身体の真ん中に、まっすぐに飛んだ精液はすごく熱く感じた。
手足は自分の意志とは関係なく震え、ただ快楽に浸る長い時間が流れていた。
ボサボサになった私の髪をゆっくり撫で梳かしている加藤に気づき意識が戻った。
[すごいねシホちゃんは。その歳でもうそこまで昇りつめる事が出来るんだねぇ]
「うん?」
[すごく気持ちよくなれるんだね~って事。大人になってもそこまでの人は少ないと思うよ]
褒められたのか…よくわからなかったけど、この加藤という人は私をここまで気持ちよくさせてくれる人だという認識はした。
荒っぽいセックスも好きだけど、加藤みたいに長い時間をかけてゆっくりと気持ちいい世界に連れて行ってくれるセックスも大好きになった。
遅めの昼ご飯といって出前で取ってくれたお寿司を食べ、15時に駅まで送り届けるとヒロトと約束していたらしく、しっかりその時間前に私を駅のロータリーまで送ってくれた。
当然の様にまた逢う約束をして車から降りた。
ヒロトの家に向かって歩いていると、胸に出された精液の臭いがフワっと鼻をかすめた。
ティッシュで拭っただけでシャワーは浴びていなかったので、少し汗ばむと服の中で臭いが立ち、襟元から少しづつ青臭い…でも嫌じゃない臭いが立ちのぼってきていて、少し前のセックスを思い出させた。
臭いに反応して私の下半身は私の意識とは無関係に、また準備をはじめる。
ふと見えた公園に足をむけ、吸い込まれる様に公衆トイレに入った。
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