年末年始の息子からの過酷な責めで、さすがに和子は家に戻ってから2日程寝込んでしまった。
それでも1週間もすると、これまで通りに仕事も家事も、そして息子の奴隷としての務めも果たせるようになった。
母親として、息子にちゃんと結婚してもらい、可愛い孫の顔を見せて欲しいと思うのは当然だろう。
しかし、息子の特異な性癖は、普通の女の子では受け入れられないだろう。
他人様の大切な娘さんを苦しめ迷惑を掛けるより、母親である私がどんなに辛くとも息子の責めを受け続けよう。
でも..、でもこれから先、息子と、息子の性癖を受け入る事の出来る女性との運命の出会いが有るかもしれない...。
その時は、嫉妬等せずに、その健気な嫁を可愛がってあげよう。
もし息子が嫁に、耐えきらないような過酷な責めをする時は、私が代わりにそれを受けよう。
和子はそう考えていた。
やがて季節が移り春の気配が漂ってきた。
世間では新年度や新学期と忙しいが、そんな中、息子が和子に、
「今度の週末に、一緒にお母さんの実家に行けないかな?
あそこで会わせたい女の子がいるんだ。」
と言った。
そう言った時の息子の顔は、何か恥ずかし気で、それは和子にとてつもなく素晴らしい予感を与えたのだった。
「彼女?いつからお付き合いしてるの?」
「いや、まだ3回しか会ってないんだけど..」
「でも、でも良い娘さんなんでしょ!
貴方のこと、好きになってくれそうなんでしょ?」
息子は照れ笑いするだけで、具体的な事は教えてくれなかった。
和子は忙しい仕事を遣り繰りして、世間では春休みにあたる期間中に、2泊3日の時間を作った。
そうこうしながらも、夜息子から責められながら、何とかその女の子の事を息子から聞き出そうとする。
こんな息子の性癖を知っているのかしら?
それと、もし息子と私の事を知られてしまったら..。
心配は尽きなかったが、息子は、
「向こうに行ったら、全部僕に任せて。
それと、また彼方でお母さんを責めさせてね。」
としか言わなかった。
※元投稿はこちら >>