MAD:
NMAD:
TRIP:
続き②
あんまり覚えてないけど、洋画のラブストーリー系だった。
先輩がノートPCにセットすると、立ち上がって照明の紐を引っ張って豆球にした。
私はびっくりしながらも“え、目悪くなっちゃいますよ~(笑)明るい方がいいです。”と言ったけど、“この方が楽しいって!”と流された。
そのままベッドにすがりながら、初めて見るDVDをぼーっと見ていた。
すると、画面が濡れ場になって何となく気まずかったので、目を伏せながら、パソコンの横にあったおつまみのさきいかに手を伸ばした。
その時、伸ばした手を先輩が掴んでいきなり自分の方へ引っ張ったので、私は勢いよく先輩の腕の中に倒れ込んだ。
お酒で思考回路がまわらず、状況を飲み込むのに時間がかかったけど、すぐに“ごめんなさい”と言いながら顔を上げた。
すると先輩は、顎を掴んで固定して、そのまま私にキスをした。
“…やっ”と胸板を叩いたけどびくともせず、先輩は片手だけで私の両腕を固定して続けた。
そのまま先輩は舌を絡めてきたり、私の舌に吸い付いてきたり、唾液を押し込んできたりした。
私は泣きながらも、力が入らずされるがままだった。
しばらくして唇が解放されると、先輩は“ごめん。我慢できなくなった。あゆみちゃんが好きなんだ。俺と付き合わん?”と告白してきた。
私は、涙を拭きながら“い、いえ大丈夫です。…けど、付き合うとかそーゆーのは無理です。ごめ…”
話している途中で、また唇を塞がれた。
今度は床に倒されて、頭の上で両手を固定されながら。
先輩は舌を絡めながら、時折“なんで?”とか“お願いだから。”と口元で囁いてくる。
それから泣きじゃくりながら、唇が離れた瞬間に“ほんと無理です!”と声を張って言ったら、先輩は動きを止めて、しばらく私を見下ろした。
そして、先輩は開き直ったように目の色を変えて、また舌を絡めてきた。
つづく。
※元投稿はこちら >>