女子行員 最終章
男性行員の中には、惨めに射精
している者も数人いた。
顔や身体には自身の汗と同僚の乾いたスペルマがこびり付き異臭を放っている。
必死に一物を隠そうとする
行員をトカレフで裏返し、
狼狽と屈辱感に打ちのめされた
顔を嘲笑う。
凌辱される同僚の悩ましい声を聞いての射精は言い訳の出来ない失態だ。
「あらあら、何それ!
もしかして日頃から、彼女達をオカズにしてマスかいていたんじゃないの?
傷つくなあ‥‥彼女達。
そうだ!
名前を覚えさせて貰って、
写真を添えて向こうの女子行員達に教えてやろう!」
残酷な言葉がすらすらと
飛びだす。
射精した男性の中から悲鳴と
懇願の声が上がる。
「止めてくれ!」「それだけは
勘弁してくれえ!」
大の大人が慟哭しながら、
哀訴を絞り出す。
「醜いなあ‥‥男の涙は。
美しさが皆無だ。
何度みても気分が悪くなる」
嫌みたっぷりに言いながら、
哀願する射精行員の股関を
靴先で踏みにじる。
「次は浣腸なんです。
その趣味の方は音や臭いで、想像力を逞しくして遠慮なく、オナニーしてください」
私はそれだけ言うと、嫌悪以外何も覚えない場所を後にした。
カウンターの外に戻ると
若い女子行員達が先輩の女子行員たちを責め立てていた。
眦を吊り上げ、何かに憑かれた
ようにバイブレーターを出し入れする。
絶え間ないよがり泣きが
響きわたる。
「あのう、バイブのスイッチ入れていいですか?」
三十代の先輩行員を責める、
美貌の行員が訊いてきた。
「そうだな、先程のお礼を
しないとな。何度も腰が抜ける
まで悦ばせてやれ。
先輩の覚えが良くなるぜ」
煽りたてるように言い放つ。
「○○先輩!たくさん感じさせてあげますからね!」
彼女はそう叫ぶとかがみ込んだまま、バイブを根元まで押し込み、報復のスイッチを入れた。
他の若い行員が彼女の
後に続いた。
フロアの至る所でモーター音が
増幅し、重なるようによがり泣きが噴き上がった。
フロアにはアンモニア臭が
充満していた。
今や、女子行員達の全員が
失禁している。
恐怖と緊張感に耐えれず漏らした行員がほとんどだが、なかに
は行為の最中に潮を噴いたものもいた。
私は最期のプランに移った。
再び、女子行員全員を後ろ手に
施錠。
肩幅に脚を開いて立たせ、前傾姿勢をとらせる。
最早、何の抵抗もない。
性器も肛門も丸見えだ。
私は若い女子行員から順番に
イチジク浣腸を二個ずつ注入
していった。
ラストの光景は凄惨を極めた。
普段、店頭で見せる愛らしい
顔は衝き上がる便意に無惨に
ひきつり、裸体にはあぶら汗
が浮いた。
「おトイレ‥‥お願い‥‥」
「おトイレ行かせてえ!」
身体を折り曲げ、泣訴を
繰り返す。
「後、10分だな」到底もたない
ゴールを設定する。
やがて、若い行員の一人が限界を越えた。
「もうだめ‥‥出ちゃう、
本当にダメえ!」
頭を振り、身悶えして
泣訴する。
「見ないで、お願い‥わたしを
見ないで!」
若い娘は慟哭を噴き上げた。
破裂音と共に激流が迸る。
人前での排便の屈辱に何度も
喉を引き絞る。
「わたしも‥‥もう」一人目が
便意に屈伏すると後はなだれ
をうった。
「ヒィーッ!」
女子行員達が軟便をヒリ出すたびに慟哭が響き渡る。
便臭が強烈に鼻孔を突き上げた。
フロアにかがみ込み、和式
ポーズで用を足す娘達。
全てを出し尽くし慟哭は
嗚咽に代わっていた。
とどめの言葉が飛んだ。
「これ、むしろ人並み以上の
臭いじゃないの!
しかも、何?あの凄い音?
幻滅もいいところだ!
それに、このクソ早く片付けないと『オェーッ』と来るぜ」
私は彼女達に背を向け、
歩き出した。
女子行員達の泣き声が再び、
大きく弾けた。
マナーモードの携帯が盛んに
鳴っている。
私は受話口に耳をあてた。
先程と同じ刑事の声が飛び込んできた。
「人質は無事か?」
「馬鹿な真似はよせ!」
「本当の目的はなんだ?」
あいも変わらぬ同じ言葉。
私はこちらの出方を窺うため、
沈黙した刑事に尋ねた。
「これだけかな?」
「何だって?」
刑事が聞き返してきた。
「これだけかな?この世界で
楽しい事は?」
私は笑いを噛み殺していた。
「おい!お前!」
刑事が怒鳴った。
私はトカレフをこめかみにあて
通話口に囁いた。
「退屈な世界に用はない」
トカレフの銃声が行内に響き渡った。
完
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