妄想7話……
女をプレイルームに残し部屋を出る男。
シャワーを浴びワイングラス片手にリビングのソファーに腰を落とす。
客人がプレイを一先ず終えた気配を感じ取り別室の控室で従事する世話人の男が姿を現わす。
「如何でしたか?お気に召されましたでしょうか?」」
「あぁ…ボディーパーツは流石に他の女よりかは劣るがな…」
「さぁ…それは…私には…何とも…」
「しかし…もう少し気丈かと思ったが…自棄に早く堕ちたな…」
「それは…どう申うせば私には解りかねます…」
女の品定め的な会話が卑劣にも行われる。
「もし…宜しければ…当方の拷師を手配致しましょうか? 苦しむ女の姿でお酒でも…如何でしょう…?」
世話人の男は客人の言葉尻と物足りなさそうな顔付きを察し客人の性癖を駆り立てるように言った。
「う…ん…それも悪く無いな…あの女の…極限にまで責められた卑屈の姿をディナーに酒か…」
「如何なさいます…?」
「よし…では…取っておきの大柄の男で頼むとするか…」
「かしこまりました…」
「あ…チップは惜しまないから強烈な責めを頼むよ…」
何とも卑劣な会話と惜しまない財を振りかざし欲の限りを尽くそうとする男。
そして世話人の男は軽く会釈をし準備の為に席を離れるのであった。
ワイングラスを傾けながら薄ら笑みを浮かべる男。
そして女の素性の書かれたファイルに再び目を通す。
すると男は携帯電話を取出し電話をする。
「あぁ…私だ…」
そして…
「明日中までに○○○ッ○スと言う会社を買収してくれ…金は幾ら使っても構わん…」
電話口の向こうでは…
「え…? そんな会社どうするんですか? 今 世間では大物アーティスト失踪事件で騒がれている会社ですよ…」
「構わん…総て買収するんだ…関連会社も総てだ…手段は何を使っても良い…とにかく明日中までに買収しろ…いいな…?」
「は…はい……」
「解っているとは思うが…念の為に言っておく…くれぐれも私の名が表に出ないように処理するんだぞ…」
そう最後に言うと電話を切りワインを飲み干す男。
不可思議な行動をする男…
何を企み何を欲しているのか…?
それは男のみぞ知るのであった。
そうしている内に世話人の男が戻って来る。
「拷師の男を連れてまいりました…」
そして待たせて居る拷師の男を部屋に招き入れる。
身長2メートルは裕に有ろうかとする大柄で体格の大きい筋肉映える黒人の男。
「お客様に…ご挨拶を…」
世話人の男は拷師に挨拶をさせる。
「いやぁ…凄い男だな…」
「お気に召しましたでしょうか…? 拷師の中でも飛び切りの大男でございます…」
そして男は拷師なる男をソファーに招く。
ワインを振る舞い拷師に女の写真を見せる。
「この女が…あの部屋の中に居る…」
そして男は部屋を指で示した。
拷師の男は写真の女を見るや否や…
「チャイニーズ?ジャパニーズ?」
男は空かさず答えた。
「ジャパニーズ!」
その返答を聞いた拷師は喜び勇んだ。
男は何故に拷師が喜ぶのか問う。
すると返って来た返事が…
拷師を長年に渡り この島で従事して来たが 初めてのアジアの女 それも日本の女を手に掛けれる事が光栄かつ興奮する事だと語った。
拷師の仲間内の間でも一度は日本の女を責め堕とす事が夢だそうである。
それ程までに日本の女の評価は拷師の間では一目置かれていたのであった。
そして男は拷師の男に札束を手渡した…
それも帯が巻いてある真新しい札束が3束…
「チップだ…」
拷師の男は目を丸くして驚く。
「ありがたく…頂いておきなさい…」
世話人の男は拷師に言った。
そして…
「後は…私が満足する痛ぶりを魅せてくれたなら…追加で…後…これだけ出そう…」
そう言うと同じ額の札束を拷師の前に惜しみ無く提示した。
もう拷師の男のボルテージは最高に達し 拷師のプライドに賭けても最高かつ強烈な拷責を魅せようと意気込むのであった。
「しかし…何をしても構わんが…ファックだけはダメだぞ…バギィナは私が頂く…そうだ…フェラとアヌスは許そう…バギィナ以外なら何をしても構わない…最高の責めを魅せてくれ…」
拷師の男は親指を上に立て承諾の笑みを浮かばせる。
そして…
「では…参りましょうか…?」
世話人の男の促す言葉と共に女が居るプレイルームに足を向ける男達。
そして静かに扉が開かれ中にと入って行くのであった。
灯りの無い暗い部屋の片隅で身体を丸くし震えながら身を庇うように脅え隠れている女。
扉が開く音に敏感に反応し身体を強ばらせる。
暗闇の中で微かに漏れる灯りの向こうに人影が女には見えた。
しかも女の目に映るシルエットは3人…
女は迫り来る男達の闇の影に恐怖する。
「い…い…いやだ…こ…来ないで…」
震える女に近付いて来る1人の男の影。
そして薄明かりの元で女の前に立ち止まる己を買った男の姿が…
「余りにも貴女が素直で お利口なので 取っておきの褒美を差し上げようと思いましてね…」
そして…
「紹介しましょう…貴女への褒美の男です…」
そして拷師の黒人を手招き女の元に呼び寄せる。
「あ…ぁ…ぁ…ぁ…」
女は言葉も出ない程の大柄で見るからに狂気を放つ黒人に震え上がる。
上半身は裸…そして下半身は革のスバッツ姿…
そして股間は革をも突き破ろうとする位の まだ勃っしていないシンボルの強烈な大きさのシルエット…
そして何よりも女を恐怖させる黒肌の顔に白目だけが白く輝る男の眼…
狂気殺気が漲る血走る眼光が女を恐怖の底に叩き堕とす。
仕事柄 黒人スタッフをも引き連れる事がある女…
親しみ慣れた黒人とは違い全く別世界のスラムあがりの黒人以上の殺気溢れる黒人に恐怖以上の物を感じるのであった。
そして…
男は拷師に目で合図をする。
拷師は合図と共に女の恐怖に震える二の腕を掴もうとする。
「いゃ!!!触らないで!!!」
女は恐怖の余りに絶叫し後ろ手に拘束された不自由な身体を振り暴れ逃れようとする。
「シャラップ!!!」
拷師の一括する罵声と共に平手が女の顔面を襲う。
野球のグローブを思わせるかのような巨大な拷師の手の平が女の頬に強烈に張打する。
「ぎゃっ!!!!!」
強烈な張り手の衝撃は女を身体ごと吹き飛ばし床に叩き付けられるように崩れる。
そして崩れる女の髪を掴みあげ吊るし挙げるように女を立たす拷師。
そして髪を掴んだまま更に顔面を張る。
強烈な張り音と共に身体こど吹き飛ぶ女。
2度の張り手は女の意識を朦朧とさせる程の強烈な物…
しかし…拷師の手は緩まなかった…
再び女の髪を掴み吊り立たせる。
そして次ぎなる暴拳は女の下腹部に行われる。
強烈に下腹部にめり込む大きな拳…
内蔵をも突き破るかのような容赦無き拷拳…
「ぐふわぁっ!!!!!」
強烈に伝わる内蔵を掻き毟られるような鈍痛と胃から上がって来る内吐物…
「ぐぅぇっ!!!!!」
女の口から吐き出される嘔吐物が拷師の足元を汚す。
それを見た拷師は狂気の眼光で女を罵倒し更に強烈に腹に拷拳を浴びせる。
吊られ立たされた女の身体は宙に浮き拷師の拳を腹で受け止める。
「ぐぅぁっ………!!!」
そして女は強烈な鈍痛と共に意識を遠退けるのであった。
うなだれる女の身体…
そして褌縛りにされた縄が食い込む股間から内腿を伝い失禁する尿水。
拷拳の洗礼により意識を失った女…
崩れる失禁し嘔吐した女の姿を薄気味悪く笑みを浮かべ仁王立ち姿で視姦する拷師と客人。
そして…
「では…拷責ルームに女を…」
世話人の男が女を連れ運ぶように促す。
そして拷師は軽がると女を肩に担ぎ客人を連れ新たなるプレイルームに足を向けるのであった。
「お酒と女の準備を致します…暫らくお待ち下さい…」
世話人の男は客人をソファーに案内し拷師と共に別に設けられる離れ部屋の拷責ルームにと消えて行く。
卑劣なまでに欲の限りを尽くそうとする男共…
拷責ルームなる卑劣極まり無い館に運ばれし歌姫…
後は客人の美酒の肴となるのを意識無くも哀しく待つのみであった。
続く。
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