妄想15話……
男から封印を解かれ忘れようとも忘れられない憎き男の事を聞かされた徳子。
しかも 今ある現状の仕掛人と言う事も徳子には余りにも衝撃な事であった。
そして事も有ろうか 同級生のクラスメートの男に犯された…
徳子の心は恐怖と屈辱と哀しみが怒濤のように押し寄せ荒むのであった。
そして一瞬にして過去の封印した記憶をも掘り起こされた徳子はベッドから逃げる事も出来ない呪縛に支配される。
「あ…ぁ…ぁぁぁ……」
震えが止まらず手を胸に交差させ身体を竦ませ踞る徳子。
「どうだ? 怖いか?」
男の冷ややかな言葉に更に硬直する身体。
男は漸く椅子から立ち上がり徳子に近寄る。
「い…いゃ…こ…来ないで…」
逃げる事も出来ない震える身体で拒否を口にする徳子。
男はベッドの脇で立ち竦み徳子に言う…
「たっぷりと…あの時の続きを俺としようぜ…」
そして徳子の後ろ髪を手で触れる。
「さ…触らないで!!!」
徳子は男に叫び手を払う。
「もう…逃げれないんだよ…ここには俺とお前しか居ないんだよ…誰も居ない…俺達だけの世界なんだよ…」
男は徳子に語り掛けながら部屋のカーテンを総て開け徳子に外を見せる。
部屋の四方を囲む大きなテラス窓から見える海…
高台に建つ別荘からは四方を海で囲まれた小さな島と言う事がハッキリと解る。
徳子は海に囲まれた景色を見るや否や…
「ここは…何処なの? わ…私…を…何処に連れ去ったの…?」
徳子は今居る場所が韓○なのか?何処なのかも解らなかった。
ましてや日本と言う事などは想像も出来なかった。
「ここが何処だって良いじゃないか…」
そして…
「確実に言える事は…ここは誰にも邪魔される事の無い俺とお前だけしか居ない世界だって事だけさ…」
そして男は…
「じゃ…そろそろ…始めようか…徳子…」
そう言うと窓から景色を眺め徳子に背を向けていた男は振り返った。
そして徳子の見た男の姿…
血走った眼光に既に天を貫く程に太く反り返ったペ○スの醜竿姿。
「い…い…い…いゃぁ!!!!!!!!!!!!」
徳子の悲鳴が誰も居ない島に響き渡り そして波の音に掻き消される。
天をも貫く勢いの勃っした醜棒を振りかざし徳子に襲い掛かる男。
ベッドに飛び乗り徳子を襲う。
必死にベッドから這い摺り逃げる徳子。
股間から滴る月経血で内腿を汚しながらも這い摺るように部屋中を逃げ回る姿に男は更に興奮を覚える。
「いゃぁ!!やめて!!た!助けて!!!!」
徳子の悲鳴は哀しくも誰にも届く事無く響きわたる。
「逃げても無駄だ!!徳子!!」
這い摺り逃げる徳子の足首を掴み引き戻す男。
徳子は必死の抵抗で男から逃げ部屋から飛び出す。
後を追う男…
廊下を必死に這い摺り逃げる徳子を慌てる事無く追う男。
「無駄だよ…徳子…」
そして徳子は転げ落ちるように階段を降りる。
いくつか まだ有る部屋を横目にしながら必死に玄関を目刺し外に逃げようとする徳子。
漸く先に見える玄関に必死に向かう徳子。
だが…その時…
後ろから冷ややかに追って来た男の手が徳子の髪を鷲掴み引き摺り戻される。
「いゃぁ!!!や!やめて!!!」
徳子の悲鳴が響く中で髪を掴まれた徳子はその場に押し倒され男に馬乗りにされる。
両手を掴み馬乗りになった男は場所が何処で有ろうが徳子に襲い掛かる。
強引に接吻を交わそうとする男を必死に顔を背け阻止する徳子。
必死に暴れる徳子は男の怯んだ一瞬の隙に再び這い摺り逃げ無我夢中で見えた部屋に逃げ込む。
小さな和室に逃げ込む徳子を嘲笑うかのように静かに追う男。
何も纏わない産まれたままの姿で追い掛け合う雄と雌…
盛りの突いた野獣の雄が…か弱き雌を仕留める狩姿が誰も居ない悪魔の屋敷で行われる。
徳子の逃げ込んだ部屋に鼻息を荒く立て追い入る男…
部屋の片隅で逃げ場を失い震えながら身を丸く竦め脅える徳子を冷酷に静かに追い詰めて行く野獣。
「だから…無駄だって言ったろ…暴れるなら暴れたって構わない…だけどよ…苦しむのはお前だけだ…殴ってでも縛ってでも…必ず…犯るんだから…俺は…」
男の宣告に徳子は…
「あ…悪魔…お…鬼…男なんて…皆…畜生だわ…」
徳子の震える声の罵倒に男は答える。
「光栄だな…ありがとよ…徳子…」
そして男は冷淡な言葉を放つと再び野獣の本能で徳子に襲い掛かる。
「いゃぁ!!!!!!!」
部屋の片隅で悲鳴を挙げながら男に腕を掴まれ押し倒される。
必死に抵抗する徳子…
だが次の瞬間…
男は…
「諦めろって何度言わすんだ!」
罵倒と共に狂暴な暴拳が徳子を襲う。
拳が何度も徳子の顔を往復し徳子の鼻から吹き出る鼻血…
そして腹に蹴り入れられる暴蹴…
息をも止まる蹴が腹に何度も打蹴される徳子。
腹を抱え苦しみ藻掻く徳子に再び襲い掛かる男。
踞る徳子の身体を解くように脚を持ち股を割る野獣。
徳子の脳裏に…
【諦め】の文字が浮かぶ。
そして腹を抱え苦しみ喘ぐ徳子を嘲笑いながら野獣の醜竿が狩の最後を飾る。
生理に濡れる膣穴に容赦無く突き入れられる醜竿…
後は野獣の気の納まるまで貪られる徳子の裸体。
啜り泣きながら野獣に抱かれる徳子…
手荒く扱われる裸体の数々の雌としての部位…
身体の至る部位を突かれながら舌を這わされ汚される徳子。
そして身体を四這いにされ手荒く背後から突き入れられる。
生々しく出入りを繰り返す醜竿が尻の割れ目から見え隠れし尻に肉打つ打音が部屋に響く。
徳子の後頭部を抑え付け背後から突き入れながら背中に乗し掛かる男。
徳子の髪を掴み顔を強引にお越し背後から唇を奪う野獣。
背後から突き入れた腰を耐えず動かし徳子を汚す男。
再び身体を捻り返り股を割れるだけ割り更に深く醜竿を徳子に収める。
ヌタっと月経の赤い濡汁が絡む醜竿が休む事無く徳子の哀壺穴を貪り荒らす。
鷲し掴みにされる熟れた乳房に男の歯形が刻まれ哀しく揺れ…
その先の徳子の首筋には吸唇跡が赤く浮き上がる。
自然体の脇に這い摺る野獣の舌の感触に背筋を凍らせながら瞳を絞り閉じ唇を噛み締め憎悪に耐える徳子。
目を瞑りながら男の舌を招き入れる哀しく唾液に濡れる唇…
舌に絡まる招かざる唾液を喉に流し汚き接吻を無情に交わす。
そして…野獣の交尾は治まる事も無く延々と徳子の裸体を貪り続けた。
誰も居ない世界の中で何度も何度も繰り広げられる狩の勝利の宴。
啜り泣く徳子の声と野獣の荒い息遣いだけが響く世界か延々と続いた。
貪るように野獣の交尾が何度も繰り返される…
合意では無い交尾と言う営みが尽きる事無く宴られる時間が延々と過ぎる。
何度も逝き果てようと収まる事の無い野獣の欲望…
幾度と無く徳子の中に果てられる欲望の種が何度も吐き出される。
腰が抜け堕ちる程に突かれる徳子の下半身…
尾てい骨は疲れ果て悲鳴を挙げミシミシと軋み徳子を襲う。
折り曲がる徳子の裸体…
その裸体に乗し掛かり無心に腰を突く野獣…
涙も枯れ果て男との視線を合わせる事も無く顔を背け口元に忍ばす己の指を噛み時が過ぎ去るのを耐える哀れな徳子。
だが…
此れ程までに突かれ抱かれる徳子の哀しき壺は女として濡れる事は無かった…
濡れて見えるのは女の涙…
本当の女の泉では無いのであった。
そんな事すら解る事も無い悪魔に身を投じた男の交尾は尽きる事は無かった。
徳子の裸体は男の唾液臭で匂いたつ程に舐め荒らされ執拗に男に執着される美脚は爪の先までもが野獣の舌が舐め尽くしている。
そして野獣の欲種も底を尽き逝けども吐かれる事も無く尽きる。
しかし醜竿は枯れる事無く天を仰ぐのであった。
取り憑かれたように徳子を裸体を貪る男も漸く欲の底を見せ始める。
擦り剥け赤く剥けた己の竿の満足した姿に己の性欲の終着を悟る男。
放心し徳子から漸く離れ部屋の片隅に奪力し経たり座る。
男を受け入れた徳子の哀しき姿を部屋の隅からボンヤリと性欲を尽き果たし見つめる男。
しばらく沈黙が2人を包む…
静かな部屋に波の音だけが耳に注ぐ。
もう辺りは夕暮れの薄明かりの世界になっていた…
それ程の時間を欲に走った男。
しばらくすると2人は深い眠りに就くのであった。
波の音だけが心地良く響く中で疲れ果て眠り込む雄と雌…
だが…徳子と言う雌だけは悲しみに疲れ眠った…
そして相違の心は疲れ果て夜を迎えるのであった。
幾時が眠りに費やされたであろうか…
知らず内に眠りながら意識無くも暖を求め寄り添うように抱き合い眠る雄と雌。
そして…
目を覚ます時がやってくる。
先に目を開く徳子…
徳子に添うように眠る野獣の寝顔を見つめる徳子…
しかし徳子の目には眠る野獣の顔が少年のように映る。
あの幼きころの男の子のような寝顔に徳子の記憶が微笑むように渦巻いた。
無理矢理に抱かれた男の寝顔が徳子を何故が安堵させた。
だが憎悪の悲しみは拭えた訳では無かった。
そして男を見つめる瞳から一筋の涙を零す徳子であった。
暖をとる添い寝する時間を哀しく啜り泣きながら過ごす徳子。
逃げようとも ここは船すら無い小さな孤島…
諦めと悲しみを背負い暖をとる身体は男に哀しく擦り寄るのであった。
やがて…
男も眠りから覚める。
己に寄り添い暖をとる徳子の裸体が心地好く男を包んでいた。
逃げようなら逃げれるかも知れない現状の中で己に暖を求め寄り添う徳子の幼気な姿が男を和ませる。
そして…
男の目覚めた気配に徳子は泣き腫らした瞳を男に向ける。
暖をとる間に幼き頃に記憶を探り想いに更けながら泣き腫らした瞳…
しかし男には何も感じなかった。
しかし…徳子の泣き腫らした瞳は男を見つめ離さなかった…
そして徳子の口が静かに開いた。
「わ…私…**君の事が…す…す…好きだったのに…」
男の胸に突き刺さる衝撃な言葉が徳子の口から哀しく漏れる。
男の表情が一気に後悔に支配される。
返す言葉も失う男…
幼き頃に恋い焦がれた少女による 何とも哀れな告白が男を愕然とさせた。
愛するが故に鬼畜に走り幼き頃から憧れた女を貶めた男…
そして その 幼き頃に同じ蒼い乙女心を抱いていた徳子…
何とも無情で皮肉な結末を神は2人に与えたのであろうか?
あの忌まわしい強姦さえ無ければ こんな結末には成り得無かっただろう現実に男も徳子も悲しみ嘆くのであった。
男は徳子の言葉で悪魔の鎧が音を立てて崩れて行くのを感じた。
己の愚かな欲の為に愛する女を貶めた後悔と…
そんな己に恋心を幼き頃に寄せていたとは…
男の胸に突き刺さる罪悪感が止まめども無く襲う。
そして…
泣き腫らした瞳で告白した徳子を愛しい瞳で見つめ優しく己の胸に徳子を引き寄せる男であった。
そして男は…
「ご…ごめんよ…徳ちゃん…」
幼き頃に呼んだ、あだ名を優しく呟き懺悔する。
そして…
「もう遅いかも知れないけど…俺も徳ちゃんの事が好きだった…いゃ…違う…今でも大好きだ…」
徳子の啜り泣きが大きくなる…
そして…
「もう遅いよな…今更…こんな酷い事をした俺なんか…」
すると…
男の胸の中で顔を埋める徳子は…
首を左右に振った。
本当の愛を知らず激動の世を生き抜いた女…
そして…
一人の女を想いつめ独り身で過ごす人生を送った男…
その2人が時を経て本物の愛を掴んだ瞬間であった。
もう男の瞳は あの幼き頃に戻っていた…
そして徳子も瞳も少女頃に…
続く。
※元投稿はこちら >>