リビングに戻ってみんな少し休憩するのかと思いきや、いろんな所でそれぞれ再開。私はダイニングからみんなを眺めていた。
『となり…いいですか?』
先生のダウンコートで前を隠しながらエミが声をかけてきた。
椅子を引き出して勧めると、エミはその椅子に浅く腰掛けた。
「どーでした?初めて男とした感想は?」
『はい…気持ちよかったです……すごく』
「ですよね!気持ちよさそうでしたもん!」
『あの…シホちゃんは…なんか、すごいですね』
「私?あーまぁ…エヘヘ」
なんとなく2人とも敬語。
汗だくで絡み合う光景を眺めながら他愛もない話からはじまり、少しづつ深い話になっていく。
私の扱いに驚き、また、自分がそれに共感したのに驚いたらしい。
今まで先生の言いなりの関係だった事を改めて考えてみて、もともと自分には破滅願望みたいなものがあったんじゃないか。
普通は大事にする処女もただのプレイ道具で失い、使う見込みのないおしりの穴さえ拡げてしまう事にも何の躊躇もなく、さっきの兄とのセックスでも妊娠の可能性があるのにも関わらず精液を身体の中に受け入れ……と。
エミはそんな話をしながら少し笑っていた。
『エミちゃん!まだ大丈夫そうなら…どうかな?今から私と…』
話に割って入って来たのは父だった。
いきり立った肉棒を隠すこともなく見せつけ、エリの前に両手と一緒にさらけ出す。
エミは私を一瞥し、ニッと微笑んだあと答えた。
『よろこんで。』
立ち上がりダウンコートを椅子に掛けると、エミは父の手に引かれてリビングの輪に入っていった。
ジワジワと染みだしてくる精液を指で掬って舐めてみる。
苦くて不味くて、好きな味。
ソファの隅に空きを見つけて、そこに静かに座って肘掛けに寄りかかって目を閉じる。
夢現の中、自分が使われているのを感じながら私はそのまま眠っていた。
※元投稿はこちら >>