ユカリは落ち着かない夜を過ごしていた。
ようやく直人が風呂から出て部屋に戻るのを見計らって、静かに脱衣所へ向かう。
洗濯カゴの中にあった下着を確認する。
ああ、無くなっている。ブラジャーもショーツも両方とも持っていったんだわ。
また今夜も逞しい直人の男を見ることが出来る。
ユカリはいったん、綾乃とのことを頭の中から追い出し、胸をドキドキさせながら寝室へ戻った。
ふと鏡にうつる自分を見て、こんな色気のない寝間着のまま、直人の部屋へ行くことに気持ちが滅入ってしまう。
ユカリは寝間着を脱ぎ捨て、全裸になった。
ほどよく肉ののったスレンダーな体に意外なほど実った乳房。
房の反りが強く、程よい大きさのさくら色の乳輪と上を向いた乳首。
下半身の女の土手に這いまわるやわらかそうなうっすらとした陰毛。
ユカリはまず、その陰毛が透けて見える、白のショーツを身につけた。パンと張った形の良いヒップラインをきれいに見せるセクシーなものだ。
同じく形の素晴らしい胸はブラジャーをせず、その上からシースルーの黒のナイティーを身につける。
ユカリは全身を鏡に映して、確認する。
乳房もショーツも丸見えで、なにか裸よりイヤらしい、男をたまらなく昂ぶらせる格好だった。とても高校生の息子の前でする格好ではなかった。
こんな姿を直人に見られたら、襲いかかられても文句など言えない。
ユカリはゴクリと唾液を飲み込むと、そのままの格好で直人の部屋へと向かっていた。
つづく
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