イキすぎた私はもうその境界が消えたかのように、ずっと絶頂帯にいるみたいになっていた。
リョウコの肩を触れば指が、開いた脚を動かせば股間が…身体全体が性感帯のようで、リョウコの息がかかる首筋からも快感が広がる。
息絶え絶えで何かを言おうとするリョウコ。けれどその言葉は言葉ではなくただの喘ぎ声にしか聞こえなかった。
『…出すよ』
遠くに兄の声がうっすらと聞こえた気がした。あぁっ!と悲鳴のような声あげたリョウコ。
私の中に射精されているわけじゃないのに、振動が伝わって膣に精液が流れ込む感覚があった。
ビクッビクッと痙攣するリョウコ。私の中にあるモノを一緒に動かすせいで私も同時に身体が動いてしまう。
振り子のようにお互いがお互いをエンドレスで刺激してしまい、2人とも泡を吹いて失神した…らしい。
…と言うのは後で兄から聞いたから。もうその時の記憶は途中からなくなっていた。
気づいた時はベッドで脚を拡げて死体のようにころがっていた。
リョウコも同じくらいに目を覚まし起き上がろうともがいていたけど、手も足も力が入らないみたいで、それが自分でもおかしかったのかケラケラと笑っていた。
何も考えられない。
ただ気持ちよかった。
ぼ~っとしたまま天井を見つめ、隣に寝ているリョウコの呼吸をただ聞いていた。
槌シホちゃん…起きてる?槌
「うん。」
槌スゴかったね!槌
「うん。」
槌起きられる?槌
「……ちょっと…ムリかな」
槌だよねぇ~槌
リョウコは頭を少しあげて兄を見ると、わずかに動く指で何か指示した。
兄はすぐに私とリョウコの股をウエットティッシュで拭うとそのまま2人に毛布をかけた。
まだ身体中がビリビリとする感じだったけど、目を閉じて夢の中へとまた潜った。
※元投稿はこちら >>