自分のショーツを口に入れるのは、遥はやはり躊躇した。
ああ、これがお父さんから、いえ、お母さんからでも良いから、「遥ちゃん、口を開けて!自分のショーツ、咥えて!」って言われたら..。
私、きっと泣きながらでも、ちゃんと咥えると思うんだけど..。
その時遥の頭に、お母さんの脱いだショーツ、洗濯かごに入ってるんじゃないかな?と言う考えが浮かんだ。
そうだわ。自分のより、お母さんのショーツの方が..。
遥はオナニーしかけの全裸のままで、再び自分の部屋を出て、浴室へと向かった。
暗い廊下を、足音を忍ばせて浴室の方に歩く。
自分の家なのに、全裸で、それもエッチな目的で歩くのは、思春期の遥にとって、心臓の鼓動が聞こえてくる程の緊張を伴った。
暗闇に慣れてきた目が、洗濯かごの中から、母親の薄いブルーのショーツを見つけ出した。
その場で、そっと匂いを嗅ぐ。
ツンとする汗の匂いの自分のショーツと違って、刺激的だが何処となく柔らかな、包み込まれるような、それでいてエッチな香りがする。
私も、これを穿いてオナニーしようかな..。
そう思いながら、母親のショーツを手に持って、自分の部屋へと戻ろうとした時だった。
いきなり廊下の向こうの母親の部屋のドアが開き、まぶしい光が見えた。
お母さんが、出てくる!
こんな姿、見られたら..。
遥は隠れようと思ったが、隠れる場所も時間も無かった。
「遥ちゃん?そんな所で、何してるの?」
それはオナニーで絶頂を楽しんだ後、オナニーに使った娘のショーツを、洗濯かごに戻そうと部屋を出てきた美咲の声だった。
その声を聞いた途端、パニックに遥の心は真っ白になった。
自分の内腿に、なま温かい液体が伝って落ちるのが、遠くで感じられた。
遥は、失禁したのだ。
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