妄想1話…
誰もが羨む高級マンション。
ここの管理人
この仕事を初めて早くも5年
ここの住人様は お嬢様から お坊っちゃん そして多数の芸能人
そう…言わば庶民には縁の無い高級マンション
絶対的なセキュリティが売りの高級マンション。
そんな高値の花の管理人を任され今や此処の監視役として24時間寝床付きで対した仕事も無くお飾り的に管理人を努める日々を送る。
監視モニターに映る人影すら外部の人間が映る事無くセキュリティ万全のハイテクマンション。
だが…ただ1つの汚点があった
余りにもセキュリティの過信が生んだ大きな汚点
そう…
この俺様…
管理を総て俺様に任せきりにする馬鹿なオーナー
元警察官と言うブランドが言わば信頼を買うような物
だが今時の警官など地に落ちた代物…
この俺様もその一人
と言う事で言わばココは俺様の配下
俺様のやりたい放題の管理体制が最大の汚点である。
管理室の奥の部屋が自分に与えられた住まい
そこにはパソコンが1日中起動する。
画面に映されているものは ある住居の各部屋
玄関 廊下 キッチン ダイニング 浴室 トイレ 寝室
部屋と言う部屋を監視する。
だが…まだ誰も入居はしていない
男は誰も居ない空き部屋の監視画面を眺めながら
「後は入居者を待つだけだぜ…」
男は空きになる部屋を首を長くし待ち続け漸く空きになった部屋に自ら監視カメラを仕込み念願の欲望を果たそうとする。
そして1枚の入居者情報の書類を手に薄ら笑みを浮かべる
待ちに待った入居の通達書が。
【西○ 一恵】
男は この名前の書いた書類が手元に届いた時から計画を企てた。
空き部屋が出来たなら次に入居する事になっている予約住居者
空部屋を待つ程の信頼されたマンション
だが今回は違う…
俺様が監視してやる。
入居予定は来週
「待ちに待った日がやって来るぜ…どんな女かな…」
容姿すら解らぬ入居者に欲望が頂点に。
そして新たな情報を伝える通達書類が後日送られて来た。
逸る気持ちを抑え書類に目を通す。
どうやら今回の入居はセカンドハウスらしい。
「金持ちの考える事は解らねえ…住まいを何個も持ってる事がステータスって訳か…」
書面だけの情報が今は頼り
逸る気持ちを抑え入居日を待つ日々が過ぎる。
そして1週間後…
「いよいよ今日だな…」
だが入居と言えども ココは高級マンション。
総ての家具や電化製品は愚か食器や調理器具や寝具までもが標準装備のマンション。
超高級ホテル並みの部屋
入居者はボストンバッグ1つでも入居可能な程である。
朝から宅配便で段ボール箱が数個届いただけの入居準備。
差出人は言わずと今日午後より入居予定の名前
重さからして恐らく衣類であろう。
それを部屋に運び入居準備が簡単に終わる。
後は獲物の到着を待つのみ。
いつもと何も変わらない午前中が淡々と過ぎで行く。
管理室の管理モニターに目をやる男
壁に掛けてある時計の針を見つめ
「もう直ぐに到着する時間だな…」
そして玄関を映すモニターを再び見つめ入居人の到着を待つ。
5分が過ぎ10分が過ぎ
そして30分が過ぎようとした頃
玄関外を映し出す2台のモニターに1台のハイヤーが玄関に横付けされる所が映る。
「ん……?来たか?」
モニターに映る車を瞬きもせずに見入る。
後部座席から帽子を深く被りサングラスをしたジーンズ姿の細目の女が降りるのが映る。
「遂に来たな……」
男はモニターに映る女の姿に目を離さない。
玄関フロアーに進む女の姿を別の監視モニターが追う。
セキュリティ万全の監視カメラが鮮明に完璧に女の姿を余す事なく映し出す。
「顔は解らないが身体つきは細身で最高のようだな…」
そして玄関フロアーの施錠施設の前に立ち止まる女。
施錠モニターに映る女の顔
しかし帽子とサングラスが素顔を隠す。
此処から先は外部者なら入っては来れない
この女が入居者ならばセキュリティを解除出来るはず。
女は予め登録してあるであろう右手人差し指をセンサーに…
そう このマンションのセキュリティは総て指紋認証型
入居者以外は絶対に1人では入れない
親類その他の者でさえ安易に入る事が許されない厳重なセキュリティ
そして女の指紋が玄関の施錠を解除する。
ロビーに入る女の姿を映すモニターが女が住人である事を認める
「お待ちかねだったぜ…ようこそ…西○さん…」
そして管理室に近づいて来る女。
そして…
管理室のインターテレフォンの受話器を手に取る女の姿がモニターに映る。
『ルルルル………♪♪♪♪』
管理室の外部電話が鳴る。
「もしもし…管理センターですが…」
男は総てを監視モニターで見ながらも受話器を取り獲物を迎え入れる。
「あの…今日から入居の西○ですが…」
受話器から聞こえる女の声。
「あ…聞いております…お待ち下さい…直ぐに案内致します…」
そして男は女の待つロビーまで出向くのである。
「お待たせ致しました…管理センターの鈴木と申します…」
女はコクりと頭を下げ会釈する。
「では 案内致します」
そして女と共にエレベーターに乗り込み部屋のある階を目指す。
しかし…女は深く帽子を被り大きめのサングラスで顔が解らない。
うつむき加減に顔を隠す素振りの女を横目に見ながらエレベーターの中で無言な時が続く。
『見るからに綺麗な感じはするが…この女…何処かで見たような…』
香水の香りが仄かに鼻に香る女の容姿。
そして目的の階につき部屋に案内する男。
「このお部屋です…」
「ありがとう…」
初めて女の声を生で聞いた男
熟女に足を踏み入れた位の女の雰囲気が妙に男を振るい立たせた。
「では 後 何か解らない点が有りましたら遠慮なさらずにお呼び下さい」
女は微笑を浮かべ会釈し部屋の施錠を解除する。
各部屋も指紋認証…
そして女は部屋の中にと消えて行く。
『安心しきった顔してたけどよ…お前さんの部屋だけは違うんだよ…』
男は欲望漲る思いを胸で叫びながら管理室にと戻るのであった。
エレベーターに1人乗り込む男。
『しかし…あの女…何処かで見たような…』
男は女の容姿に己の記憶の中に女を照らし合わせ探る。
しかし確証たる答えが出ずままに管理人室に辿り着く。
そして男は残された業務を淡々とこなし一応の業務を終える。
そして…
1人誰も邪魔される事の無い自室に籠もり念願の欲望を満たそうとする。
パソコンを起動し画面が立ち上がるのを息を呑み見つめる。
「さて…覗いてやるか…新入りさんを…」
缶ビールを片手にパソコンを操作する男。
盗撮ソフトを起動しクリックする。
画面に無数に映し出される各カメラから送られて来る映像。
「今は何をしてるかな…」
幾つもの映像の中から女が映る画面を探す。
「居たぜ……」
時刻は既に深夜の12時…
女は寝室の鏡台に腰掛け頭にタオルを巻きガウンを羽織り顔にスキンクリームを塗りマッサージを。
「ほぉ…こんな時間に風呂にケアーか…優雅なもんだぜ…」
カメラは確実に女の姿を2方向から捕らえていた。
「しかし…いまいち顔が解らねえな…」
そして男は女を背後から映しているカメラからの映像の鏡越しに映る顔を探る。
画面をクリックし映像を拡大する。
女はクリームをコットンティシュで拭っている。
そして…
頭に巻いてあるタオルを取る。
栗色の髪が肩になびく…
そして女は鏡に顔を近付けた。
次の瞬間…
「マジかよ……この女……やっぱり見た事あるような気がしてたんだ…」
男の目に飛び込んで来た女の素顔。
男は薄ら笑みを浮かべ…
「やったぜ…この女の総てが俺の監視の元とはな…」
女の素性は…
【芸能人】
若いとは言えないが魅力溢れる大人の女
日系3世のブラジル産まれ
熟女な香りが全面に溢れ出るラテン系の熟女して日本の女的要素もある熟女。
【○ルシア】
男はそんな獲物に歓喜し胸と股間を高鳴らすのであった。
「俺が…ちゃんと見ててやるから安心しな…○ルシア…」
これから先…
男の監視の元で暮らす羽目になった○ルシア。
待望のセカンドハウスが悪魔な館と化した瞬間であった。
続く。。。
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