途中で
丁度、二人が灘中央市場へ向かう途中だった。モトオはかなり強い恋愛感情を抱きながら母へと目をむける。彼の目に入ってのはオーバーコートで隠れて見えないスカートの下からはみ出している白いソックスと茶色の爪先が尖ったローヒールをはいたままの脚だった。「いつもセクシーで綺麗に見える脚の色が色黒な肌よりも浅黒い肌色に見える。昨日、かあちゃんは僕に赤ちゃんを産みたいと言っていた。僕だってそんなかあちゃんに元気な赤ちゃんを産んでほしいと思うしかない。」モトオがそう思っている時だった。ヤスコはなぜだか左手をそっちへと伸ばして息子モトオの手を握りしめた。この温もりに刺激されて興奮気味になるモトオ。「あんたの手ってとても冷たいやね。」「ああ、かあちゃんの手って温かいなあ。気持いいよ。かあちゃん。」「何なの。」「昨日、僕と一緒に寝てくれたよね。」「そうよ、とても温かったやろ。このかあちゃんの体。」「そうだったよね。」やっと灘中央市場に着くと、ヤスコは息子と共に買い物をやりはじめた。さすが日曜日でもあって、たくさんの人々で賑わっていた。人混みがすごく身動きできない二人。モトオは自分の長ズボンの表面から何かが触れているのを感じていた。「ああ、そうか。かあちゃんの脚がこの長ズボンの表面から触れているんだ。とても温かく感じてならない。」丁度、ヤスコは考えていた。何を考えていたのか。初めて息子モトオにセックスさせてやりたいと考えていたのだ。買い物を終えたら、二人はタクシーに乗り込んで自宅へと向かう。モトオは重たいほうの買い物荷物をしっかりと持ったままだ。そして、ヤスコの脚がまた息子モトオがはいている長ズボンの表面から触れていた。「ああ、かあちゃんの脚が相変わらず温かく感じてならない。」
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