シズカとデートしてから俺は他の女と会うのをやめた。別にシズカに言われた訳じゃないし、付き合ってる訳でもないから関係ないけど俺が会う気がなかった。
「こないだの子って何となく川崎先生に似てるよね。」放課後部室に向かってると後ろからリナにいきなり言われる。
「年下なんで珍しいなと思ったけど納得だわ。まだ未練あるの?」
「別に似てるからとかじゃねーよ。たまたま似てただけ。」
本当に未練なんてない。
部室でゴロゴロしてるとシズカが来た。
「先輩!早いっすね。」「ケンゴは?」「今日はいいって言ってたっす。」「最近全然こねーな。」何となく会い辛いから、ちょうど良いけど。いつもなら騒いでるシズカが大人しい。
「なんか大人しくね?何かあった?」
シズカは言い辛そうに「さっきたまたま聞こえたっすけど、先輩は川崎先生って人を忘れられないんですか?」聞かれたのか。。
「あいつにも言ったけどアヤに未練はないし、2度と会うこともねーから。シズカをアヤの代わりにしてる訳でもねーし。」
「アヤ?え?」俺は色々と説明した。
「先生と付き合ってたんっすね。ドラマみたい。。」「もう昔の話だからな!」
「私なんかが一丁前にすみません。先輩に相手してもらえるだけで充分なんすけどね。都合良く使ってもらうだけでありがたいっす。」
そう言って寂しそうに笑った。
「リナ以外で俺の部屋に来た女シズカしかいねーからな?都合の良い女じゃねーよ。」
「本当っすか?やったっ!」
シズカの携帯が鳴る、
「もしもし、おばちゃんが?うん。わかった。うん。じゃぁね。」
「ケンゴのおばちゃんが用あるみたいなんで今日は帰りますね!また明日来ます!」
シズカはケンゴの家に行くがおばちゃんの車はない。
ドアを開け「ケンゴー、おばちゃんはー?」
「ちょっと出掛けたから部屋で待っててって。」
ケンゴの部屋に行くと「シズカって先輩と付き合ってるの?」「急になに!?付き合ってないよ!」「じゃ先輩のこと好き?」「好きだったら何?ケンゴには関係ないじゃん。もう帰る!」
「俺ずっと前から好きだった!」
「え?」「俺は昔からからずっとシズカを好きだったのに、あんな奴のどこが良いんだよ!
年上とか結婚してる人とばっかりエッチしてるって噂だぞ!お前が泣かされるのなんて見たくない!」「気づかなくてごめんね。でも私にとってはケンゴはお兄ちゃんなの。先輩にどんな噂があって、それが本当だとしても好きなもんは好きだから。帰るね。」
シズカ帰ったし部室でゴロゴロしててもヒマだし帰るか。部室の入り口に鍵が落ちてる、あいつのか。電話したけど繋がらないし家まで届けるか。
シズカの家の前に座り込んでる。バイクを前に止めるとシズカは顔を上げ「先輩?どうしたっすか?」初めて暗い顔を見た。「鍵お前のだろ?落ちてた。」「すいません!ありがとうございます!!」「なんかあった?顔暗いけど。」
「はい。ここじゃあれなんで中入って下さい。」
リビングに通されお茶を出してもらうと、ケンゴとの話を聞く。「もう今まで通りって訳にはいかないっす。どんな顔して会えば良いか。。。」
そんな話をしてると。
「ただいまー。誰か来てんのー?」
若い女の人が入ってくる。「アヤ?」「え?」
「ん?知り合いだっけ?」シズカ以上にアヤに似てる。今のアヤよりもだいぶ若い。「すいません。知り合いに似てて。」「ビックリしたー。で誰?」「高校の先輩のマサヤさん。こっちは姉のアヤカっす。」アヤカだからビックリしてたのか。「妹がお世話になってます!ゆっくりしてってー」
お姉さんがいなくなると「お姉ちゃんはそんなに似てるっすか?」今日この話をしたばっかだったのに、何てタイミングだ。「あんな先輩の顔初めて見たっす。」「先輩が彼女作らないのは良いっす。それに他の人と何しようが我慢出来る、でも好きな人がいたら私なんかじゃ絶対太刀打ち出来ないから。。ごめんなさい。鍵ありがとうございました。今日は1人になりたいんで。」
次の日部室にシズカが来ると「昨日はごめんなさい!先輩が誰かを好きになるのも自由なのに変なこと言って。」部屋に入るなら勢いよく謝ってきた。「昨日はビックリしただけで本当に未練なんてねーから。そうゆう性格じゃねーし。付き合うとかそうゆうのは考えられんけど、お前は他の女とは違うからな!」「本当っすか?」シズカが抱きついてくる。
その光景を写真に撮られてるのに全く気づかなかった。
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