僕達は、スポーツゲームを立ち上がって遊んでいた。
「でも、やっぱりママと結婚は無理かな。」
と、僕がしょんぼりして、言ったら、母が
「あら?どうしたの急に。」
と、ゲームを止めてしまった。
「だって、ママ大きいからさ。ほら、あそこの鏡見て、身長が全然違うよ。
学校じゃ女の子のほうが大きくてわざと近くに来て笑いなが話すんだよ。
ちょと怖いんだ。
ママは優しいけど、ごめんね。」
母は、元アスリートで180cmも有ったから、今の僕より身長差が凄かったのである。
母が手招きして、
「タクヤ、こっちいらっしゃい。
じゃあ、練習しましょう。」
と、僕を抱きしめた。
「うわ、ママオッパイで前が見えない。苦しいよ。」
「大丈夫。あなたはママの子よ。きっと大きくなるわ。男の子は、成長が遅いの。もしかしたら、ママより大きくなるかもよ。そのうち女の子なんて怖くなくなる。」
「そっかー、そしたら、今のママが僕で、僕がクラスの女の子だね。
全然怖くないや。あはははー。」
と、僕は母の胸の中で大爆笑したのである。
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