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強姦輪姦 官能小説

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19
投稿者:妄想屋
妄想10話……


男の欲望が一人歩きし始め早くも3週間程が過ぎ去った。

毎日の日課のようにバーに足を運んでは酒に酔い帰宅すると あの映像を見入る日々は相変わらず変わる事は無かった。

しかし…毎日のようにバーに足を運ぶも あの約束を交わしてからは店に客人は現われ無かった。

毎日の日課的に通うバーで男は客人の来る時を首を長くして待つ。

「今日も来ないか…やっぱり…あんな約束なんて…酔った勢いだったんだな…きっと…」

男は毎日待てども来ない客人に半ば諦めた様子で帰途に着く。

「俺も…バカな男だな…」

期待した自分を慰めるように家路に着く夜であった。

そして…

それから一週間を過ぎようとしていた頃。

何時ものようにバーに足を運ぶ男。

もう客人とは あの日から顔を会わす事も無く約束の事も諦め酒を呑みに行くだけの夜。

そして店に入り何時ものようにカウンターに座りボーイに酒を注文する男。

ボーイは注文通りの酒を男の元に運んで来る。

「はい…お待ちどう様…」

「あぁ…有難う…」

そして次の瞬間…

「あ!あの人から預かり物ですよ…」

そう言うとボーイは便箋封筒を男に差し出した。

「いやですね…男同志でラブレターですか…」

ボーイは笑いながら男を茶化す。

「ば…バカ言うな!」

そして笑いながら席を後にするボーイであった。

男は手渡された封筒を茶化された恥ずかしさから直ぐに見る事も無くポケットに押し込む。

内心は直ぐにでも中身を確認したい男。

いったい中身は何なのか?

気になりだしたら居ても立っても居られ無くなり一杯の酒を急ぎ飲み勘定をし急いで店を出るのであった。

「あれ?もう帰るんすか?」

ボーイの言葉にも手で愛想を振る舞うだけで急ぎ帰る男。

ポケットに押し込んだ封筒を握り締め足早に家路に着くのであった。

息を切らし家に辿り着く男…

部屋に入るや否やポケットから封筒を取出し封を開ける。

便箋3枚にボールペンで拙い字と拙い文章が書かれていた。

男はベッドに腰を降ろし一句づつ丁寧に読んで行く。

そして…

読み終えた男は心臓を鷲掴みにされた想いであった。

客人がボーイに託した封書の中身に書かれていた物とは…

【この前の約束事だが…その前に この手紙を読んでくれ…】

そうした文面から始まり…

【俺は あの時の 貴方の語る初恋の話に心が揺らいだのは確かだ…だが…綺麗事を語る口より貴方の目が俺には違って見えた】

【あの目は憧れ人を想う目では無く俺と同じ目をしていた…誰しもが初恋の女に長きに渡り憧れるのは当然の事…】

【しかし…あの目は違った…俺と同じ匂いがした…だが俺は約束を破る程 腐った男では無い…それがどんなに醜い結末になるかも知れない事であってもだ。】

【貴方は…おそらく…俺が手を貸さなくても…いずれは想いを果たそうとするだろう…普通なら理性が抑えるのだが…貴方は俺と同じ匂いがする男…】

【だったら…俺は貴方の話に乗った振りをした…何故なら その方が貴方の為だと思ってね…】

【男と言う生き物はバカな生き物だ…ましてや俺達と同じ匂いがする男は尚更の事…】

【俺は良い意味でも悪い意味でも貴方に加担する事を誓った…約束は守ろう…】

【同じ匂いがする男として貴方が考えている事は解っているつもりだ…あの女を無理矢理にでも抱きたいんだろ?】

【俺には解る…いや…俺を騙す事なんて出来ないんだ…】

【貴方一人が狂気に走ってしまうと必ずお縄だ…俺も臭い飯を何度も食った…】

【しかし貴方は必ず俺が女の居場所を教えなくても捜し出して欲を果たそうとするだろう…】

【そこでだ…】

客人の確信を突いた文面が男の悪魔な心内を見事に見破っていた。

そして…

【乗り掛かった船と言う事もあるが 俺は貴方を同志として手を差し伸べる事にした…あんなムショ暮しを貴方にもさせる訳にはいかない…】

【どうしても欲が納まらない時が来たならば…同封してある名刺に相談しろ…話は付けてある…】

そして同封された名刺に目をやる男。

《○○興業直系 ○○○企画》

何やら不気味な名前が書いてあった。

【そこで下手打たないように段取ってもらえ…しかしキチンと報酬は払えよ…】

そして…

【まだまだ…俺も足を洗えて無いみたいだ…しかし言っておくぞ…無茶はしてはいけないぞ…絶対に…】

その文章を最後に手紙は終わっていた。

そして3枚ある内の一枚の便箋に…

【○○県○○市○○○2-1-2 ○○○○マンション808号室】

そして…

【藤田 徳子】


名字の変わった徳子の名前が…

便箋を持つ手の震えが止まらない男。

結婚をして姓が変わったのか?それとも何か他の訳でもあるからか?

しかし客人の話では風の噂だが平凡に暮らしていると言う事であると聞かされていた男は困惑した。

便箋に書かれた内容だと既に あの時には徳子の居場所が解っている匂いもする文面…

いづれにせよ姓が変わると言う事は世間一般では女として極普通の事。

だが徳子の場合は複雑な環境が取り巻いていた事と思われ姓が変わっている事が当然のように違和感が沸き上がる。

只一つ言える事は…

今も尚…気丈にも生き抜いて居ると言う事であった。

そして男は客人からの情報を元に悪魔な想いを秘めながら また あの映像を繰り返し観る夜を過ごす。

胸の高鳴りを抑えつつ朝を迎え何時もと変わらぬ日常が始まる。

何故か今迄とは違う朝が男を包み込み一日が始まる。

淡々と日常の時は過ぎ通い続けた日課でもあったバーにも足を向ける事無く会社から帰途に着く男。

家に帰り客人からの情報の住所を隈無く調べる時を過ごす。

ネットカフェに出向き住所周辺の情報を収集し気持ちだけでも徳子の身近に居るような気分に浸る男。

そして…

「行ってみるか…」

男は遂に徳子の住むであろう街に行く事を決意する。

客人の忠告通り 出来る限り理性を保つ決心もし日程を整えて行くのであった。

幾日かを徳子の街に繰り出し何をするか?の計画を立てる日々を過ごす。

そして会社に休暇願いを提出し いよいよ計画を遂行する準備も整える。

「まぁ…一度…徳子の姿をを確認してからだな…」

男は取り敢えず書かれた情報が確かな物なのかを確認すべく旅立つ。

レンタカーを借り逸る気持ちを抑えながら車を走らす。

都心から離れる事 約2時間程で徳子の住んでいるであろう街に到着する。

目当ての住所番地を探す為に住宅地にと車を走らせる。

静かで閑静な住宅街を窓越しに見ながら車は目的の住所付近に到着する。

見渡す限りマンションは3棟ほどしか無く徳子の住むであろう8階と言う高さのマンションは一棟しか無く安易に見つける事が出来た。

マンションの玄関付近に車を停め様子を伺う男。

何故が幼き頃の物陰に隠れ自宅を伺っていた頃を思い起こさせた。

「よし…行ってみるか…」

男は車を降りマンションの玄関ホールまで足を延ばす。

築10年以上は過ぎているであろうマンションではあったがオートロック付きの建物であった。

当然ながらフロアーより先には入る事が出来ない男。

辺りを見回し郵便ポストを探す。

入り口脇に各部屋の郵便ポストが配置されている事を確認すると徳子の部屋番号を探した。

確かに808号室は存在するようであった。

しかし名前は記されて無く空白であった。

男は辺りを見回し当然ながら施錠してあるポストの隙間から中を覗き見る。

すると一枚の葉書のようなダイレクトメールが目に止まった。

目を細目ながら葉書の宛先人を必死に探る男。

すると…

姓は隠れて確認は出来なかったが名前は確かに見えた。

【○○ 徳子 様 宛】

男は徳子と言う名前が見えた瞬間 心臓が飛び出しそうになる。

一目散に小走りで車に戻る男。

「ま…間違い無い…ここに居る…必ず居る…」

男は客人の情報が確かな物と言う事を改めて実感するのであった。

そして男は幼き頃のようにマンションの入り口を車の中からひたすら見張る。

何時かは必ず徳子が玄関ホールに現われるはず…

その時を男はひたすら待ち続けるのであった。

幾時間も車の中で待ち続ける男…

他の住人がホールに現われる度に早まる心臓の鼓動。

目を凝らし昔の徳子の面影を照らし合わせ摺り合わせる瞬間が幾度も訪れる。

だが全てが徳子とは違った。

そして辺りが夕闇に染まろうとした頃…

玄関ホールから新たな住人の姿が現われた。

幼稚園児ぐらいの子供を連れた3人家族風の住人の姿…

男は夕刻の薄明かりの中で その家族を目で追った。

旦那らしき男は真面目そうな細い容姿の男。

しかし旦那らしき男の年齢は以外と若く見え女とは不釣り合いな年齢に感じた。

そして子供は幼稚園に行くか行かないか?それ位の年頃の女の子。

そして肝心の女の姿を男は記憶を元に摺り合わせる。

男の心臓が痛い程に脈打った…

歳月は過ぎたものの あの徳子の面影を充分に感じさせる女の顔。

「もしかして…徳子か?」

男は女の姿に釘付けになった。

そしてマンションのパーキングに入って行く3人。

しばらくして女を乗せた車が出て来る…

男は迷う事無く後を付けるように車を走らせた。

辿り着いた先はファミリーレストラン…

男も後を付け店に入る。

満席の為に店のロビーで待つ女の家族…

男も同じく待つ…

しかし…どう見ても女と男の歳格好が不釣り合いに見えた。

だが今となれば男にとってはどうでも良い事であった。

そして待ち時間の間に女の容姿を徹底的に観察する。

そして男は結論付けた…

「間違いない…徳子だ…」

あの少女の頃のボーイッシュ的な面影は無いが確かに徳子…

しかし…

もう40になろうかとする徳子の容姿に男は驚いた。
何処から見ても若く見える徳子の容姿…

あれから25年は過ぎ去っているのに歳を感じさせない完璧な大人の女になった徳子。

髪も黒色のショートへアーの幼き頃とは違いセミロングのウェーブする栗色に染められた髪。

小麦色に焼けた健康的だった幼き頃の肌は白く熟した女の肌になっている。

顔立ちも当時の面影を残しつつも熟された大人の女の美顔。

そして…

あの当時ですら性の的となった細い脚は…

スカートが膝下以上の為に全てを見れないが確実に美脚であろう細く引き締まった足首とふくらはぎ…

その美脚であろう脚にはナチュナル色したベージュのストッキングが履かれていた。

男はもう熟した徳子の姿に魅了され顔を隠す雑誌の隙間から瞬きもせずに視姦する。

そして…

「3人でお越しの藤田様…ご用意が出来ました…」

店員の呼ぶ声に我に変える男。

しかし呼ばれた名前が あの女が徳子だと言う事を確信付けた瞬間でもあった。

仲良く家族でテーブルを囲む徳子の姿を男は一人ロビーで見つめ そして 順番待ちをキャセルし店を出て行く。

車に戻った男は足早に車を走らせ去って行く。

「遂に…見つけたぞ…徳子…」

男は徳子の幸せな姿を微笑ましく思う事も無く ただ徳子の熟した姿だけを脳裏に刻み理性をも無視する邪心を震わせるのであった。

やはり客人が思う通り…

この男も同じ匂いをした悪魔…

帰る道中の中で新たな欲望が男を支配するのであった。


続く。




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10/04/21 13:23 (VCScSQ3J)
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