妄想3話……
数日振りに監禁部屋から出された女。
しかし不気味な言葉に喜びに暮れる事は無かった。
精神も閉じ込められ極限状態で限界の女。
黒人の男に手を引かれ連れていかれた場所…
そこはシャワー室であった。
そこには女が2人待ち構えていた。
そして汚れた身体を洗われる女。
震えながらボディーソープで丹念に洗浄を受ける女に対し優しく笑顔を見せながら身体を洗って行く女に言い知れない不安が走る。
抵抗する事も出来ない背後からの冷たき銃の監視…
後頭部に突き付けられた銃口が女を恐怖に突き落とす。
そして…
別室に連れていかれ少しの化粧をされ再び黒人の手により別室に連れて行かれる女。
その部屋には数人の女達が同じように口枷をされ後ろ手に手錠をされ椅子に座らされていた。
そして女も同じように指示されるがままに座る。
銃を構えた男2人が女達を見張る中で女は辺りを見回した。
座っている泣き崩れる女の姿…
一点を見つめ放心状態の女の姿…
しかし それよりも女は椅子に座った女達の素性に驚愕する。
どの女も一度や二度 見た事のある海外の有名人…
ハリウッドのトップ女優までもが涙ながらに全裸で拘束されている。
女は己が置かれた現状が把握仕切れなかった。
何故…ここに…こうして束縛されているのか?
震えながらも錯乱する頭を整理し時を待つ女であった。
そして扉の向こう側では抵抗し藻掻き喘ぐ女の声がした。
すると明らかに暴力でねじ伏せられている事が解る物音と罵声…
そして扉が開いた時は意識の無い女が引き摺られ入って来た。
その女も有名人を父に持つセレブの一員の娘…
しかしセレブであろうが此処では扱いは同じであった。
意識無きまま椅子に縛られ拘束される女…
身体には痛々しい打痕が刻まれていた。
そして…
女を部屋から一人づつ次々に黒人の2人が連れて行く。
泣きながら嫌がりながら抵抗するも引き摺られ連れて行かれる女達…
一人…また一人と居なくなる恐怖。
何処に連れて行かれるかも解らぬ恐怖が何時しか女の目を涙一杯にしていた。
迫り来る己の順番…
次は我が身かと扉が開く度に恐怖が走る。
そして遂に恐れていた時が訪れる。
扉が開き大柄の黒人2人が入って来る…
心臓の鼓動が高鳴り神に祈りを捧げる女達…
そして近付いて来る黒人は女の前で立ち止まった。
銃を突き付け両脇を捕まれ部屋から出される女。
己の順番が訪れ部屋を出た女は涙が止まらなく啜り泣く。
そして行き着いた場所はステージの袖であった。
見慣れた舞台だが女に取っては御粗末な舞台…
舞台袖から先に連れ出された女が黒人に抱えられ客人に披露されている光景が目に入る。
そしてボードを掲げる怪しげな男達の姿…
そして女は怪しげな男に連れ去られステージを後にする。
女は悟った…
怪しげな男達は自分達を買っている…
何の目的かは言わずとも女には状況が判断させた。
そして呼ばれる己の番号と共に引き摺られるようにステージに挙げられた女。
哀しくも厭らしい目付きが突き刺さる中で行われる卑劣な売買…
そして最高額と言う落札金額により競り落とされる歌姫。
黒人と共に慣れ親しんだステージを去って行く哀れな女は泣き崩れながら会場を後にするのであった。
競り落とした日系人の男は満足そうに後を追うように会場を出る。
そして手続きを済ませる為に小切手を切る男。
その引き替えに別荘の鍵を受け取り最後に誓約書にサインをした。
これで女は2日間は男の物…
期間内で有れば何をしても構わない…
殺人すら時と場合によっては行われる闇のパーティー。
そして先に別荘にと迎う男…
ガードの黒人が銃を構え客人の男を護衛する。
別荘に辿り着いた男はシャワーを浴びガウンを羽織り備え付けの高級ワインを呑みながら女が運ばれて来るのを静かに待つ。
警護の黒人男はドアの外で睨みをきかしながら辺りを気遣う。
そして…
2人の男に引き摺られるように別荘に連れて来られる女。
しかし全裸だが先程までより綺麗に化粧もされ香水の香り漂う女になっていた。
落札が終わり引き渡す為に身仕度をされた女…
女が身体に見に付けている物…
それは口枷と後ろ手にされた手錠…
そして高級な香りの香水と美顔を整える化粧…。
そして扉の前で警護の男に引き渡される女。
扉を開け中に押し込むように入れられる女。
世話人と言う男が客人に報告に行く。
「商品が届きましたが…如何なように…」
すると男は迷わず言った。
「特設のプレイルームに何時もの姿で頼む…」
常連ならではの男の言葉で世話人の男は軽く会釈をし女をプレイルームに連れて行くのであった。
銃を構えられながら男たちに部屋に連れ入れられる女…
準備が整う間…
男は女の素性を更に詳しく書いた落札者のみが見る事が出来る資料に目を通す。
そこには今迄の女の功績から生い立ちまでもが完全に調査され綴られている。
拉致状況は当然の事 拉致するに辺り調べ挙げた数々の女の素性までもが書かれている。
そして最後には拉致され島に連れて来られ身体の隅々まで検査された調査書類。
月経周期から性器や肛門の状況に至るまで細かく書かれていた。
「日本に居た時から…かなりのトップを走ってたな…この女…」
そして…
「そのブライド…ズタズタに引き裂いてあげよう…」
ここに集まる要人達は総てでは無いが歪んだ性癖の持ち主が多かった。
立場上の事なのかは不明だが荒れた性欲を秘めた要人が少なくは無かった。
この男も その一人であった。
そして世話人の男が男の元にとやって来る。
「準備が整いました…後はご自由にお楽しみ下さい…」
そう言うと世話人の男は男に銃を手渡した。
「もしも…商品がお気に召さない事をするようで有れば…これをお使い下さい…命を粗末にする愚か者は居ませんから…」
そう言うと部屋を後にする世話人。
部屋の外は厳重に警備され2日間は誰も近付く事すら出来ぬ厳戒態勢が張り巡らされる。
そして…
「さて…拝んでやるとするか…プライド高い女の姿を…」
男は手渡された銃を片手に女が待つプレイルームにと足を向ける。
扉の前で立ち止まる男…
そしてドアノブに手を掛けドアを開ける…
窓一つ無い暗い部屋…
慣れた男は照明のスイッチを手探りで入れる…
間接照明の不気味な薄灯りが部屋に少しの輝りを与える。
その薄灯りの先に…
大金を惜しむ事も無く注ぎ込み競り落とした女の姿が…
強烈過ぎる程の体位で柱に縛り上げられている女の姿…
股間に食い込む強烈な和の緊縛縄…
軋む縄音と呻く女の悶絶の苦悶の声が部屋に響く。
女は男を恨めしい表情で見る。
口枷から滴る唾液…
汗ばむ裸体…
そして強烈に食い込む緊縛の縄の洗礼。
「待たせたな…」
不気味にガウンを脱ぎ捨てる男…
いきり勃つ男のペ○ス…
買われた哀しき女の地獄奉仕の開演である。
続く。
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