ユカリはまるで夢遊病者のような足取りで、吸い寄せられるようにドアの前に立っていた。
音も立てずにドアを少しだけ開く。
昨夜と同じベッドの上の光景が目に飛び込んできた。
ああ、してる。
わたしの下着をおかずにして、また今夜も直人がオナニーしてる。
直人は手にしたユカリの下着の匂いを嗅ぎながら、うめき声を漏らし、激しくしごいていた。
直人の男根は猛々しく反りかえり、先汁を噴き出し続ける先端部が生々しくテカらせている。
ああ、直人のオチンチン、きのうより逞しく見える。年頃の男の子のオチンチンって毎日成長しているの?
たまらなくなったユカリは、張りつめている乳房に指を這わせ、尖りはじめている乳首を優しく撫でていた。
ああ、すごく感じちゃう、わたしも直人の匂いを嗅ぎたい、そうしてオナニーしたい。
乳首を摘まみながら、もう一方の手を下半身に向ける。
ああ、濡れてる、直人のせいよ、、、ああ、直人、、、
その時、ベッドの上の直人が黒の下着に顔を埋めながら、呟いた。
「ああ、綾乃さん、、、」
えっ、、、ユカリは一瞬、体が固まっていた。
あまりのショックに腰から崩れ落ちそうになる。
どうして?どうして綾乃さんなの?
ユカリの頭の中は混乱していた。
やっぱり昼になにかあったの?
いったい何があったの?
いやよ直人、、、そんなのいや、、、
ユカリは不安に体を震わせながら、ベッドの上の直人を見つめ直していた。
つづく
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