「ミキ…夏になったらここでするのキツくない?」
『うん…暑いよね…』
「扇風機買ってくる?」
『扇風機……ホントはエアコン欲しいね』
部室にエアコンはない。勝手に設置も出来ないだろうから夏の間は他の場所を考えないとならなくなりそうだった。
扇子片手に部室にきた大塚に聞いてみたけれど、エアコン付きで自由に使える部屋はないらしい。
『エアコン効いてる場所でってなら、市立図書館くらいじゃない?』
「あ〜…図書館か。図書館のトイレとか?」
『そうだね。でも頻繁に行ってトイレしか使わないってなると怪しまれるかもだけど』
「そっかぁ〜…。あとはカラオケとかゲームセンターとか?」
『でもゴムして入れるだけなら短時間で済むからいいんじゃない?ほら、スカート巻くって後ろから入れるだけとか!』
「…ミキそれで満足できる?」
『無理だけどー!アハハ!』
『シホとミキが満足しなくても相手が満足すればいいのでは?俺ら男は短時間だろうがマンコで出せればそれで満足だぞ?』
「あぁ。そか。」
どうせセックスするなら自分達も満足したいって気持ちがあってそこを考えていなかった。
『夏の間はそれでもいいか聞いてから買ってもらえばいいんじゃないか?それじゃ嫌だって奴がいたら涼しくなるまで待ってもらうか、図書館行けばいいんだし』
「だね!先輩良きアドバイスありがとです!」
『ありがとです!アドバイスのお礼にとりあえず入れますか?…シホに!』
「私かよ!まぁいいけど!」
行為室で大塚の肉棒を口で大きくしてからすぐに後ろから挿入してもらう。
立ったままくっつかなければそんなに暑くもならず、多少汗はかくけれど汗ダクになるほどじゃなかった。
射精した後の大塚を見ると、動いていたぶん顔にけっこう汗をかいていたけれどまぁ夏の普通の男子高校生って感じだったので大丈夫だと思った。
「ってかさ、大塚先輩の精液の量って多くない?」
『あ!わかるー!他の人の倍くらいある!』
『え…そなの?』
「うん。出てくる量がハンパない!」
『なんか…それって…他の奴よりエロいって言われてるみたいで…』
「普通だったらすぐ妊娠しそう」
『アハハ!わかるー!』
『いや…そういう言い方やめろって…』
垂れ落ちる精液を眺めて股を拭きながら大塚を弄っていた。
「そいえば藤村先輩は今日来ないの?」
『あー…あいつ彼女できたからね。今日一緒帰るって言ってた』
「え?そなの?誰?誰?」
『3年の子だから知らないでしょ。俺もあんまり知らないし』
「へぇー。いつの間って感じ?」
『それな!なんかおいてけぼりくらったわ』
「大塚先輩は彼女つくらないの?」
『相手がいなきゃつくるも何もないだろ』
「だよねー!ごめんなさい」
『でもこーやってセックスできるなら彼女もいらないかなぁって思ったり…』
「いやいや…私ら彼女じゃないし!」
『そですよ!彼女は彼女でちゃんとつくらないと!』
『んー…誰か紹介してくれん?』
「それは自分で探してください!それまではエッチさせてあげますんで!」
『そぉ?まぁぼちぼち頑張るよ…』
大塚は少し寂しそうな顔で笑った。
蒸し蒸しする部室で3人でどーでもいいような事を、壁や床が夕陽で赤く染まるまで話していた。
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