妄想4話……
男は仕留めた女を陰湿に追い詰めなから恐怖心を植え付けるかのように総てを引き剥がした。
「この瞬間が堪らねえ…脅えた表情の中に恥ずかしさと悔しさと諦めが入り交じった最高のツラ…」
そして…
「お前みたいな美人な女は尚更良いツラしてくれるぜ…悔しかったら泣いても良いんだぜ…その方が俺にしたら最高なんだがな…」
全裸に剥いだ女を前に淡々と語る自己欲の言葉。
女は脅えながらも男の言葉に耳を傾け次ぎ成る悪夢な時を哀しむのであった。
「良い身体だ…狙った訳でもねえが…一目見た時は背筋がゾクっとしたぜ…」
女は男の言葉に過去に一度は顔を会わした男だと悟った。
しかし誰なのか?迄は女には見当も付かなかった。
ただ一度…
ただ一度だけ…
しかも…ほんの数分…
出くわした男だと言う事など皆無だった。
あの日に寝過ごしさえしなければ今日と言う日は訪れなかったかも知れない…
いや…早かれ遅かれ同じマンション内で従事する男に目を付けられ犯される運命だったのかも知れない…
女は不幸にして男に狙われてしまった事を嘆く事すらも今は出来なかった…
何故なら…今…己の前の男が誰なのかも解らない状況下では当然の事であった…。
女は男の素性を探る事も去る事ながら今の現状が総て夢であって欲しいと願う。
そして陰湿に全裸にした女を正面に男は顕になった下半身に目を向ける。
震える足元を嘲笑うかのように顕になった薄く生えた陰毛を指で掴んだ。
「んぐぅ…………!!」
女は引っ張り掴まれる陰毛に腰が引ける。
「動くなよ…」
そして男は指先で引っ張り掴んだ陰毛に刃物を充てる。
刃物に引き切られる掴まれた陰毛…
男の指先に切り採られた陰毛が黒々と掴まれる。
そして女の目の前に切り採った陰毛を誇らしげに見せる男。
震えた脅えた瞳で切り採られた陰毛に目をやる女。
「いつでも…こんな風に切り裂いてやるぜ…嫌なら俺の言う通りにする事だな…」
そして切り採った指先に掴んだ陰毛を女の目の前で離す…
哀しく木の葉の如く舞落ちる陰毛…
女は激しく首を縦に何度も振り男の助言を承諾するのであった。
勝ち誇ったかのような男の優越に浸る表情が目出帽に隠されながらも不気味に輝る眼光が物語っていた。
「下手に暴れるより大人しく従った方が身の為だって事を理解出来ただけでも…お利口だな…」
そう言うと男は刃物の側刃で女の頬を軽く叩く。
冷たき刃物の刃側が女を恐怖に堕としめ 身の為に服従を堅く心に誓う女であった。
「よし…解ったなら俺の足元に膝間つきな…」
女は堅く誓った不情理な服従の元で静かに膝を落とし男の足元に膝間ついた。
震えながら足元に膝間ついた女を前にし男は刃物をチラつかせながら己のズボンのベルトを緩めファスナーを開きズボンを脱ぎ捨てる。
女は目の前で行われている男の動作に遂に時が訪れようとしている事に嘆く。
見たくも無い汚らわしい夫以外の下半身…
悪臭が漂って来そうな蒸れ汚れたパンツから視線を反らす女。
汚れたパンツ越しに男の勃起したぺ○スのシルエットが膨らむ股間…
既に己を欲してる事の象徴が女を威圧する。
そして男は股間の前で目を背ける女の表情を真上から見下ろしながら汚きパンツを脱ぎ捨てる。
黒輝りするドス黒い汚き勃起したぺ○スが天を突き破る勢いの如くに姿を曝す。
太く黒ずんだ汚き肉棒…
目を背く女を威嚇するかのように女の鼻先に突き向く。
「もう…こんなにビンビンだ…」
男の卑猥な言葉に目を背ける女は更に頭を反らし汚き肉棒の威嚇から遠避ける。
「おい…なに逃げてんだ? お前の厭らしい身体のせいで こんなになっちまったんだぜ…」
男は顔を背ける女に真上から見下ろしながら卑劣に言う。
そして背ける女の顔元に刃物を突き付けドスの効いた声で続け様に言う。
「おら…顔をこっちに向けろ…チ○ポを見な…」
脅しと共に強要される汚きぺ○スを仰視させる脅迫。
女はチラつかされる刃物の驚異から嫌々ながらも静かに顔を向ける。
目の前に突き刺さる肉棒の威圧感に女は目線だけを汚き肉棒から背けるのであった。
しかし男にしては許されざる女の微かな抵抗…
「目を背けるんじゃねえ…」
男は目線を反らす女の頬に刃先を向ける。
頬に刃先が微妙に触れる微かな刺痛が女に総てを諦めさせた。
女は背けた視線を汚き肉棒に恐る恐る向ける…
数十センチ先に突き刺すように太く勃起した汚き亀頭の先が己に向いているのが視野に入って来る…
勃起した亀頭の頭が縦に割れる尿道筋の縦筋がハッキリと見える忌まわしい光景が薄暗がりの中で女を哀しみに堕とす。
刃物の突き刺さる恐怖に仰視する夫以外のぺ○ス…
背筋に走る忌まわしき悪寒…
好まざる異性の汚き生殖器を間近に見なければならない屈辱と哀しみ…
しかも汚きぺ○スの先から滲み出る透明の糸を引く淫ら先走る汚汁の竿先…
男女のイロハを知る女ではあるが間近に見る好まれ無い汚き夫以外の肉棒の醜き姿に嫌悪が襲う。
恐怖と屈辱に堕とされた女…
次ぎなる男からの要求が男女の情事のイロハを知る女の脳裏に浮かぶ。
【口奉仕…フェラチオ…】
女の脳裏には次に要求される事柄が悪寒と共に浮かび上がるのであった。
しかしながら微かに想いとは違う事を願う女…
そして…
「解ってるよな…後は何をするのかぐらいはよ…?」
男は女の心情を知っての事か問い掛ける。
「声出すんじゃねえぞ…少しでも叫んだら…一刺しでお仕舞いだからな…」
続け様に女に語りながら口元を封じてあった粘着テープを引き剥がす男。
女の脳裏に己が描いた次なる要求が現実の物になる瞬間を哀しく悟った。
剥がされた粘着テープ…
そして口の中に押し込まれた布切れを引き出される女。
口から唾液に濡れた布切れが唾液の滴と共に引き出され女の口元は総て解放される。
直ぐでも助けの悲鳴を挙げたい衝動を命と言う掛け替えの無い代物の為に堪える女。
口の中に蓄まった生唾を飲み込み男の脅迫に従う哀しき女。
「よし…お利口だ…」
声を挙げない女に掛けられる屈辱の誉言が女を更に哀しませる。
そして刃物を頬に充てられ続け様に放たれる男の言葉を受け止める女。
「お前も解ってるだろう? 解りませんじゃ通らないぜ…お前さん程の歳の女なら目の前にチ○ポ突き付けられたら…どうすれば良いのか位は解るよな…?」
男は陰湿に女に総ての判断と決断をさせるべく次なる要求を突き付ける。
女には何を男が求めているのかは充分過ぎるほど解っている…
しかし頭の中で渦巻く夫以外の汚らわしい異性に対して行う口奉仕の嫌悪感…
女は苦渋の決断に葛藤するのであった。
「どうした? 早く答えを示せ…」
男は女の判断と決断を督促し女の鼻先の数センチまで汚き肉棒を突きつける。
生臭い異臭を放つ汚き肉棒の匂いが女の嗅覚に汚き淫臭として刻まれる。
静まり返った悪魔な一時が沈黙と言う空気の元で過ぎる。
闇夜の静まり返った街の遠くから微かに聞こえるパトカーのサイレンの音…
事件か事故か…
サイレンは闇音の街を疾走し遠ざかって行く。
女は微かに聞こえるサイレンの音に哀しき声無き助けを叫ぶ…
『た…助けて…私を助けて…お…お願い…』
しかし叶わぬ叫びと言う事が遠ざかるサイレンの音色が物語っていた。
そんな哀しみを打ち砕く男の言葉が浴びせられる。
「死にてえみたいだな…?」
男の冷やかな言葉と共に刃先が女の肩に微かに傷を付けた。
「ひぃっっ!!!!」
微かでも確実に身を斬る痛さが女に死の恐怖を与える。
「お…お…お願い…こ…こ…殺さないで…」
女は肩に感じる刃物の斬り痛に震え声で許しを願う。
横目で刃物を見る脅えた女の視線の先に微かに滲む出血の跡が目に飛び込んで来る。
女の恐怖は一気に高まり身体が震えだした。
「殺されたく無かったら…早く答えを出せ…」
冷淡に冷酷に女を追い詰める男。
その最期通告とも取れる男の言葉に女は震え脅えながら必死に答えた。
「わ…わ…解りました…だ…だ…だから…こ…こ…殺さないで…」
間髪入れずに男は言う…
「解ったなら…早くしろ…」
女は男の言葉に答えるかのように鼻先の数センチ先に突き向く汚きぺ○スに震える口元を近付ける。
そして…
震えた閉じた唇を静かに開け口を開く。
女は意を決意したかのように瞳を閉じ汚きぺ○スを口の中に招き入れた。
遂に生暖かく異臭を放った汚き亀頭を口の中に招き入れた女。
先走った淫汁のヌメリが下唇に絡まるように汚して行く。
口内から伝わる汚き肉棒の感触は女の背筋に悪寒となって突き走る。
「そうだ…良く解ってるじゃねえか…」
女は涙ながらに男のぺ○スを口に招き唾液を絡ませて行く。
震える口元で命との代償として口奉仕をする女。
「しっかり舌も絡ませてやれよ…」
男は女の首元に刃物を突き付けながら最高の奉仕を欲する。
言われるがままに亀頭に舌を絡ませ吸い笑窪を頬に浮かべ口奉仕する哀れなる女。
唾液が汚き肉棒を清めるかのように絡まり女の舌が汚き肉竿の恥垢を拭って行く。
瞳を絞り閉じながら眉間を絞り悪寒を押し殺しながら懸命に口奉仕する震える女。
愛する夫のぺ○スとは顕らかに違う色や匂い…
そして顕らかに違う太さと反り返るエラの違い…
女の口元に感じる絶対的な違和感…
総てが汚き見知らぬ男の汚物…
哀しさと悔しさと屈辱を総て口の中に仕舞い込む愛無き口奉仕…
次第に女の絞り閉じた目頭に涙が滲むのであった。
「しっかり舐めな…」
女の生暖かい舌触りが男を次第に心地好さを与えて来る。
静まり返った密室の中に口奉仕する淫らな唾液に濡れ擦れる音色だけが響き渡る。
ピチャ…ヌプッ…ピチャ…
その濡れ吸う音色に混じり女の鼻から漏れる息遣いの悩ましく哀しき悶息声。
心地好き女の口奉仕に酔い痴れて行く男。
その時…
隣のリビングから聞こえるメール着信を知らせる微かな音色…
バッグから物色され荒らされ置かれた女の携帯電話にメール着信を示す赤い小さなシグナルランプが暗闇に哀しく点灯する。
男にも聞こえる着信音であったが女は着信の音色を耳に確実に受け止めた。
女の口奉仕が一瞬止む…
「どうした?」
女には解っている…
あの着信音が誰からの物かを…
指定着信音選択設定の音色…
その音色の着信相手…
【愛する夫】
女は心で哀しく囁く…
『あ…あなた…た…助けて…』
遠く離れし愛する夫からのメールに叶わぬ願いを託す哀しき妻…典子…
そして堪えていた涙が目頭を伝い零れ堕ちる。
哀しみと絶望の中で叶わぬ願いを奏でながら女は再び口奉仕を哀しくも再開するのであった。
愛する夫からのメールを想い汚き男に陰湿に汚されて行く人妻 典子…
まだ始まったばかりの悪夢の宴であった。
続く。
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