無い頭を絞って出したのが自分を使ってほしい…って事だった。
加藤に相談すればもっといいアドバイスをもらえたかもしれない。けど、色々してもらっている上に他の男の事を相談するのも違うなぁと。
なにより私がCのセックスにハマったワケで…。
「先輩、名前は?下の名前!」
『下?…カイト。』
「カイトくん!」
『くん!?』
「あっ!カイト先輩!」
『アハハ!いや、くんでいいよ』
笑うと中性的な顔が女性寄りに変わりドキッとした。
「カイトくんはお家どの辺?」
『東町。郵便局あるじゃん?その裏のアパート』
「けっこー近いんだ。私はそのちょっと向こうだよ」
意外と近所だった。歩いても10分かからないくらい。
これはなかなか楽しくなりそうな予感がして自然と口元が緩んだ。
そんな時に加藤からメールが届く。
(急なんだけど、今日は空いてるかな?前に一度会った、娘として遊んだあの客なんだが。無理なら断るから都合教えてくれるかな?)
急でも何でも求められれば行く。私としてもあの人には興味があったから。
「カイトくんごめん!ちょっと用事できたから帰らないとならなくて…」
『ん、大丈夫。俺もこの後バイト行くから』
「もっとゆっくり話したかったけどまた今度ね!あ、ケータイ教えとく!」
バタバタと身支度をして連絡先を交換。そしてすぐに家に帰った。
いつもは先に予定を聞いているので中に出さないようにしていたけれど、その日はカイトの精液がたっぷり入っていたので、シャワーを浴びながら母が大量に買ってトイレやお風呂にストックしてある洗浄液で洗い流した。
中に出されてそのままにしとくとめちゃくちゃ臭うからね!…と、コンドームを全く使わないウチの事情から洗浄液の使用は必然だった。
制服から私服に着替え終わると玄関のチャイムが鳴った。
『急でごめんね!大丈夫?』
「うん!全然だいじょぶ!もー行けるよ!」
加藤は私を車に乗せ、急いで前と同じマンションまで送り届けた。
『今日ははじめから2時間で言われてるからね』
「おっけー!」
『私は一度会社に戻るけど、終わる頃にはここにいるから安心していいよ』
「うん!じゃ行ってくるね!」
前回と同じくエレベーターで上階へあがり、部屋の前に着いてインターホンを押す。
すぐにガチャっとドアがあいて前島が出てきた。
『急にごめんね!ほんとに…』
「いいえ〜だいじょぶです!」
『今日は娘が友達と夕飯食べに行ってくるって言うから、君を呼べるチャンスだと思って…』
「そうなんですか!私は全然だいじょぶです!今日も前みたいに…?」
前回と同じく中学の制服を着てするのかと思い聞いてみた。
『いや…今日は…普段着ている部屋着でと思ってるんだけど…』
「はい!わかりました!」
前島はリビングのソファに置いてあった畳まれた服を渡してきた。
『今朝まで着ていて洗濯すると言っていたから、汚しても大丈夫。あと本当に申し訳ないけど…その…下着も…』
服の上に丸まった下着が。
私はそれを受け取りその場で着替えをはじめた。
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