妄想3話……
真実を知る為に手に入れたDVDを持ち帰り逸る気持ちを抑え部屋の灯りを点ける。
心臓の鼓動がリアルに身体から聞こえる位に高まってくる。
あのまだ幼き頃と同じ胸の鼓動が喉に唾を絡ます。
有ってはならない事だとは重々承知だが期待感も最高に達する。
あの徳子が…
そして一目散にテレビとプレーヤーの電源を入れる。
テレビの前に座り深呼吸をする。
そして静かにプレイボタンを押す…
映像が映し出されるのを待つ時間が凄く長く感じられた。
そして…
映し出された最初の画面…
暗闇に1人の女が両腕を上に縛られ吊るし下げられている。
白いスリップ下着姿…
顔は頭がうなだれて居る為に確認は出来ない。
だが…確実に見るからに少女…
大人の女にと変わりつつある過程の身体のライン…
細身でスリップの袖下から伸びる脚は小麦色の健康その物の細い脚…
しかし脚のラインは大人の女に引けを取らない淫な物…
固唾を飲み続きを見る。
薄ら明かりが灯され より鮮明に少女が浮かび上がる。
黒髪のショートヘアー…
口元には粘着テープがされている様子が うなだれた頭ごしに見て取れた。
そして…
歩み寄って来る1人の男。
背中一面にカタギでは無い証の彫り物が…
顔は面を被り隠されている。
下半身剥き出しの男が少女に近寄り垂れる頭の髪を荒く掴む。
そして…次の瞬間…
カメラに向けるように頭をお越し顔を曝す。
その少女の顔は…
心臓が今にも飛び出す勢いで鼓動した。
そして一気にフラッシュバックし記憶が鮮明すぎる程に甦り あの時の場面が脳裏に鮮明に浮かんだ。
まさに点と線が繋がった瞬間であった。
時は25年前の昭和の時代…
母親合意の元 男に連れられて行く徳子。
「可哀相だが恨むんなら親を恨みな…お嬢ちゃん」
無言で俯き車に揺られる徳子。
唇を噛み涙を堪えていた。
終始無言のまま車は走り続け…やがて大きな屋敷前に到着する。
大豪邸どころでは無い立派な大屋敷。
だが大きい門の両柱の上から見下ろす監視カメラが只の成金屋敷で無い事が伺えた。
車ごと屋敷内に入り本玄関前で徳子は降ろされる。
カタギでは無い証の象徴が至る所に見られる屋敷。
足が竦む徳子…
何も聞かされず連れて来られた屋敷に脅え恐怖する。
「ほら!こっちだ!」
手荒く腕を捕まれ半分引きずるように中に通される。
広い旅館のような部屋が幾つもあるのを横目に見ながら腕を引きずられ廊下を歩く。
そして一室に入れられた徳子…
窓が1つも無い殺風景な部屋。
そして入るなり数人の男に押さえ込まれ後ろ手に手錠をされ転がされる。
「きゃ!!やめて!!何するの!!やめて!!」
事情が飲み込めない徳子は恐怖し脅えた。
「ここで暫らくおとなしくしてな!」
そして口元を粘着テープで塞がれ足首もテープを巻かれ動きを完璧に封じられる。
そして扉は閉められ監禁されてしまう徳子であった。
「ん…!!!!ん……!!」
呻く声だけが哀しく部屋に響く。
幾時間が過ぎただろうか?
窓も無い部屋…
今が夜なのか昼間なのかも判断が出来ない状況の中で不安と恐怖で震えながら待つ。
『誰か…助けて…お母さん…助けて…』
何度も何度も幼き胸の中で助けを願う徳子。
そして扉に近づく足音と話し声が聞こえ扉が開けられる感じの雰囲気を感じる。
身をすくめ恐怖と不安を抱きながら扉を見る徳子。
扉のノブが回される音と共にゆっくりと開かれる扉。
「絶対に気に入りますって!」
男が2人会話しながら入って来た。
「んぐぅ…!!!!!!!」
男達を恐怖の瞳で見つめ藻掻く徳子。
「どうです?まだ15ですよ…」
「15歳って……!!」
「そうですよ…正真正銘の中学生ですよ…どうです?」
「どうです?って…大丈夫なのか?嫌だぜ…後で…お縄なんて…」
「大丈夫ですよ…親も承認済みで後の口封じもバッチリですから…」
「あ…ぁ…確かに上玉の娘だな…これなら上物が撮れそうだが…俺の撮る物は…ちと…キツいぞ…」
「何言ってるんすか?こんなチャンス無いですよ!中学生を公認で縛姦物を撮れるんですよ…」
「よし…分かった!買った!」
「毎度ありがとうございます…」
そして再び男達は高笑いながら部屋を出て行くのであった。
徳子はようやく自分が置かれた立場が理解できたようであった。
【人身売買】
しかも親が子を売る卑劣極まり無い売買…
しかも只の売買では無い…
異性など受け入れた事の無い身体を犯される…
徳子は自分の身に降り掛かった最悪の状況に恐怖し脅えた。
『何?どうなったの?お母さん?嘘でしょ?』
何度も胸の内で問い掛け苦悶する。
『それで何?縛姦物って?私…何をされるの?』
まだ15歳の乙女には緊縛と言う行為が何であるのか? 当然ながら未知の事柄であった。
何にせよ徳子は遅かれ早かれ無理矢理にでも処女を捧げなければならない状況だと言う事は理解出来た。
身体の震えが止まらない直子…
異性と性行為を…
男と交わす好まない淫らな交尾…
好きでも無い見知らぬ男に処女を捧げなければならない…
まだ中学3年生には余りにも過酷な現状であった。
『いゃ………助けて………お願い……いゃ…セックスなんてしたく無い…』
目頭を赤く染め涙が溢れる。
ガタガタと震えが身体を襲い恐怖と不安が最高潮に達する。
そんな徳子の心情など踏み躙る男達の最後の商談が別室で行われている。
「言った通りでしょ?気に入るって!」
得意げに話す卑劣な売人。
「で…最初の話通り何をしても良いんだな…あの娘に…」
「勿論ですよ!好きなように使って飛び切りの裏物撮って下さい!」
「そうか…いゃな…今俺の中で絶対に撮りたい事が有ってな…しかし…余りにもドギツ過ぎるんで諦めてた所だったんだ…」
「撮っちゃって下さい!後は自分達が売り捌きますから!」
「しかし…中学生で…あのキツい奴を撮れるとは夢見たいだぜ…」
「期待してますよ…」
「で…幾らだ?あの娘?」
「600万でどうです?」
「高いな…500しか出せねえな…」
「勘弁して下さいよ…それじゃ借金のカタにも成りませんよ…」
「じゃ 550でどうだ?後は撮ったテープは無条件で一番先に卸すから荒稼ぎしてくれ!」
「え~~ 足元見るね… 仕方がないですね…決めましょう…」
何とも卑劣な商談の元に徳子は呆気なく売られ裏物屋の物になってしまう。
そして哀しみと恐怖に暮れる徳子が監禁された部屋の扉の向こうから笑い声と共に足音がし扉が開く気配を感じる。
『いゃ…来た…いやだ…』
胸の内で間近に迫って来る売買の恐怖が徳子を襲う。
そして扉が再び開けられ先程の男2人が入って来た。
「お嬢ちゃんは親孝行だな!これで晴れて借金はチャラだ!」
そう言い放ち借用書らしき紙切れを徳子に見せ破り捨てる。
「可愛がってもらいな…それと…良いもの撮って貰って稼ぐんだぞ…」
そして藻掻く徳子を強引に押さえ付け腕に得体の知れない注射をする男達。
藻掻く身体も次第に力が抜け視野も霞んで来る…
そして完全に意識をなくす徳子であった。
男に担がれ買われた男の元に連れられる徳子。
車に意識無く揺られながら卑劣な行為を受ける為に哀しく横たわる徳子。
15歳には余りにも過酷な事が待ち受けている…
眠る徳子は夢の中で時が来るのを待つだけであった。
そして車は裏物屋の撮影施設なる古びたビルに到着する。
地下駐車場に車は入り担ぎ降ろされた徳子はビルの一室に運ばれる。
広いフロアーに幾つものセットが間取りされている不気味なビル。
洋間…和室…事務所風…寝室…倉庫風…和洋型の浴室…など…
完璧な撮影セットが揃えられ ただ単の裏物撮影の為だけに用意されているとは想像も出来得無い完璧な設備だった。
そして徳子は殺風景な倉庫風のセットに転がされる。
「まだ薬は効いてるな…」
そう言いながら電話を掛ける。
「俺だ!今から撮影するから用意してくれ!前に話してた鬼畜物撮るから腕っぷしの良い奴も手配しといてくれ!」
「あ! それと! 縛師も頼む!」
それだけを言うと電話を切りタバコを吹かしながら徳子を見つめる。
「しかし…可哀相によ…母親が薬に浸かりさえしなきゃ…こんな事には成らなかったのによ…」
余りにも自分達の卑劣な事を棚に上げ淡々と語る毛道者。
「でもよ…良い買い物したぜ…この娘…見れば見る程…大人の女に負けない色気してるぜ…中学生の割りにスレた感じの顔立ちが堪らねえな…」
そして捲れたスカートから伸びる小麦色の脚を太股から足首まで撫でながら厭らしく視姦するのであった。
「15にしては綺麗な脚してるな…この娘…使えるかもな?」
そうしてる内に連絡を受けた男達が揃ってやって来る。
「おう!来たか!宜しく頼むぜ!」
「良くあの企画物を受ける女がいましたね?」
「居ねえよ!だから買って来たんだ!この娘!」
そして徳子を指刺し披露する。
「え!? まだ子供じゃ!?」
「正真正銘の中学3年15歳の娘よ!訳ありで何をしたってお咎め無しの品物よ!」
「うわぁ……可哀相に……この娘に…あれをさせるんですか…」
「絶対に皆…度胆抜いて買い漁るぜ…」
「そりゃ…そうでしょう…中学生で…あれは…」
「まぁ!そう言う事じゃ!始めるとするか!」
そして意識無く眠る徳子を横目に淡々と慌ただしく撮影の準備が進められる。
照明に数台のカメラのレンズが徳子に照準を合わされる。
「誘拐して連れ去って来た設定で始めるからな!後はアドリブで取り敢えずは犯っちまってから例の企画で走るから宜しく!」
そして照明が灯され撮影が早くも開始される。
いよいよ始まる鬼畜に満ちた祭典が幕を切って落とされる…
徳子の運命は…如何に…
続く。
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