高校の授業は退屈だった。
ミキも私も学力のレベルじゃなくて制服の可愛さと家から近いって理由で高校を選んだので、正直言って授業さえちゃんと聞いていればテストも楽々クリアできた。
部活は週1参加すればOK程度の部活を4つピックアップ。その中から選んだ部活は囲碁部。
理由は部室として使っている部屋が校舎のいちばん端にあるから。その手前の部屋は他の部活の部室となっていたけれど、ほとんど物置としてしか使われていなかった。
学校で自由に使える部屋を考えて囲碁部に決めた。
囲碁部の部員数は各学年10人くらい。女子もそれなりにはいたけれど、男女ともほとんどが籍を置くだけで真面目に囲碁部として活動する人は1〜2割だった。
入部初日はほぼ全員が集まり、普通の教室の半分の部室にぎゅうぎゅうに詰めあい、2・3年生の女子は「囲碁のルールも知らないけど一応部員でーす」と笑いながら挨拶していた。
ひと通りみんな挨拶が終わると、部長・副部長とあと数名を残して2・3年生は帰って行った。
『まぁこんな感じのゆるい部活だけどよろしくね!』
と部長の大塚。
『週1、水曜日だけ部室に来て名簿にチェックすればいいからねー』
と副部長の藤村。
新入部員はそれぞれ名簿にチェックすると、お先に失礼しまーす…とみんな帰って行った。
私とミキはしばらくその場に残り、部長・副部長が囲碁を打つのを見学していた。
『あ、2人は真面目に囲碁するタイプだった?』
「あ…いえ…えーと……不真面目タイプです…」
『アハハ!うんうん、全然かまわないよ!』
『不真面目タイプって!面白いね!』
「あー…えへへ。」
『まぁ俺らも暇つぶしでやってるだけだし、部室はいつも開いてるから自由に使ってね!』
「はい!ありがとうございます!」
私はミキと視線を交わし、囲碁を打つ2人の横にそれぞれ並んで立った。
『ん?どしたの?囲碁やってみる?』
大塚が横に立つミキに問いかけた。
『いえ、囲碁じゃなくて…エッチなことしませんか?』
大塚は言われたことの意味がわからないといった顔でミキを見つめている。
『えっと…なに?』
藤村もミキと大塚を交互に見やり、怪訝そうな顔をしている。
『えっとですね…私とシホ、ヤリマンなんですよ〜?』
「ちょ…ストレートすぎ!もっと言い方あるじゃん?」
『アハハ!ごめんごめん!でもヤリマンじゃん?』
「まぁそだけどさ!」
『それでですね、大塚先輩、藤村先輩。今から私達としませんか?』
大塚藤村の2人は固まって微動だにしない。
そんな事は気にもせず、ミキと私はその場でスカートの下から下着を脱いで囲碁盤の上に置く。
『実は私達…学校でセックスできる場所探してましてぇ…』
「囲碁部のこの部室がいいんじゃないかって考えてぇ…」
『人来なくて使い勝手良さそうって思ってぇ…』
「それで入部したんですねぇ…」
『なので部室の使用許可と使用料としてぇ…』
「部長さん達に私達の身体で払おうかなぁって…」
『どうですか?』
「ハメませんか?……ここにぃ…」
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