サイドテーブルの上に置いていたスマホのアラームが朝を告げる。
ベッドの上で絡まるように眠っていた宏道と美沙子、同時にまぶたを開ける。
シーツは乱れ、二人とも全裸のままだった。昨夜の名残が美沙子の肌に、股間に、まだ生々しく牡の残り香を漂わせている。
宏道が体を起こし、隣に横たわる美沙子を見下ろし
「美沙子、おはよう」
と、呼び捨てにする、美沙子の胸の奥が、くすぐったくなるほど熱くなる。
(美沙子……って…宏道は私を”美沙子”って呼ぶのね…昨日までは”美沙子さん”だったのに…呼び捨てなんて…おませさん……でも…こんなに嬉しいなんて…息子に名前を呼び捨てにされて…やだ…私…悦んでる)
美沙子はゆっくりと身体を起こし、宏道の唇に自分の唇を重ねた。
朝のキスは、昨夜より柔らかく、だが深い、昨日まで勢い余って歯をぶつけて来るぐらい下手くそだった宏道が生意気にも舌を差し入れてくる、母親の唇を散々貪って上達した息子の舌使いに美沙子も素直に絡ませた。
お互いの唾液が混じり合い、甘い音が小さく部屋に響く。
キスを解き、美沙子はシーツを払いながら言った。
「宏道くんは今日も仕事でしょう? どこかで朝ご飯、食べていく?」
そう言って美沙子がベッドから降りようと腰を浮かせた瞬間、宏道の手が、美沙子の腕を掴み、ぐい、と抱き寄せられる。
「きゃっ……」
美沙子は小さい悲鳴を上げたが、その声は怖がっているものではなかった。
むしろ、嬉しさが滲んでいる。宏道の胸に押しつけられ、熱い体温を感じながら、美沙子は内心で微笑んだ。
「どうしたの?遅刻しちゃうよ」
顔を上げて心配する美沙子に宏道が再び唇を重ねる、今度はより深く、舌を絡ませ合う。
(あああぁ…)
目を閉じて息子の舌に自分の舌を預ける、唾液の糸が唇と唇の間に光る。
目を閉じている間に宏道の手がちゃっかりと乳房に伸びてきた。
宏道は離乳してもしばらくは寝付くまで美沙子の乳房を揉ませ、乳首を弄らせないと寝ない子だった、あの頃は単純に安心する為の行為だった、今は熟れた肉を、嬲るように掌全体で揉みしだき、指が乳首を摘まみ、わざと痛みを与えるようなやり方でコリコリと転がす。
「んっ……あ……宏道……」
思わず喉から、甘い声が漏れ出る。
(お店にきた時はまともに見ることも出来なかったくせに…今は平気で…乳首を……嬲ってくる…いやらしい子…)
目を閉じたまま手を伸ばし、手探りで見つけた宏道の肉棒を握る。
(やだ…熱い…)
朝から固く勃起した肉棒が、熱く脈打っている、血管が浮き、先端からはすでに透明な液が滲んでいた。優しくゆっくりと上下に扱いていると
「昨日あんなに出したのに……」
と思わず呟いてしまう。
(昨日、何度も私の中に出して。口にも、胸にも、子宮の奥にも。なのに朝になって、またこんなに硬くなってる。若いってすごい……。でも、この熱いのが、また私の中に挿れたいのね…私も欲しいわ…息子の朝勃ちを私の中で感じたい)
目を開けると宏道が顔を覗き込んでいる、そして余裕を含んでいた声で
「挿れたい?」
と聞いてくる、思わず私は宏道の胸に顔を埋めて
「……挿れたい、挿れさせて…」
私がそう言うと宏道は満足げに微笑み、ベッドに仰向けになった。脚を少し開き、硬く反り返った肉棒を私に向けて言う。
「上に乗ってよ」
私は言われるままに宏道にまたがった、熱い肉棒に手を添え、自分の入口に先端を押し当てる。
ゆっくりと腰を落としていくと”ずぷり”と奥まで沈み込む感触、目を閉じたままでこの感触を味わう。
(固い……。熱い……。昨夜あんなに出したのに、朝の宏道のおちんちんは、こんなに固くて熱い。子宮の入り口に、熱が直接当たってる。驚くほど……すごい)
この時間が出来るだけ続くよう私はゆっくりと腰を上下させ始める。
幸い、昨夜散々放精したせいか、宏道はすぐに絶頂に向かう様子がない、むしろ余裕の顔で私の動きを眺めている。
もう昨日までのぎごちなく焦っていた宏道とは違う。年上の女が自分の上で腰を振っている光景を、堂々と受け止めている。自信が、瞳に宿っている。
(ああぁ…この顔……凄い余裕がある…宏道はもう“女を満足させる”事に自信があるのね、昨夜の落ち込みが、嘘みたい。お店で最初に会った頃は、裸の女を前にオドオドしてたのに。嬉しい…宏道が元気になってくれて…そして自身を持ってくれて本当に嬉しい)
もっと自信を持たせてあげたい、私は自分の両手で自分の熟れた乳房を持ち上げ、揉みしだいてみせた。
乳首を指で摘み、捻り上げて見せる。
喘ぎを、わざと大きめに漏らす。
「んあっ……宏道のおちんちん、朝からすごい……奥まで当たってる……んっ、いやらしい女だね、私……」
宏道が、低く笑った。
「自分でそんなエロパイ弄るなんて、いやらしい女だな」
その言葉が私の耳に甘く響く、私は腰の動きを止めず、内心で深く頷いた。
(よかった……本当によかった…また会えてよかった…いつかはこの関係は終わっちゃうけど…終わっちゃうけどそれまでは…それまではいつでもどこでも私を使ってね。好きにしてね。お母さんのこの身体は、宏道のためにあるんだから。朝でも、夜でも、疲れたときでも。いつでも、挿れて。出して。私を、好きなように使って)
私は泣きそうになるのを必死に我慢しながら腰をふることしか出来なかった。
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