今でも思い出す
もう何年も経っているのに それは色あせることなく
思い出すたびに 自分の一番深い部分を刺激し欲情させる
記憶が呼び起こされるきっかけは いつでも、どこにでもある
周囲の誰かの、ほんの些細な動作
目覚める前の夢の中
もちろん、秘密の部屋で男達に囲まれている最中にも
マスクで作られた暗闇の中、自分の体に群がる男達を感じながら、、、疲れきり、大きすぎる快楽が痛みに感じ始めた さらにその後・・・・意志も自我も崩壊した後に感じる快楽の中・・・・私は そのまどろんだような意識の中でカズオに抱かれていたりする
会議室の中、向かいに座る中年のサラリーマンが 腹を突き出すように椅子に浅く腰掛け足を動かしたりすると・・・・
唇に・・・外側の輪郭をなぞるように擦り付けられた感触を思いだす
小便をしたり汚れた後に あの人は私の顔にそうしていた
床に正座する私に 唇で、舌で掃除をさせるよりも前に まず私の皮膚を汚すことから始めた
口を開き 舌を出し 首を伸ばして追いかけてはいけない・・・
唇が届きそうになると 動くな と小さく野太い声で叱られてしまう
私はただ 自分の顔が汚れていくのを感じながら待つ
唇の端からアゴに 鼻の頭から右目の目蓋に 左の首筋を降り鎖骨を経て胸に突き立てられ・・・
熱い
次は仰向けに寝て 足を開かされるのだろうか
汚れたままのチンポを 自分の指で穴を広げて受け入れ その事実を耳元で説かれ貶される
胸の上を這うチンポから出る汁が皮膚の上に残るのを感じる
自分の顔の周りに匂いが漂い始める
目を開けると 目の前の男は・・・・カズオは 椅子に座り見下ろしながら 私の乳首にチンポを突き立てている
口元は右側に引きつりながら下品な笑みを浮かべ 目は私を卑しく卑猥なモノとして見ている
カズオの左足が上がり 私の顔に近づけられる
舐めろと言われ 私はすぐに口を・・・右足の裏に近づけた
逃げるように床に下ろされていく足
犬のように四つん這いになる私の姿勢
ここがハプニングバーの個室で
周りにはギャラリーが・・・つい１時間前まで私を犯した男達が囲んでいて
今も 私を女ではなく 便器、奴隷、マゾ、犬と呼びながら雑談している最中だということを
認識しながら けれど思考できずに私は行動する
親指と人差し指の間に舌を這わせる
薬指も小指も唾液でベトベトにしてから 口の中にふくんだ
聞こえてくる男達の雑談は まるで意識の外側の世界のようで
その屈辱的な内容に心は反応しながらも どこか現実でないような・・・
便器・・・淫乱・・・マゾ・・・・また誰かやるか？・・・笑い声・・・・強いね・・・・便器が淫乱だから・・・・近づいてくる絨毯に擦れる足の音・・・・腰を掴む誰かの手・・・・
私はカズオの左足の親指に吸い付きながら首を前後させた
腰を振ってねだってると笑われた
１時間・・・
せっかく感覚が麻痺するまで犯されたのに
与えられた時間で復活した感覚が 男の粘膜が私の粘膜を擦る感触を伝えてくる
私の膣を掻き回す男が誰か・・・・そんな事、疑問にも思わなかった
ただ またあの感覚が与えられることを考えていた
体が疲れ切っても許されることなく 何人も何回も何時間も犯され続け
快楽が大きくなりすぎて痛みと認識され始め それすら薄れてきた後に感じる あの膣というよりも子宮で感じるような・・・体というよりも後頭部の芯で感じるような快楽が また与えてもらえる・・・
犬のように吼えていたと思う
目の前に出されたモノに吸い付き舌を這わせながら それが何か意識できていなかったと思う
尻の穴を必死に舐めてると笑いながら貶されて ようやく あぁ今私は誰かのお尻を と認識し・・・何か考えたわけではなく無意識に舌の先に力をいれ 尖らせ がんばって押し込もうと 自分から抱きつくように 顔を押し付けるように自分から・・・・
一度、そうなってしまうと・・・・
男が変わっても 押し込まれているものがバイブになっても 肩を掴む手も 腰を叩かれた痛みも・・・全て同じ快楽に感じた
乱暴な男も 短くても太くても めちゃくちゃな大きすぎる快楽をくれる絶対的な強者に感じた
無精ヒゲのハゲた男が にやけた口からタバコで黄色く変色した歯を見せながら 孕ませてやる 妊娠しろ 子宮の口から流し込む と言いながら私の膣の中にピストンしている姿を見上げたりしてしまったら 心臓が締め付けられそうなほど屈辱的で泣きそうなほど情けなくて お願いします妊娠したいと答えながら抱きつきキスしてしまっていた
２度目に浴室に連れて行かれながら・・・
動かない足を引きずりながら 両腕を掴み引っ張る男は 私の後ろを着いてくる２人の男に向かって 便器で小便がしたいと声をかけ ２人の男は笑いながら じゃぁ俺もと答えていた
顔や胸の精液は乾いて 少し皮膚を引っ張られるような感触で・・・
膣からはまだまだ乾かない精液が太ももに垂れ続けていた
浴槽の中に入れられ 座れと言われた
足を開けと言われ そうしながら 私は何の意識もなかった
ただ 浴槽はプラスチックの冷たさがあって
だから 顔に浴びせられる液体の温もりが気持ちよかった
頭の上に響く男達の笑い声が 自分に向けられている事を嬉しくさえ感じた
口を開けろといわれ 私には何の抵抗もなかった
３本の筋は私の体を這い回った
下品に笑っている男にマンコを開けと言われて 私はＭ字で開脚したまま指で広げた
粘膜に２人同時に小便を当てられた
思い出すたびに自己嫌悪に死にたくなる
そういえば 昔、後悔の念にとらわれていた時期に もっとも私を苦しめていた記憶がこれだった
今ではもう関係ないが 当時の私としては自分の中で自問自答し 自己弁護し 言い訳し続けても最後まで 心にけりがつけられなかった
心の中で言い訳している最中・・・・その時期、私はいつも 私の中に別の誰かを作り 問いかけ続けていた
シャワーを当てた事はある？
もちろん自転車に乗るのと一緒
意識しなければ そういう角度にもならないし 角度になったとしても何も感じない
意識しながら当てた事はある？
たとえば乳首は ついさっきまで抓られ引っ張られ押しつぶされ続けて硬くなったままで
膣は何時間も擦られ続け クリトリスも剥けて肥大したまま 少し腫れているような敏感な状態で
そこに・・・・たとえば 冷たくない 温度を持った水の筋があったら
その温かい水の筋は 私の意志とは別に動き続ける
自分で持っているシャワーとは違う
バイブのような規則正しい動きとも違う
その温かい水の筋が３つ 体の上を這い続ける
１つが右の乳首を狙い 当たったり外れたり・・・
左のほほを打つ筋は 首筋に移動し 体に当たった滴は皮膚の上を流れ落ちる
私が両手の指で広げている粘膜に・・・勃起したクリトリスを狙い続けている１つに 別の１つが合流したり
他の誰がされても快楽を感じるはず
そして 頭の中の一番奥から心臓の少し上にある『何か』が 押しつぶされそうになる感覚に陥るはず
何時間も受けた陵辱の中で その感覚を受け入れさらに心酔してしまうのは仕方ない
安全なら 同じ事をしたがる女は大勢いるはず
平和な日常が壊れないなら 体験したいと思っている人は他にもいるはず
絶対的な 理不尽で不公平で屈辱的で快楽にまみれた時間の中で 理性を壊されるくらいいろいろな感触と感覚に満たされ続けたいと
名も知らぬ下品な男から モノとして扱われ汚されたいと思っているはず
別世界？なんてとんでもない
すぐそこにある ごくごく身近なものよ
近すぎるから怖くて手を出せないだけ
なんなら 今、この瞬間から１時間以内に １０人の男に囲ませてみようか？
○市○町の○交差点で待ちますって掲示板に書き込んで 首から下の画像を載せて 途切れないように１０分ごとに追加の書き込みをし続ければ良いだけ
便器になりたい乱暴に犯してって１０分おきに６回書き込むころには 周りは男だらけよ
けど急ぎすぎたら方法が乱暴でリスクが高くなりすぎるし
リスクが高すぎたら怖くてできないだけ
毎日 家事が忙しいと言い訳してる主婦だって 前日から作りおいたオカズを確認して 炊飯ジャーの予約ボタンを押せば
仕事してるからって言い訳してるＯＬだって勤めている会社に１週間前から半休を願い出てれば・・・
ほんの少しの嘘をつくだけで 電車の切符をたった１０００円買うだけで １時間後には隣の県
朝、旦那を見送ってから 夕方、旦那が帰る前にオカズをレンジに入れるまで いったい何時間の猶予があるの？
昼で会社を出てから 次の日の出勤まで いったい何時間の猶予があるの？
私がしたことは悪いけど最悪じゃない
大丈夫 誰でも興味があるし 誰でもしてしまう可能性があること
悪いけれど最悪じゃない
誰にも知られない
大丈夫
いくら考えても 何回問いかけても答えの出ない自問自答を繰り返した日々
けれど 思い出した記憶は いつも別の記憶を引きつれ思い出させる
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