(恵の独白 つづき)
はじめは、恵介が急いで部屋に戻っちゃう前に、わたしの手でボッキした彼のペニスを慰めて、イカセてあげようかな、、、と思ったの。
それはすぐに思いついた。
だって、夫の賢介(けんすけ)がソレ大好きなんだもん。ちょっとだけ、夫のこと、話したくなっちゃったな、、、
夫とはもう2年近く会ってない。でも、仲が悪いわけでも、離婚を考えてるわけでもない。
夫は優秀な商社員で、海外勤務が長いの。はじめはロンドン。その次がシンガポールで、今はアメリカのボストン。
優秀な外国語大学を卒業して、そのまま、商社に入社した。名門の女子短大生だったわたしとは、合コンで知り合った仲。お互いに一目惚れして、すぐに結婚した。
芸は身を助かるって言葉があるじゃない。でも、実際はその通りというか、その反対というか、、、
夫は誰もが知ってる商社に入れた勝ち組だけど、それで、ずっと海外勤務。わたしは結婚してすぐに、この結婚は失敗だったかなと思い始めた。だって、大好きな賢介さんと一緒に居られないんだもの。淋しくて淋しくてたまらなかった。
ロンドンで夫と一緒に暮らすことも考えたけど、ちょうど派遣が決まった時に、恵介を孕っていて、出産を第一に考えた私達は、一時的なことと考えて別居を選んだの。それがずるずると長くなって、、、
景気がいい頃は、会社のお金で2ヶ月に1回は、賢介、帰国してくれた。一週間のうち3、4日、家にいられたから、わたしはもう狂ったようにセックスしたかった。
でも、賢介ったら、だんだん仕事人間になっちゃって、すぐに終わらせようとするの。
手でしごいて、射精させてくれとか、椅子SEXで逝かせてくれとか、、、手っ取り早いことだけが好きみたいで、わたしはもう欲求不満。
手でイカせるのも、椅子SEXも嫌いじゃないよ、わたし。特に椅子SEXは大好き。
賢介が折りたたみのパイプ椅子に座って、脚を広げる。私がその間に入って、賢介と同じ方を向くの。背面座位っていうのかな?わたしが賢介のがっしりした左右の太ももに手をついて、スキーの滑降スタイルみたいな感じで、腰を動かすの。もうすぐにお汁がじゅるじゅると流れ出して、体が火照って、膣奥がとろけ出す感じ。夫はその間、腕を回して、がっしり私を後ろから抱いてくれたり、尖った左右の乳首を引っ張りあげて、興奮に導いてくれる。
もうアレが、あの体位が大好きなのに、長くても10分で終わっちゃう。あの姿勢でのセックスなら、わたし、3時間でも4時間でも続けたいし、続けられる。そのくらい好きなのに、賢介ったら、手早く終えるために刺激の強いあの体位を選んでるだけなの、、、
それが終わると、すぐにパソコンに向かって業務報告の書類や会議のプレゼン用スライドづくりを始める。なんだか、バカにされた気分がした。
まるで、頭をスッキリさせるために、エッチしてあげたみたいじゃない?
授乳させた後に、興奮した息子の恵介のペニスを握って、手で逝かせてあげようかな、、、という考えも浮かんだけれど、彼を夫のような男に育てるみたいな気がして、手で射精させるのは、やめにしたの、、、そのかわりに、、、わたしが考えたのは、
、、
(恵の独白 つづく)
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