「お母ちゃんどうしたの?」
後日、田舎から彼女に電話が有った。
「え?分かったわ。うん。お父ちゃん良かったね。」
彼女は、父に犯された時に、セックスの焦らしテクニックに翻弄され結婚の約束をさせられたのである。
父の会社は大企業、そして重役だから彼女の父の会社に忖度したのだ。父の会社に取引出来るなんて田舎の中小企業はお祭り騒ぎ、息子との婚約祝いと言ったから、彼女の父は大手柄だった。
「でかした。玉の輿だ。彼の気が変わったら大変。入籍しなさい。直ぐにご挨拶に向かうから。」
そして、彼女と僕は学生結婚して、僕の家から大学に通っている。授業料もウチが負担し、寮の家賃も無くなった田舎の両親はもう足を向けて寝られないのだ。
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