和子は顔を杉の木の皮に押し付けて、必死に声を上げまいと努力した。
しかし、息子がアナルに入れたぺニスと、膣の中で捏ね回すビール瓶の口が、薄い粘膜を隔てて身体の中で擦り合わされると、和子の意識が一瞬飛んだ。
「ひっ!い、いいーっ!」
無意識に甲高い声を上げてしまったのだ。
軽四トラックの周りの男達の内の一人が、何か甲高い声を聞いたような気がした。
女の絶叫のようだったが..?
しかし、この元日のまだ日の出前の寒い中、こんな所に女がいる筈はないが..。
その男は、仲間に話し掛けると、仲間は顔を横に振った。
聞いてない、と言ってるようだ。
それでもその男は、納得出来ないようで、一人トラックから離れて、和子が息子から犯されている杉の木の方に近づいて来た。
まだ和子は無意識の中にいる。
息子からの責めで、それほど大きな声では無いが、
「あっ、あっ、あっ!そ、そんな..佑ちゃん..」
など喘ぎ声を上げていた。
男はかなり近づいてきたが、やはり夜明け前の暗がりで、正体不明の声を聞いたのは気味悪かったらしい。
和子達に10メートル位まで近づくと、
「誰か、いるのか?」
と大声を出した。
その声で和子は我に帰り、自分がとても危ない状態にあることを理解した。
もう絶対声は出せない。
もし見つかったら、変態親子と噂になり、二度とこの故郷には戻れない。
いや最悪の場合、あの男達に息子は暴力を振るわれ、自分は輪姦されるかもしれない。
もともと寒さで震えていた身体だが、今度は新たな差し迫った恐怖で震え始めた。
幸い佑樹は、そのスリルに興奮が高まり、母親のアナルで射精出来た。
佑樹も射精後は、さすがに冷静になり、母親の膣からビール瓶も抜き取ってくれた。
二人で見つからないように、草の中に身を低くして沈める。
杉の木を抱く和子の手首に嵌めた手錠を解錠する動きも、近くまで来た男から見られる危険があった。
まだ残る薄暗さだけが救いだった。
男は大声を出した後、しばらくこちらの様子を見ていたが、更に一歩こちらに近づく。
和子は自分の下半身が暖かくなるのを感じた。
また失禁したのだ。
幸いな事に、近づく男に対して、トラックの側にいた他の男達が声を掛けてくれた。
「何やってるんだ?
初日の出が出てしまうぞ!」
近づいた男は、まだ不審そうだったが、諦めて遠ざかっていってくれた。
男達が神社に登る石段を上がって見えなくなった時、和子は佑樹の見ている前で、子供の様に泣き出したのだった。
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