「お願いします」
もうみゆきはこの男にかけるしかなかっただろう。
部下の一人が竹内に交渉を始めた。
「社長、この女が社長の彼女になるって条件で、もう一度考え直してくれませんか?
もし自分の彼女になるんだったら、AVになんて出演させませんよね??」
「それはそうだが、みゆきは俺の女になりたいのか?」
「・・・・・」
みゆきは何も答えなかった。
「なんだ?みゆきにそんな気はないみたいだぞ」
竹内にそう言われると部下はみゆきに説得をはじめる。
「もしAVデビューしちゃったら、何万人もの人に社長とあなたのセックスシーン見られちゃうんだよ。付き合えば俺達だけの秘密にできるんだ悪くない条件だろ??」
「もういいっ、その気にない奴に何を言っても無駄だ。ゆーすけ本当に行ってもいいぞ!!」
そう言われると、みゆきがゆっくりと口を開く
「・・・わかりました」
「何がわかったんだ!」
竹内は確認する
「・・・彼女になります」
涙目でそう答えた
「よしっ、じゃあカメラの前で俺にお願いするんだ。」
みゆきの顔がアップで映し出される
「・・・あのっ、私と・・・お付き合いしてください・・・」
「そうか、なら考えやる!」
ここで一旦撮影がストップした。
撮影再開後は撮影者が部下に代わり、向かって左に竹内、右にみゆきがソファーに座っているシーンから始まった。
「本当にみゆきは俺の女になりたいのか?」
「はいっ、なりたいです…」
「じゃあ、俺好みの女になるって誓えるか?」
「はいっ、誓います…」
竹内はみゆきの髪を撫でながら
「みゆきの髪は少しくせ毛だな。俺はサラサラストレートが好きなんだ。明日美容室に行ってストレートにしてこい。いいな?」
「はい」
「それにこの髪の色も、気に入らない。もっと明るい色にするんだ。いいな?」
「はいっ」
「メイクもダメだ。地味すぎる。もっとギャルを意識して派手にするんだ」
「はい」
「一番の問題はここだな!」
竹内の目線がみゆきの胸に移った。
「みゆきは何カップだ?」
「・・・・・」
「何カップかって聞いてるんだ?」
「びっ…B…ですっ」
「本当にBあるのか?Aじゃないのか?」
※元投稿はこちら >>