はじめは同学年の見た目遊んでそうな男子に。次に大人しめなクラスメイト。他にもちょっと声を掛けてみたけれど、5000円がネックなのか話にのってくる人はいなかった。
「うー…私ら人気ない…?」
『かも…ちょっとショック…』
部室で2人で凹んでいると大塚が値下げしてみる?と聞いてきた。
3000円ならどうか…と。
「先輩なら3000円で買います?」
『買うね 間違いなく。俺もはじめ5000円って言ったけど、よくよく考えたら高校生にはちょっとキツいかなぁって…』
「じゃ3000円で話してみます!」
差額2000円は効果大だった。
本音を言えば別にタダでも良かったけれど、人多くなりすぎて大変な事になりそうだからと言われて、大塚 藤村のアドバイス通り3000円で再募集するとすぐに何人も買ってくれる人が出てきた。
昼休みまた部室に行くと大塚藤村2人がお弁当を食べながら囲碁を打っていた。
『やっぱ値段だったかぁ…』
「今のところ何人?7?8?」
『8人だね!2人で割って4人かぁ。どーする?どやって分ける?』
「来た順でいいんじゃない?私先で後がミキでって感じでもいいし?」
『まぁそだね〜!』
ミキとそんな感じで話していると、大塚が横から話に入ってきた。
『そんな適当でいいの?好みとかじゃなくて?』
「ん?んー好みとか特に…ねぇ?ミキは?」
『んー…私も特に。ってか声掛けてる時点で選んでるからね』
『あーそかそか。でもダメなタイプとかもやっぱいるでしょ?』
「まぁいない事はないけど…基本大丈夫かなぁ?」
『教頭みたいな脂ぎったハゲのジジイでも?』
「ん〜…キスとか色々舐めたりするのはちょっと考えるけど…おちんちん入れられるのは大丈夫かな」
『だね!工事現場のオジサン達も見た目はアレだけどエッチは凄かったし!』
『……なんかすごいな君ら…』
多少引き気味の大塚と藤村を残して私達は部室を出て教室に戻った。
午後の授業は眠い。必死で睡魔と戦う。あと少し頑張ればご褒美だと言い聞かせていた。
※元投稿はこちら >>