「今日は仕事で疲れているので・・・」
シャワーも浴びずに自分の部屋へ帰ってしまった。
正直不完全燃焼だった。三人と比べると全然満足できなかった。
俺は竹内の術中にハマってしまい、みゆきを竹内に預けてみようと、思いはじめていた。
そして竹内から
「どうでした!?みゆきを俺に預ける気になりましたか?
みゆきを預かっている間は、この前の三人好きに使っていいですよ」
この言葉に俺の心は完全に動かされてしまい、みゆきを預けることを決断した。
みゆきには
「竹内からそろそろ、みゆきちゃんに会いにいきたいとメールがきたんだ。また付きまとわれるかも」
と伝えるとみゆきはものすごく嫌な顔をしていた。
「だから、おじさんまた色々と説得してみたんだ。でも全然折れてくれなくて。仕方ないからみゆきちゃんと会わせてやるから、もうこれで最後にしてくれと、約束させたんだ。だから外で一回会ってくれないかな?」
「でも、そんな約束本当に守ってくれるなんて・・思えません・・・」
不安そうな顔で答えた。
「だから一筆書いてもらおうと思うんだ。みゆきちゃんに二度と近づきませんって。そしたらそれを証拠に弁護士にお願いすれば、法的にみゆきちゃんに近づけなくなると思うんだ。どうかなぁ??」
「そうですね。このままだと、また付きまとわれちゃうかもしれないので、お願いします!」
みゆきに笑顔でお願いされた。
「うん、わかった伝えておくよ。前にメガネブタやヒゲオヤジと飲んだことがあっただろ?そんな感じで付き合ってくれればいいからさ」
みゆきは俺たちの作戦に見事にハマってしまった。
数日後、俺とみゆきと竹内で俺の家で飲むことになった。
まず竹内が俺の家に来た。そして仕事を終え、みゆきが来て三人揃った。
そしてみゆきの目の前で、一筆書いてもらい、拇印とハンコをおしてもらい、俺とみゆきそれぞれ一枚ずつ保管することになった。
更に、竹内に声を出して読んで貰い、テープに録音した。そのテープと書類は金庫に保管した。
この俺の行動をみてみゆきは安心してくれたみたいだ。
後は二時間ほど飲んで終了の予定だった。
しかし、俺はその後記憶は全く無くて、気がつくともう明け方で、みゆきと竹内の姿は無かった。薬で眠らされてしまったみたいだ。
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