冷静な判断をも見失い男の言うがままに指示に従う女。
女は男に指定された場所に急ぐ。
タクシーに乗り込み走り書いた住所を運転手に告げ後部座席で不安を胸に走り行く窓の景色を見つめる。
走る事一時間余りで目的地であるビルに到着する。
心臓の高鳴りを抑え言われた通りにビル内に入りエレベーターに乗り込む女。
目的の地下2階を目刺し動き出すエレベーター。
緊張の余りに足元が震えだしてくる女。
そして…
目的の最下階の地下2階に到着し扉が開く。
薄暗い廊下の先に見えるフロアーの扉…
ヒールの足音だけが冷たく響き渡る廊下を進み扉の前に立つ女。
【○○フォト企画】
扉に小さく掲げられたスタジオの看板が目に入る。
しかし…
書かれた名前を見るも女には何も感じなかった。
あの忌まわしき現場を盗み撮った同級生の名が刻まれたネーム看板…
だが哀しいかな女の記憶の中には刻まれる事も無い影の薄い名…
女に憧れ続け片時も女の事を忘れる事の無かった男との決定的な相違の証でもあった。
そして意を決し扉を開ける女…
殺風景でコンクリート壁が剥き出しの冷たき空間が女を出迎える。
玄関ロビーに置かれたカウンター後ろのブラインダー越しに見える照明器材と背景ブラインド…
正しくフォトスタジオその物であった。
そしてカウンターに置かれた一枚の走り書きされた用紙が目に入る。
女は用紙に目を向ける…
女に宛てた指示文書…
【中に入って待っていろ】
女は書かれた通りに恐る恐る部屋の中にと入って行く。
殺風景な空間のスタジオ内で如何なる撮影が行われるのか不安を募らせ立ち竦くむみ待つ女。
心臓の鼓動だけが激しく耳に打ち響く…
その時であった…
背後から足音を忍ばせながら女に近付く影…
そして次の瞬間…
背後から意気なり口元を塞がれ把がい締めにされる。
一瞬の隙に背後から忍び寄って来た不審者に悲鳴を挙げる事も出来ぬまま抑えられる女。
「うぐぅ!!!!!!」
そして…
1人の男が把がい締めされた女の前に現われた。
女は口元を塞がれながら現われた男を見る。
見る見る内に女の表情が強張り目を大きく見開き絶句する。
塞がれた口から漏れる嘆き…
「あ…ぁ…あなたっ!!!」
籠もり声で男に発する驚きの声。
「また…会えたな…」
男の放つ言葉と共に下腹を強烈に襲う打痛。
「んぐぅっ!!!!!!」
見事に急所を抉る男の暴拳…
男の顔がフェードアウトするように女の視界が揺らぎ意識が遠退いて行く。
そして次の瞬間…
脇腹に鈍痛が走り完全に意識を無くす女であった。
男の暴拳の前に崩れ去る女…
意識を無くし崩れ去った女を嘲笑い見下ろす男。
そんな女にカメラのレンズを向けシャッターを押しまくる盗撮男。
フラッシュの閃光が冷たく突き刺さすように女に浴びせられる。
「変わらないな…あの時のままだ…」
女の顔を再確認するように眺めながら舌舐めをする男。
「相変わらず…堪らねえ脚してるぜ…」
男は捲れたスカートから伸びるパンスト美脚を厭らしく撫で擦りながら言う。
そして…
「あの時の借りを返しに来たぜ…」
この男…
過去に女を犯した空手部の男であった。
あの事件以来 盗撮男と同じように全うな人生から転がり落ちるように荒んだ道を歩んで来た。
身から出た錆…
しかし男は歪んだ因縁を秘めた人生を送る。
女の事を憎悪の念だけで恨み続けながら悪の世界に身を投じ全うな世界から逃れる人生。
そして盗撮男との思わぬ再会が秘めた憎悪を抑えの効かぬ物にしてしまった。
数か月前に盗撮男の借金の取り立てに偶然にも男が来た時以来 再び人生の歯車が狂い出すのであった。
行き詰まる借金の返済のカタに盗撮男が持ち掛けた計画に復讐と言う名の元に共感した男。
そして今日と言う日を迎えるのであった。
「おい…準備はいいな…」
「任して下さい…最高の写真撮りますよ…」
2人の男は顔を見合わせ不気味に微笑んだ。
「悪いけど…闇で売り捌かせて貰うよ…真由美ちゃん…」
盗撮男の企てた計画に【弱み】と言う名の哀しき呪縛を操られ堕とし入れられた女。
そして…
男は崩れ去った女の腕を掴み胸ポケットからアルミ製の小さなケースを取り出す。
中身の注射器を取出し女の二の腕めがけ一気に針を突き刺した。
一気にポンプが押し込まれ液体が女の体内に消え去る。
「少しの間…おネンネしてな…」
男は昏睡薬を女に投与し完全に堕とす。
そして…
「さぁ…着替えの時間だ…真由美…」
あの時のようにレオタードに着替えさせる男共。
着ている衣服を躊躇する事無く手荒く剥ぎ取って行く野獣。
見る見る内に全裸にされる女。
「ヒュ~♪ あの時よりも大人の女の身体になったな…堪らねえ…」
大人の女に熟し子をも宿し産み落とした熟した裸体…
しかしプロポーションの崩れも差程なく新体操時代の身体の面影も残る大人の裸体…
そんな女の全裸姿を舐めるように被写体として記録するフラッシュの閃光が白い肌に照り注ぐ。
そして…
「おやおや…これじゃぁ頂けないな…」
男は女の陰部に薄く生える陰毛を指で摘み引っ張る。
「おい…クリームを持って来い…」
男は盗撮男に指示をしシェービングクリームと剃刀を用意させる。
そして女の股を大きく割り開き陰毛の処理をする。
「ダメだぜ…真由美…あの時のように剃ってなきゃ…」
産まれたままの姿にされる陰部が淫らに割れ目を表わし陰丘を晒す。
「よし…これで良い…」
陰毛の処理も終えハイレグタイプのレオタードを着せて行く男。
見事なプロポーションをレオタードと言う淫鎧が更に淫らな物に変える。
「よし…縛るか…」
男は女の両手を後ろ手に縛り口に猿轡を噛ます。
そして おもむろに携帯電話を手にし電話を掛ける。
「俺だ…飛びっきりの素人女を拉致ったから直ぐに縛師の兄貴と一緒に来てくれ…報酬は生で中出し付きだ…」
そして場所を伝え電話を切った。
すると盗撮男が言った…
「え…? 俺と2人だけじゃ無いのかよ?」
少し戸惑う様子の盗撮男。
「あぁ…やっぱり専門の輩に犯らせた方が絵になるぜ…」
そして…
「お前も飛びっきりの絵が撮れて借金がチャラになりゃ儲けもんじゃねぇか?」
口籠もる盗撮男…
「今から来る輩は…ちと…キツい奴らだ…弟は一週間程前に務所から出て来たばかりで女に餓えてるからな…」
そして続けざまに…
「こんな良い女見たら飛び付くぜ…何せ…婦女暴行の常習で情けなんて掛けねえ奴だからな…だから何度も臭い飯食ってんだ…兄貴は指折りの縄師だしよ…」
男は高笑いしながら自慢気に語り女を見る。
「タップリ…可愛がってもらいな…真由美…」
女の頬を厭らしく撫でながら不気味に笑う男。
その傍らで困惑気味の盗撮男がカメラを片手に立ち竦んでいた。
『マジかよ……』
盗撮男は心の中で戸惑いの声を挙げた。
計画を企てた張本人ながらも心の片隅では今だに女に憧れを持つ男。
想い憧れた女を見知らぬ男が犯す…
しかも強姦常習者が…
その一部始終を己が撮り溜め借金のカタとして上納する…
何故か今になって複雑な胸の遣えが男を悩ましていた。
『ご…ごめん…真由美ちゃん…』
そして胸の内で女に懺悔する男であった。
己の仕組んだ事ながら複雑な気持ちも隠せず傷心の想いに今更ながら狩られる盗撮男。
そうしている内に男が呼んだ男達がやって来る。
「お待たせ…」
いかにもカタギでは無い風貌の男2人が入って来た。
「おぅ…久しぶりだな…」
「ご無沙汰です…」
軽く挨拶を交わす会話が続き早速にも女を披露する男。
「話した女だ…良い女だろ…?」
男に指刺された女を見るや否や歓喜する男。
「レオタード姿じゃねぇか? しかも 美人だぜ…」
「だろ…? 俺の昔の因縁の女だ…遠慮無しに可愛がってやってくれ…出所祝いって奴だからよ…思い存分お前の強烈な性癖で犯ってくれ…」
招かれた男の目が鋭く見開いた…
「本当に良いんですね…?」
「あぁ…構わねえよ…存分に犯ってくれ…」
そして遂に復讐と言う名の歪んだ強姦劇の幕が切って落とされるのであった。
早速にも兄貴なる男が女に手際良く縄を掛けて行く。
素人女には強烈過ぎる緊縛縄の洗礼が意識無い女に襲い掛かる。
極限にまでM字に開脚される細い美脚…
レオタード越しに緊縛縄が容赦無く女の柔肌を締め挙げて行く。
首から架かる縄はM字に裂け開いた両脚の膝に掛けられ絞るように縛られる。
遠い昔とは言え新体操で鍛えた柔軟な身体は衰える事も無く緊縛縄の過酷な絞り縛りにも無難なく耐える。
極限にまで開脚する脚の付け根の内股のスジが股間から内腿に走る。
ハイレグの股間部には女の淫筋の割れ目がクッキリと浮かびあがり薄布一枚を隔て男に荒らされるのを静かに待つ。
見事なまでに完璧に縛られ脚を閉じる事どころか身動き一つ出来ぬ程のM字開脚姿で縛られ転がる女。
「す…すげえ…」
盗撮男は緊縛姿の女に我を忘れシャッターを押し続ける。
憧れの女の緊縛姿…
先程までの懺悔の気持ちは既に己の性欲が勝り股間を熱くしていた。
そして縛られた女の姿を興奮しながら視姦し衣服を脱ぎ捨てて行く強姦男。
「この姿が…堪らねえ…」
既に太く勃起した強姦常習者の醜棒…
ドス黒く淫らに照り光る竿…
この醜竿で幾人もの女に己の性欲を叩き付けるように餌食にして来たのであろうか?
人並み外れた異常性欲が幾度もの婦女暴行と言う卑劣な犯罪を犯して来た男…
犯された女の中には男の容赦無い鬼畜な性暴行行為の恐怖の呪縛から逃れられず今だに精神を病んでいる哀しき女も幾人も存在する…
そんな強姦常習者が次に餌食にする女を目の前に勃起した醜竿を向ける。
「アンモニアあるか…?」
「あぁ…あるぜ…」
そして手渡された小瓶を布に浸し女に近付いて行く。
強制的に堕とされた女の口鼻をアンモニアを湿らせた布切れで塞ぐ。
強烈な刺激臭が女の嗅覚に突き刺さる。
蒸せ返りながら意識を戻す女。
「ごほぉっ!!ごほぉ!!」
強制に意識を戻された女は昏睡薬の余効に霞む視野と朦朧とする意識の中で置かれた状況を必死に理解しようとする。
身動き出来ない身体の異変と時折り眼帯に降り掛かるフラッシュライトの閃光が徐々に女を現実の世界に戻す。
そして朦朧とする意識の中で己が置かれた立場を哀しくも認識する女。
霞む視野の中で己を見下すように立ち構える全裸の男…
そして己の周りをカメラを構え日田すら記録する男…
そして霞む視野の一番奥に椅子に腰掛け己を遠巻きから冷たき視線を浴びせる過去に己を犯した憎き男の存在…
そして女は総てを把握し見下す全裸の男の突き刺さる視線に再び目を向ける。
男のドス黒く既に反り返り勃起する醜竿が己に向けられている事が視野に入る。
汚き醜竿に絶句し藻掻き声を発しながら目を背ける女。
そんな女を嘲笑うかのように男は女の髪を鷲掴み背けた顔を己に向け言い放つ…
「タップリと可愛がってやるぜ…」
男の言葉に恐怖し藻掻き喘ぐ女。
「そうそう…その恐怖する表情が堪らねえんだよ…」
そして…
鬼畜な強姦劇が始まるのであった。
続く。
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