★ 生理用品の取り扱いとパパ!
その夜、【ナオの部屋】では、父雅人と娘ナオが神妙な面持ちで向き合っていた。重々しい感じである。
そして二人が互いに向き合って座っている間には、【生理】に関するモノが拡げられている。それが妙に滑稽に見えるのだった。
ナオは、学校でもひととおり、【生理】に関することは習い、ある程度、理解はしていたつもりだったのだが、覚悟はしていたものの、
いざとなると、驚きと戸惑いで不安を隠せなかった。家に母や同性の親族がいれば心強いのだが、相談できるのは今は実の父親のみであった。
必然、帰宅してきた父雅人に不安をぶつけ、相談する術しかなかった。
「パパ~!…私、こわくて、不安で~。」
涙目ながら、懸命に父雅人にすがりたいという表情ありきのナオであった。
一方、ナオが5年生になったくらいから、父雅人もある程度、初潮に対する知識と心構えを意識し始めていたのだった。【もしも】の時、自身も
娘ナオのために、役に立ちたいと思って、彼はネットで、それに関する情報を収集していた。
幸い、最近のネット情報は、ユーチューブを含めさらに詳しく教えてくれていたのだった。
父、雅人は不安げに相談してくる娘に優しく言うのだった。
「心配しなくていいよ。お父さんは【男】だけど大人でいろんなことは知っているから、今からいろいろ【生理】に関することを教えるね」
そう言う父にナオは安堵と笑顔をみせ、父と向き合って冒頭のような状況になっていったのだった。
それからは、ゆっくりとだが直人は本当に懸命に説明を具体的でリアルに重ねていく。生理用品の種類、生理の仕組み、期間、多い少ない、
生理痛といった身体的な面や使用の生理用品のリアルなつけ方、使い方、処理の仕方、生理用ショーツの活用。、
といった点、オリモノシートの活用、挙句セックスの大切さまで リアルに教え込んでいく雅人であった。
女性同士でもデリケートに接しなければならない【生理】に対し、いくら実の娘のためにとはいえ、リアルに話し合っていくこの光景の
【異常さ】を当の二人はこの時気付いてはいなかった。特に互いの性器を確認し合うといった【性的虐待】ともとれる行為も
この時は雅人にとってやましいことはない単なる【性教育】に過ぎなかった。
無意識に娘に性を意識しているにも関わらず、それをこの時、雅人自身意識していない。これほど危険な感情はない。
股間に熱いものを感じてはいたはずで、カウパーも実際漏れていたのだった。
幸いなことは雅人自身も無意識だったため、娘ナオも父の異常さに気付けなかったのは幸いだったのかもしれなかった。
~つづく
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