆっくりと食込むように持ち上げた。パンスト越しに、陰毛の感触が伝わってくる。
(ほらほら、食込んじゃうよ)
食込ませた下着をなぞり、クリトリスの辺りを中指で捏ねる。
(こんなに熱くして・・・、おもしろくなりそうだ・・・)
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