母によると…
寝室へと入ってケイコさんの第一声は『ずるい』だったみたい。
何の事か聞くと、ミキも母も私の知らないところでたくさんセックスしまくっててずるい、旦那に相手にされず1人で慰めてたのにみんなずるい、浮気はダメだって自制してたのにみんな色んな人としててずるい…だそう。
家族にバレないように入浴中の短い時間で自分を慰めてたらしく、そんな時に自分の旦那と娘がセックスしてたことに対して思った事が「ずるい」だったそう。
『…だからね、我慢してた分私も色んな人としたい、しまくってやる、文句は受けつけない!ってタケキさん睨みながら言ってたよ。』
「あらら…」
『毎日違う人とするんだって…なんかヤケになった感じかな』
「そなんだ。で、どうするの?」
『とりあえずケイコさん妊娠しちゃったら困るでしょ?ピル飲み始めるまではパパとタケキさんだけで我慢してもらって…ってとこに良太来たから良太もだけど。避妊大丈夫になったら色んな男の人紹介するって感じになってね』
『ママずっと黙ってたのはずるいって怒ってたんだ?ハハハッ…な~んだ、そっかぁ』
「ヒヒッ…ミキこれから家じゃパパの取り合いだね?」
『ん~…まぁ私他にもたくさんいるしいいけどねー』
そこで父とタケキが2人リビングへと戻ってきた。
あとは朝まで良太に任せる。
そう言うと父は母に夕飯の催促をした。母は思い出したようにソファから立ち上がってキッチンへ。良子も赤ちゃんをベビーベッドへ寝かせて母のサポートを始めた。
『パパ、ママってエッチ嫌いじゃなかったの?』
ミキが聞く。タケキは少し苦笑いしながら答えた。
『ずっとそう思ってたんだけどなぁ…どうやら違ったらしい。』
『断られること多いって言ってなかった?』
『ん~…誘うタイミング悪いのが重なってたらしいよ。体調悪かったり疲れてたり…。』
『じゃ結局ママもエッチしたかったんだね?』
『そだな。ママに悪いことしたなぁ…』
『その分これからは楽しめますねぇ?』
父の言葉にタケキは無言で大きく頷いた。
母がある程度準備しておいた夕飯がテーブルに並べられていく。
父はタケキとビールを注ぎあい、2人とも一気にそれを流し込む。
『っくぅ~!』
『っふぅ~!』
渇いた喉にはやっぱこれですなぁ~…なんて言いながらどんどん飲み進めていった。
私とミキは夕飯ないのかと思ってさっき食べてしまってお腹は空いていなかったので、2人してお茶を飲みながら軽くつまめるハムやらサラダを口にしていた。
『あの…ところで……この後って…』
いまいち話についていけなかった良子に母がそれまでの流れを説明、とりあえず良太は朝まで貸切りということで理解してもらった。
もちろん私達もそのあと眠くなるまで楽しんでそのままリビングで寝てしまった。
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