加藤達はみんな次の日仕事があるとかで日が変わる前に帰っていった。
ユウイチとアキラはそれぞれ家に連絡してウチに泊まっていくことに。もちろんミキ家族も泊まっていく。
親達はリビングの片付けを始めたが、私達は体力の限界を感じて横になっていた。
ウトウトする中、親がパートナーを交換してセックスしているのを片目で見た記憶はある。けれどそこでプツッと意識が切れた。
…@#…@#&*…#*ほ…しほ…
誰かが私の名前を呼ぶ声で目が覚める。
『…しほ……シホ』
「う…ん……だれ…」
目を開け霞んだ視界の中で見えてきたのはアキラだった。
「な…ん?どしたの?」
『やりたい』
「ん…もぉ…勝手に入れてくれてもいいのに…」
『違う、ここじゃなくて、シホの部屋で』
「ん…んん?」
『2人きりでさ!』
間接照明だけのリビングははっきりとは見えないけれど、まだまわりは寝静まっている。時計を見ると4時半を少し過ぎたところだった。
「早起きすぎだよぉ…」
『まぁいいじゃん!ほらっ上行こうぜ』
アキラに急かされて起き上がり、寝ているみんなを起こさないように静かにリビングを出て私の部屋へと移動した。
「もぉ…こんな早くからぁ…」
『悪りぃ…でも昨日言ってたろ?2人きりでって。しかも子供も産んでくれるって。』
「あーうん、でもアキラの子供産むのはまだまだ先よ?4人目だから」
『わかってるって。でもそれ聞いたらやっぱ興奮しちゃってさ!』
完全に勃起したもので私の割れ目をなぞる。兄の精液がまだ残っていたせいで、弄って濡らす必要もなくすんなり肉棒を挿入できた。
「っ…あ…きもちぃ…」
『俺も!動くぜ?』
「…ん。」
アキラはそれから何も喋らなかった。
ただただ無言で私を喜ばせる。
私も喋らず静かに受けていたけれど、どうしたって気持ちよかったら自然と声は出てしまう。
部屋は私の声とベッドの軋む音だけが響いていた。
密着したアキラの息が耳にかかる。
それがだんだんと早くなり、そろそろイクかな…と私も一緒にイけるように気持ちを合わせて準備をした。
ハァハァ…とアキラの呼吸が激しくなって、私もいつでもイケる状態の時…
『シホ…出すから…イクぞ!』
「んっ!」
こういう静かなセックスの時は精液が注がれるのがわかる。生暖かいものが身体の奥に急に来るから、それを合図に私もイケる。
相手が誰でも中に出されるのは気持ちも身体も満たしてくれる。幸せなセックスってこんな感じ。
出されたらすぐ終わりじゃなくて、2人一緒にイッて、その後お互い興奮が治まるまでがセックスって感じがたまらなく良い。
「全部…出た?」
『出た。』
「きもちかった?」
『うん。シホは?』
「ちょーきもちぃっ!」
『…このままいていい?』
「うん…まだ入れてて…」
アキラの肉棒をキュッと締めてみる。それに呼応するように肉棒もグッと太くなる。
繋がった下半身で会話するようにしばらく遊んでいた。
『も一回…』
「うん…。全部出てなかったんじゃん」
『すぐ溜まった』
「じゃも一回…」
1時間以上、私とアキラはそんなのを繰り返した。
下からは誰かが起きて動いている音がする。
けれどアキラとの幸せなセックスの最中ではどうでもいい事だった。
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