驚いたのは、美咲も同じだった。
夫との変態行為に娘を巻き込むと言うアブノーマルな妄想で、激しく逝った後だったが、夫婦の性に娘を巻き込むと言う妄想自体に、罪悪感を全く感じない訳ではなかった。
心の隅では「遥ちゃん..、いやらしいお母さんでごめんなさい..」と謝っているくらいだ。
それが、全裸のままで廊下に出たら、その謝る対象の筈の娘が、自分と同じ全裸で立っていた。
胸の前で、両手で何かを握りしめている。
青い布地..。
私の..、ショーツ..!
美咲は、娘が自分と同じ過ちに陥ってしまっているのを知った。
その娘は、母親から見つかって、驚きと恐さ、そして恥ずかしさで硬直してしまっている。
いや、それだけではない。
娘の足元には、独特の匂いがする生温かい液体、おしっこが溜まっていた。
美咲は理解した。
可哀想に..。
お母さんから見つかって、叱られると思ったのね..。
遥ちゃんを叱ることなんて、今のお母さんには出来ないの。
可哀想な遥ちゃん..。
美咲は、固まったままの娘にそっと近づくと、廊下に膝ま着いて、そのか細く冷たくなった裸体を抱き締めた。
母親の温かい身体に抱かれた瞬間、遥は全身をビクンッとさせたが、逆らうこともなく、美咲に抱かれた。
そして、おずおずと両手を母親の背中に回して、自分からも母親と抱き合うようになった。
「遥ちゃん、心配しなくて良いのよ..。
お母さん、遥ちゃんのことを叱ったりしないからね。」
そう言いながら、美咲は自分の熱い唇を、娘の小さな唇にそっと当てた。
キス?
遥は、小さい時以来の母親のキスに戸惑ったが、そのまま受け入れた。
熱く柔らかいお母さんの唇..。
あっ、押し付けられて..。
お母さん、舌で..、舌で私の唇を舐めてくてる。
これが、大人のキス..?
遥は恍惚となってきた。
硬直していた身体の力が抜け、唇を塞がれたせいか、鼻からの息も荒く熱くなった。
美咲の舌は、とうとう娘の口の中に完全に侵入し、遥の口の中で遥の舌を舐め回す。
うっ..、うう..。お、お母さん..。
口を塞がれながら、遥は母を呼んだ。
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