妄想5話……
叶う事ならば最愛の夫からのメール受信を今直ぐにでも開き、助けの返信を即座にもしたいと願う女。
しかし絶対的に叶わぬ願いに涙を流し口奉仕を続行する哀しき現実。
そんな哀しき葛藤が少なからず口奉仕を疎かにする。
「おい…手ぬくんじゃねぇ…」
女の哀しき葛藤の末に疎かになる口奉仕を男は見逃さなかった。
女の心情など男に取っては要らぬ事…
男が欲するのは恐怖に脅え屈した女の苦渋の完璧なる奉仕のみ…
そんな男の欲が言葉となり女に叩きつけられる。
男の言葉が総てを見透かされていると感じる女は最愛の夫に別れを告げるかのように再び淫らな濡れ音を奏でながら口奉仕をするのであった。
再び薄暗がりの静まり返る密室に響き渡る濡嫡音…
唾液が女の口元を濡らし憎き肉棒を頬張り吸う女。
総てを諦め命との引き替えに己の身体を男に汚される事を哀しく選択する女。
そして女は心で懺悔する…
『あ…あなた…ゆ…許して…』
命との代償と脅迫されたとは言え男が満足する口奉仕をする事に。
「おぉ…上手いじゃねぇか…そうだ…その調子で…俺を逝かせろ…」
苦渋の決断の女の口舌遣いが男に誉言を漏らさせる。
闇夜の密室で行われる卑劣で卑猥な性犯罪…
脅迫に脅え必死に奉仕する女の姿が哀しく映る。
ヌプ…ヌプ…と淫らな音をたてながら哀しき口奉仕が続く。
そして…
「いいぞ…もう少しだ…舌を絡ませて吸え…」
逝き時が間近に迫っている事を促す男の言葉…
女は漸く訪れようとしている終わりに懸命に舌を絡ませ最期の時を待つ。
男は刃物を女に向けながら空いた片方の手を女の後頭部に添える。
「いいぞ…いいぞ…」
男は逝き時を測るように女に快楽を促す。
しかし女には戸惑いが隠しきれなかった…
後頭部に充てがわれている男の手…
己の頭部を押さえ付けるような圧迫感…
そして男が匂わす逝き時の言葉…
女の脳裏に過る男が行おうとしている予感行動…
【口内射精…】
女は口の中に果てられそうな予感に無意識に頭を軽く左右に振り拒否を示す。
しかし女の微かな願いなどは性犯罪の場に置いては無きに等しい物…
「い…逝くぞ…」
男の射精宣告と同時に喉の奥に生暖かく生臭い汚き精液が飛び流れて来る。
「うぐふっ!!!!!!」
押さえ付けられた後頭部に口からぺ○スを放すことも出来ずに生臭い汚れた精液を口の中で受け止める女。
止めども無く射精される汚れた精液…
堪りに蓄まった男の欲望の象徴が大量の精液となり亀頭の尿管から噴出される。
喉に遣える生臭く生暖かい精液に蒸せ返る女。
頬張るぺ○スを離す事も許されず最後の一滴までも口の中に吐き出される欲の汚液。
そして…
「全部…飲み込め…」
後頭部を押さえ付けながら女に呑飲を強要する男。
「んぐぅ………………」
鼻を突き抜ける生臭さが口の中に広がり悶絶する女。
そんな汚れた忌まわしい体液を胃袋に収める事を強要された女は必死に悶絶声をあげ抵抗する。
「飲まねえと死ぬぜ…それでも良いのか…」
またしても死を促す男の卑劣な言葉。
女は行き場を失った口の中の汚れた精液を喉に詰まらせる。
そして…
女は観念したかのように喉を開き忌まわしい精液を胃袋に導くのであった。
喉を通り抜ける生臭い精液の感触に身震いさせながら哀しき呑飲をする女。
鼻から抜けて来る生臭い精液の淫臭に女は遂に耐えかねて咳き込み嘔吐混じりの咳をし蒸せ返る。
「ぐぅぇ!!ごっ!ごほぉっ!!」
苦しさに頬張ったぺ○スを押さえ付けられた手の一瞬の緩みに解き放ち蒸せ返り咳込む女。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
蒸せ返り荒い息遣いで口元に蓄まった唾液と残精液混じりの唾液を吐き出す女。
そんな女に男は同情する事も無く手荒く髪を掴み見下ろす己の方向に女の顔を強引に向けさせる。
「いっ……や…ぁ…」
唾液に汚れた口元の女の顔を真上から冷淡で満足気な眼光を浴びせる。
涙ぐみながらも女の瞳は一方的な男の卑劣な行動に怒的な目付きで男の眼光と向き合わせる。
「堪らねえ良い顔してるぜ…また背筋がゾクゾクするぜ…」
そう言い放つ男は仁王立ちから女の目線近くまで腰を落としマジマジと女の顔を覗き眺める。
「い…いゃ…」
女は鋭く突き刺さる陰湿で厭らしい男の目線から目を背けた。
「俺好みの良い顔だ…身体つきも…この乳房も…この細い脚も…完璧に俺好みだ…」
改めて女の品定めを下半身を丸出しに刃物をチラつかせ視姦する男。
女は陰湿な男の言葉に手で隠せるだけ身体を覆い隠した。
「おい…俺は…今お前の身体を見てんだよ…手を除けろ…」
髪を引っ張り掴み女に卑劣に指示する男。
嫌々ながらも女は手を身体から解き放った。
「よし…もう一度…品評会だ…立て…」
そう言うと強引に女の髪を掴み 引っ張るように女を無理矢理に立たせる男。
「い…い…痛い…」
髪を掴まれ強引に立たされる女。
「よし…両手を頭の上に乗せろ…」
再び衣服を剥ぎ取った時と同じように女に指示をする男。
女は恐る恐る男の指示に従った。
「よし…動くんじゃねえぞ…」
男は冷酷にも引くい声で女を脅す。
そして男も上半身の衣服を脱ぎ捨て女と同様に何も纏わない全裸姿になった。
両手を頭上に男が全裸姿になって行くのを瞳をしかめながら見る女。
そして全裸姿の男と女が薄暗闇の密室で向き合う。
男は覆面をし片手に刃物を…
そして女は両手を頭上に…
紛れもなく密室で行われる卑劣な性犯罪の絵図であった。
「よし…今から…ちょっとした質問タイムだ…」
刃物を突き付け女に語る男。
「俺とお前は…これから男女の仲になるんだ…少しはお前の事を知っておかないとな…」
そして…
「俺の質問に総て答えろ…答えなければ…その度に…これで一筋づつお前の身体に傷がつく…解ったな…?」
男は刃物を女の顔の前に突き付け脅迫する。
女は恐怖に震えながら声を出す事も出来ず顔を縱に振り意志を伝えた。
「簡単な質問だ…」
女は男の言葉に脚を震わせながら質問を待つ。
「もう知ってはいるが…名前から聞くとするか…」
そして…
「名前は…?」
ドスの効いた声で女に問う。
「も…も…森…の…典子…」
震えた小声で答える女。
「歳は幾つだ…?」
「さ…さ…37…」
女は男の既に知っている質問事項に関わらず震える小声で返答する。
「ガキは…?」
女は子供の有無の問いに顔を左右に振り答えた。
「此処までは最初に聞いて解ってるがな…」
そして続け様に…
「だかよ次からが本当の男女の仲になる為の重要な質問だ…」
女は男の不気味な言葉に息を呑んだ。
「俺のココを見ろ…」
男は己の股間に指を示し口奉仕で逝き果てたのにも関わらず既に勃起状態の汚きぺ○スを指で示した。
女は流石に男の卑猥な問いには直ぐに行動を示さなかった。
「見ろと言ったのが聞こえなかったか?」
男は刃物を更に女の首に近付け強要する。
女は刃物の威嚇から逃れる為に男の股間に脅えながら目を向ける。
もう既に勃起状態の汚きぺ○スが女の視野に映る。
「どうだ…? 旦那のより大きいか?小さいか?」
男は女に対し卑劣極まりない問いを投げ掛ける。
しかしながら女には見るからに遥かに夫の物より大きい事は口奉仕の時点で解っていた。
誰が見ようと太くドス黒い汚き肉棒…
男もそれなりの自信がある太い竿であった。
「早く答えろ…どっちだ…?」
男の更なる問い掛けにも やはり卑劣で卑猥すぎる露骨な問いに女は黙り込む。
「そうか…そしたら答え易いように聞いてやる…」
そして男は質問の言い回しを変える。
「旦那のより大きいか?」
男は選択肢を一つに絞り女に再び問う。
沈黙の時が向かい合う男と女の空間を包む。
そして女が沈黙を破る…
「は…はい…」
苦渋の返答を小さい声で囁き答え卑猥な汚きぺ○スから目線を避ける女。
斜に目線を向け恥答を終えた女は涙ぐむ。
「そうか…大きいか…光栄だな…」
男は卑劣にも女に回答させ薄ら笑みを浮かべる。
「よし…次だ…最後の生理は何時終わった…?」
女は男からの思いもよらぬ問いに驚き背けていた視線を男に向けた。
「なぜ? そんな事を聞くの?」
女は驚きと戸惑いと恐怖が入り交じった表情で男に言った。
「あんたみたいな美人な女が…どう答えるか知りたいだけだ…」
そして…
「こんな時でしか聞けないだろ…あんたみたいな美人に俺がよ…」
そう言い終わると刃先を女の喉仏に触れる寸前にまで突き付けた。
「ひぃっ………!!」
女は鈍く輝く鋭い刃先に引き悲鳴を挙げる。
「さぁ…答えてくれ…美人の典子さんよ…」
刃物の威嚇と男のドスの効いた声に女は脅えた混乱した頭の中で生理の過去を必死に導き出す。
そして命との代償に卑劣で卑猥な予期せぬ男の問いに答えを出す女。
「に…に…2週間ぐらい前…」
震えながら喉仏に突き付けられた刃物に目線を向けながら答える女。
「そうか…」
男は女の返答に短く答え不気味に笑みを浮かべ刃先を女から遠退ける。
喉仏から遠ざかる刃先に女は安堵の表情を浮かべ生唾を呑む。
しかし男の質問に何の意味があるのか?
今の恐怖する女には理解出来なかった。
だが女の脳裏には確かに引っ掛かる男の短き言葉と不気味な笑み…
次第に女の頭に過って沸き上がって来る不安な事柄…
女は頭の中で質問の意味が何を求めているのかが浮かび上がった…
『ま…まさか…!!』
女は頭の中で叫ぶ…
そして…
「あ…あ…あなた…も…もしかして…わ…私を…」
女は男に恐怖を押し殺し質問の意図を問う。
「ん…? もしかして? だと… 何だ? そんな事を思ったのか? だったら…その通りにしてやるよ…」
男には総て女の思った事が図星であった。
何故なら男の問いには完全なる意図が存在するからであった。
女には男の考えている事が明確に解った…
質問の中に刻まれる卑劣な行為の宣告が…
「や…やめて!!!」
女は初めて声を張り挙げた。
「うるせえ!!殺すぞ!!」
男は声を張り上げた女に対し罵倒と共に刃物を振りかざした。
「きゃぁ!!!!」
女は悲鳴を挙げしゃがみ込み身を庇った。
男は女に真上から刃物を突き付け更に脅し挙げる。
「本当に殺すぞ…」
そして身を竦める女の背中に刃先を突き付け浅く傷を付ける。
「ひぃっ…!!や…いゃ…殺さないで…お願い…」
女は背中に突き触れる刃物の恐怖に震え上がり命乞いをする。
「俺は務所に戻る事なんて屁とも思ってないんだよ…あんた殺して犯せれば務所なんて屁でもねぇ…」
男は女の背中に刃先を突き付け威嚇する。
女は震えながら男の言葉を耳にし前科者の輩と言う事を知らしめられる。
そしてガタガタと震えが止まらない女に男は背後から耳元で囁く。
「そんなに脅える事はねぇ…これから旦那を忘れさせてやるよ…」
女は耳元で卑劣に囁かれる言葉に顔を左右に振り脅えながら身を更に竦めた。
そして男は女の腕を掴み強引に立たせ壁に押し立たせる。
刃物を片手に壁に押し立たせた女の顔に己の顔を近付け言う。
「そろそろ…始めようか…? なぁ典子さんよ…」
女の引きつる恐怖の顔に薄ら笑みを浮かべ舌舐めをする男。
言葉に成らぬ恐怖が女を襲う…
続く。
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