加奈子はスポーツジムに通いはじめていた。大樹のためにも、少しでも体型を維持していたい。
自宅からは離れた場所にあるため、免許がない加奈子は乗り継ぎになるが、24時間営業なので使い勝手がいい。
この日も午前中軽く汗を流し、ジムから出てしばらく歩いたところで車の中から、山根さんと声をかけられた。
インストラクターの村井だった。
軽く挨拶を交わした後、村井は明けで帰るところなので、送りますよと声を掛けてきた。
加奈子は断ったが、村井は遠慮しないでと半ば強引に誘ってきた。
加奈子は根負けし、相手はジムのコーチだし間違いはないだろうと好意に甘えることにした。
村井は40手前で独身の男だった。
170ちょっとの身長だが、鍛え抜かれた超マッチョな体をしていた。
それらしい、刈り上げた短髪で、太い眉、細い目、団子のようなデカい鼻だが、なんとなく愛嬌のある性格で特に人妻の会員達に人気があった。
加奈子はタイプではないのと、ときどき感じる村井の視線に苦手な感情を持っていた。
最初はぎこちない空気が漂っていた車内も村井のひょうきんな性格と話に雰囲気は次第にほぐれていく。
加奈子は剥き出しになっている村井の太い腕が視線に入り、その筋肉に目を奪われる。
みんなが噂するだけあるわ、本当にすごい筋肉、加奈子は思わず見とれてしまっていた。
村井は何度も横に座っている加奈子を盗み見ていた。
その上品に整った顔立ち、シートベルトのために主張を強めている乳房、それにジムで男達の視線を集める、よく持ち上がった丸いヒップ。そして、穏やかな立ち振る舞いに、ハッとするような色気が漂う。
加奈子は最高の女だった。
今まで、多くの人妻会員を喰いまくった村井だったが加奈子は特別だと感じていた。
他の女が全く目に入らなくなり、なんとしても加奈子をモノにすることしか考えられなくなっていた。
しかし思いのほか加奈子のガードは堅い。
上品に美しく、スタイルも抜群で、とても43には見えない加奈子は、ジムでもいろんな男達にナンパされていた。
下は学生から、上は中年男まで、多くの男が声を掛けていた。
加奈子はそれとなく上手くかわしながら対応していた。
全く隙を見せない加奈子に手強さを感じた村井は強引な手段に出ることにした。
この最高の女を絶対にモノにしてやる。
村井は急に横道に入り、人気のない場所に入り車を止める。
そして、車のドアをロックした。
加奈子は驚き、どうしたのか訊ねてきた。
村井は車の調子がおかしいと言って、車内を調べるふりをして、加奈子の前に身を乗り出す。
わけも判らず戸惑う加奈子に村井は襲いかかった。
一気にシートを倒し、加奈子の顔を押さえて唇を奪う。
加奈子は驚き、なんとか逃れようとするが、村井の力強さの前では抵抗どころか身動きすら出来ない。
村井は舌を口中に差し込もうとするが、加奈子は歯を食いしばり必死に耐える。
村井は加奈子の胸をまさぐった。
加奈子の体が弾み、思わず口元が緩む。
すかさず舌を差し入れ、加奈子の舌を探す。
逃れようとする舌を追い込み、絡め取る。
必死に抵抗する加奈子の豊かな乳房を揉みつづけるうちに舌の力が抜けてきた。
思う存分に舌を絡める、味わう。
胸元のボタンを外して、ブラの下に手をくぐらせ直に乳房を味わう。
思っていたよりデカい、肌もきめが細かい、スゲー胸してやがる。
村井は歓喜していた。
つづく
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