それから、しばらくした休日の土曜日。
廊下から妻眞子の声が聞こえた。
何やらトイレの調子が悪いからと義父巌に修理を頼む声だった。
浩一は最近の眞子の様子に違和感があったので自分もトイレに向かった。
トイレのカギがまた掛かっている。
中の妻眞子に開けるよう言っても忙しいと開けない。
父親巌と2人でトイレに?
しばらくするとやっと、ドアが開いた。
大男父親巌と妻眞子の2人には狭い空間だった。
父親巌は息子浩一にニンマリしながら伝えた。
『便器の調子が悪かったから弄ってやった』。
髪が乱れ、頬を赤らめた妻眞子も言わされているかのように
『いけない、お便器の調子が悪かったのでお父様に弄って貰ってました。』
『お義父さまに、お便器を、いけないお便器をくちゅくちゅ弄って貰いましたら、すごく気持ちよく治りました。とっても気持ち良く治りました。』
2人の言い回しのおかしさ、眞子の怪しい様子。トイレに漂う淫靡な香り。
浩一には不安になる事ばかり起き始めた。
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