俺にはスロ仲間がいる、眼鏡をかけたデブのメガネブタと髭が濃いのが特長
のヒゲオヤジだ。二人とも俺と一緒で年は40前後で仕事もせず、毎日のほと
んどをパチ屋で過ごすどうしようもない奴だ。
もちろん結婚しているわけもなく。彼女もいない。俺はまだみゆきがいるの
でいいのだが、二人は女にまったく縁がなさそうだ。
でも女に興味がないわけではない。ほとんどパチ屋にいるので身近な女はや
っぱりパチ屋にいる女となる。そうなるとやっぱり二人もみゆきに憧れをも
っている。二人も俺と同じくらいみゆきから飲み物を買っている。
俺は元から知っている仲なので、すぐに仲良くなれたが、二人にとっては遠
い存在なのだ。俺がみゆきとよくしゃべっているので、俺たちのことも紹介
してくれと頼まれたことがあったのだが、俺に何の得もないので断ってい
た。
みゆきとの奉仕生活も一ヶ月くらいたった時の話なのだが、メガネブタもヒ
ゲオヤジもその月は絶好調だったらしく、かなりお金に余裕ができたらし
い。なので二人とも俺に5万ずつ払うからみゆきを飲みに誘ってくれと頼ま
れた。
誘うだけで10万も手に入るなんてかなりおいしい話だ。俺はそんなに払う
なら飲み屋とかに行ったほうがいいんじゃないかといってみたのだが、どう
しても憧れのみゆきと飲みたいそうだ。
次の日の休憩中にいつも通り奉仕しようとベルトをゆるめているみゆきに
「今日の夜あいているかな」と声をかけた。するとみゆきはうつむいて黙っ
たままだ。おそらく俺が夜にエッチなことでもするのだろうと思っているの
だろう。
「みゆきちゃんと飲みに行きたいといっている人がいるんだけど、付き合っ
てくれないかな? 付き合ってくれたら今日はしゃぶらなくていいよ」
みゆきはちょっと悩んでいたみたいなので、挑発的に
「飲みに行くくらいなら、おじさんのちんぽしゃぶってる方がいいよね」
とみゆきの手をちんぽのところにもっていくとみゆきからはOKの返事が来
た。
10万ゲットだ!!
その日の夜、居酒屋でメガネブタとヒゲオヤジと合流した。一応回りの目も
気になるので、個室にした。
みゆきには誰が来るか言ってなかったので、見た瞬間かなり嫌な顔をしてい
た。個室に若い女の子と40のオヤジが三人、逃げ出したい気分だろう。みゆ
きも二人のことはいつも買ってくれるので顔見知りなのだが、軽く名前など
を紹介しあった。。
そして二人にとっては楽しい。みゆきにとっては憂鬱な飲みが始まった。俺
とメガネブタはビールを、みゆきは明日も仕事ということでウーロン茶を頼
んだ。それを聞いてヒゲオヤジも同じものを注文した。
楽しそうにみゆきに話しかける二人、テンションのまったくあがらないみゆ
き。それでもいつも買ってくれるお客さんなのであまり失礼のないようにし
ているのがよく分かった。
数分後みゆきがトイレに行った。それをみて二人は俺にちょっと5分くらい
席をはずしてくれと言い出した。めちゃめちゃ怪しいのだが、10万ももら
っているので、言われたとおり俺はトイレで時間をつぶした。
5分たって部屋に戻ると、まだみゆきは戻ってきてなかった。
「変な薬でも入れたんじゃないんだろうな?」と確認すると
「そんなモンどこで手に入れるんだよ」との答えだ。確かにたとえ睡眠薬み
たいなものをみゆきに飲ませたとしても俺がいる限り何もできないだろう。
そんなことを考えているとみゆきが戻ってきた。
入れ替わりにメガネブタがトイレに行った。1分くらいすると携帯がなっ
た。メガネブタからのメールだった。
『コーヒー姉ちゃん、今何食べてる?変わった様子ある?』と書かれてい
た。みゆきをみるとサラダを食べていた。
おれはやっぱり何か薬でも入れたのかなと思いながらも
『サラダを食べてるよ。特に変わった様子は無し』と送った。
するとすぐに返事がきた。
『今コーヒー姉ちゃんが使ってる箸は、俺の箸だよ。そしてストローはヒゲ
オヤジのだよ』
なんて低レベルないたずらなんだと思ったが、いたずらされているのがみゆ
きとなるとめちゃめちゃ嫌な気分だ。何も知らずにメガネブタの箸を使って
食べるみゆき。
真実をみゆきに教えるとおそらくすぐにその箸を投げ捨て食べたものは吐い
てしまうだろう。
トイレから戻ったメガネブタは美味しそうにみゆきの使っていた箸で食事を
始めていた。こんなキモイ奴とみゆきが間接キスをしているだけで俺は嫉妬
心にかられていた。
みゆきは一時間くらいで帰ってしまったのだが、それから二人はみゆきのこ
とで大盛り上がりだった。
「俺の使ってた箸で美味しそうに食べてたね」
「このストローもって帰ろう」
「いい匂いだったね」
そしてみんなかなりよいも回ってきて気分がよくなってきたところでメガネ
ブタがとんでもないことを言い出した。
セカンドバックからあるものを取り出し
「コーヒー姉ちゃん、トイレ長かったよね。だからもしかしてと思って酔っ
た振りして女子トイレに入ったんだ。そしたらこんなもの見つけちゃった
よ。」
俺は変態だと思った。こんなものをトイレが長かったという理由だけでもっ
てくるとは。俺は
「かなりの確率で違う人のだぞ。おばさんのかもしれないぞ。」といった
が。
「いいんだ、たぶん違うけど、気分さえ味わえれば、コーヒー姉ちゃんのだ
と思いながら使うから。」
一般人には到底理解できない行動だ。あきれて何も言い返せなかった。
飲み会も終わり、家に着き一人でいるとあることが気になった。それは「本
当にみゆきのか?」ということだ。
もしメガネブタがみゆきのを使って自慰しているのを想像したくない。
今までは、みんなの憧れのみゆきに奉仕してもらっていて、すごい優越感に
浸っていたが、一気に距離を縮められた気分になった。あれがみゆきのじゃ
なければ何の問題もない。
俺は次の日みゆきに確かめてみた。
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