「やっばい…きもちよすぎだよコレ…」
エリに呟きながらミノリを見る。
半開きの目は瞳が上を向いて、同じく半開きの口から舌が見えていた。
いきなりハード過ぎたかも…と反省しつつも、ディルドは抜かずに頬をぺちぺち叩いてミノリを正気にさせる。
ぐるぐると瞳を動かして目の前の私に焦点をあわせると、自分が何をしていたのかわからなかったみたいで部屋の中を見回していた。
ミノリが落ち着いた後、私はもう一度腰を少しだけ動かしてみた。さっきよりもお互い余裕がある。
ゆっくり、ゆっくりとディルドを出し入れしていると、ミノリも気持ちよさそうな顔で私の背中をさする。
「これくらいならへ~き?」
『…うん…きもちぃ…』
ゆっくり、同じペースで、同じ動きで…私はミノリがイクまでそれを続けた。
エリ、ミノリ、私。揃ってベッドに寝転んでまったりする。
ミノリには小さめのディルドをお土産に渡す。
エリには私がいない時には中にモノ入れちゃダメだと言ってローターを渡した。できればエリにはずっと指1本くらいの穴でいて欲しい、と私の我儘を伝えると、気持ちよくしてくれるならいいよ!と言ってくれた。
代わりにお尻の穴は使いたい事を話すと、私のイキっぷりを見て、笑いながらOKしてくれた。
帰りがけに私の携帯の番号を2人に渡し、マンションの入り口で別れて家に帰った。
家には父と母の車が止まっている。まだ17時前なのに。
何かあったのかと思って少し急いで玄関に入るとリビングに裸の2人。
「な…何してるの?」
『あ、シホおかえり!』
『おぉ。おかえり。』
「仕事終わるの早くない?」
『ん?あぁ、今日は私もお父さんも仕事休んだの!』
「え?だって朝パパ仕事行ったじゃん?」
『あー、行くフリしただけ、ハハハ』
『2人でフリしただけ~!』
わけがわからずちゃんと話を聞くと、父と母は2人で仕事に行くフリだけして外で待ち合わせしてデートしてきたと。
ドライブしてお茶して、ホテルでセックスして…14時過ぎに帰ってきてからもずっとイチャイチャしていたらしい。
たしかに2人きりで出掛けるなんてほとんどなかったし、でも仲良すぎだろ…と少し呆れた。
でもよくよく聞いてみると、お互い好きな時に誰とでもセックスしてOKという約束をして、その代わりに月1回は2人きりでデートしようと決めたと。
普通の夫婦・家族じゃなくなってしまったけれど、ちゃんとお互いの事は大事にしてるのかな?となんとなくほっとした。
『で、今まだデートの途中でな。これから2人でご飯食べに行きたいんだけど…いいかな?』
「ご飯食べて…その後またホテル行くの?」
『フフフ…行ってもいい?』
「まぁ好きにすればいいよ。その代わり私1人じゃ寂しいから誰か呼んでいい?」
『良太も帰り遅いって言ってたしな。いいか!』
『誰呼ぶの~?アキラくん?ユウイチくん?』
「ん~………加藤さん」
『あらっ!』
『おぉ?加藤さん?忙しいんじゃないか?』
「私がお願いすれば絶対来てくれるもん」
私はその場で加藤に電話をした。
事情を話すと加藤はすぐに来ると言ってくれた。
父と母はそれなら安心だと言って支度をしてすぐに2人で出かけて行った。
2人が出かけてから30分…ホントに加藤はすぐに来てくれた。
裸で出迎えた私を軽々抱えて寝室へ行き、優しく愛してくれた。
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