「もうっ…いい加減にしてよ…本当に帰りますから」
「本当にいいんですか?証拠だってあるんですよ」
そういうとみゆきの動きが止まった。
「ほらっ、これ見てくださいよ。」
みゆきに携帯の画面を見せつける。
その画面を確認するとみゆきの顔はみるみるうちに青ざめていき、俺の方を見た。
俺もその画面を見せてもらうと、
『今日はご奉仕させて頂きありがとうございました。明日も休憩時間にフェラさせて頂く予定なのでよろしくお願いします』
俺が毎日みゆきに車でフェラさせていたときに送らせていたメールだった。俺はみゆきからのメールは思い出として全て消さずに残しておいた。これが最悪な結果を招いてしまった。
恐らくこの前、葵と援交した時に携帯を盗み見て、写メを撮ったらしい。
みゆきは再び俺の隣に座らされ、
「送信元のアドレスもばっちり映ってますよ。このアドレスってこの前教えて貰ったアドレスと全く一緒ですよ。
なにより社員が休憩時間にこんなことして、いいんですか?
それに、自分から援交誘ったりもしてるじゃないですか?
こんな人にみんなついてきますかねぇ?」
そう言われると何も言い返すことが出来なかった。
完全に俺のミスだし、みゆきがかわいそだったので、
「これは、おじさんが無理矢理送らせてたメールで、みゆきちゃんが好きで送ってたメールじゃないんだよ」
と言ってみたが、
「うるさいっ、おじさんには聞いてないの、みゆきに聞いてるの」
と俺の言葉は聞き入れられなかった。
「どうすんのっ?会社のみんなにばらしてもいいの?」
そう言ってみゆきを脅すと
「ごめんなさい、みんなには黙ってて下さい」
と目に涙をためて哀願した。
あまりにみゆきが可哀想だったので、
「葵ちゃん、なんでこんなことするんだい?一緒に仲良さそうに働いていたじゃないか」
すると顔つきが変わり、
「はぁ?!仲が良い?!バカじゃないの?私はこの女が世界で一番嫌いなの。この仕事を辞めたのだってこの女のせいなんだから。
この女が来るまでは私がNo.1だったの。でもこの女が来てからはめちゃくちゃよぉ。私からいつも買ってくれてた人が、この女から買うようになったりして。
一番屈辱的だったのは、私が注文取りにいったのに、この女を指名して横取りされたこと」
完全に葵の逆恨みだが、怒りはおさまりそうにない。
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