穴…と言っても丸い穴があいているわけじゃないので、彼は入れる場所を指で何度も探していた。
意図せずいじられるのが気持ちよくて、私はすぐに場所を教えなかった。
何度も指で探しながらやっと見つけた窪み。彼は肉棒をつまみながらその窪みに押し付けた。
「うん、そこ…」
本能なのか、彼は私が言わなくても狙いを定めて一気に挿入してきた。
ヌルヌルヌルッと肉棒は私の膣へと侵入し、彼と私の肌が密着した。
『入った…』
ひとことつぶやくと、彼は私の顔の横に手をついて見つめ合う体勢をとる。
「気持ちいい?」
『うん…すごく…』
「腰動かせる?」
『…ん…』
ぎこちなく動く腰。それでも私はすごく気持ちよかった。ヒロトの指くらいの太さ…でも指とは違う、肉棒ってだけで興奮していた。
たぶん、私はだらしない顔になっていたんだと思う。私の反応を見ながら彼もだんだんと緊張した顔から穏やかな顔に変わっていった。
その表情もすぐに険しくなり、私は終わりを予感して開いていた脚を閉じて彼の腰をつかんで閉めた。
『ッううっ!…』
苦しそうに目を瞑る彼の肉棒は、ヒロトや兄と同じくドクンドクンと脈打っていた。
のしかかる彼の背中に腕を回し、私もビリビリとする気持ちよさの余韻に浸った。
「セックスだけする友達ってセフレって言うんだって。アキラくん、私とセフレにならない?」
『…なる。またしたい…』
「彼氏が一番だけど、それでもいい?」
『うん。』
「フフッ。じゃそゆことで!あ、この事誰にも言っちゃダメね!」
まだベンチに寝転ぶ私をよそに彼はズボンを履き直して、じゃあ…とひとこと言って帰って行った。
気持ちよかった…
というのが素直な感想だった。特に大きいわけでも激しいわけでもなかったけれど、気持ちよかった。
ゆっくり起き上がると割れ目からドロっと精液が流れ出た。大人と変わらない量の精液が、ベンチの座面の隙間から地面に垂れて糸を引いていた。
バッグから取り出した水でさっと流し、ティッシュで股を拭ってから私も1度家に戻った。
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