コンドーム事件
学校のトイレで使用済のコンドームが見つかったと噂になった。
まぁ犯人はミキとした誰かってのは私もミキもすぐにわかったけれど、噂話にあわせて誰だろね?もしかして先生?などと話していた。
…が、どこで誰から話を聞いたのか、担任の先生からコソッと私とミキに呼び出しがかかった。
学校ではなく人目につかないようにと休日に先生の家に。
私はミキと待ち合わせして先生に指定された、隣町の駅に向かった。
「バレたのかな?」
『う~ん…』
「知らないって言う?」
『どうしよか…。』
『やっぱり知らんぷり?』
「だよね。たぶんそれが一番だと思うんだけどねぇ」
『でも先生も私達だって知ってて呼び出したんじゃないかな?』
「う~ん…じゃなきゃ学校で聞くよね?」
『う~ん……』
駅まで2人で色々話していたけど何も良い案は浮かばずに待ち合わせ場所に着いてしまった。
駅ではすでに先生が待っていて、挨拶だけで車に乗せられ先生の家へと連れられて行った。
ものの数分で先生の家に到着。古い家と新しい家が混在している住宅街で、まだ新しい家。
リビングにそのまま通されて奥のソファへと座らされた。
先生は無言のまま私たちの前に紅茶を出すと、テーブルを挟んで床に膝をついて座った。
[さてと………………]
……………ミキはあっさり白状してしまった。
怒っている訳でも上からのもの言いでもなく、諭すように柔らかく話をする先生の雰囲気に、ミキの口から否定の言葉は全く出なかった。所々に共感を入れてくる事も要因だったかもしれない。
ー先生もセックス大好きー
そんな事を言われたら警戒心なんて消えてしまう。
でも一番びっくりしたのは先生自身、中学生の時からいわゆるセフレがいたと言う暴露話だった。
コンドームが見つかるよりもっと前、私達が入学して一ヶ月も経たないうちから(あれ?)と思ったらしい。
ニオイ
セックスの後の独特な臭いを、先生は敏感に嗅ぎ取れるみたいで…。精液や愛液、汗も普通とは少し違うらしく、だいたいセックスの後はわかっていたと話してくれた。
[するのは黙認するけど、避妊だけはしっかりね!]
先生の口から出たのはびっくりする言葉だった。
『あの…ダメじゃないんですか……?』
[したいのに我慢するのは辛いでしょ?絶対バレないように…後の処理もキッチリするなら、約束出来るなら……OK]
『はい』
「はい」
[ヨシ!……それでそれで~、誰としたの??クラスの子?先輩?まさか先生はないわよね?]
返事の後の先生の態度が急に変わった。それまではちゃんと(先生)だったのが、いきなり(友達)みたいな感じに…。
呆気にとられる私とミキに尚も親しげに質問を投げかけてきて、ひとつひとつに答えていくと、私達もなんだか楽しくなっていった。
[へぇぇ~……すごいね2人とも!でも私だってねぇ~……]
「先生も学校でしてるの?」
[あ、アハハ。…うんたまにね!]
『え?誰と?生徒?』
[浜口先生とか…]
『えっ!国語の浜口先生!?』
[そっ!]
「でも先生結婚してるよね?」
[ふふふ。旦那公認…というか、私が元からこうなの知ってて結婚したから何も言わないの]
「すごー!」
『先生子供はいないの?』
[いるわよ~、ちゃんと旦那の子ね!2人産んでからピル飲んでるの。妊娠しないようにね!]
先生の話は止まらなかった。学校では英語担当でキリッとしてるしそんな感じは全然ないのに、ヤリマンだった。
生徒とは1度もないというのは意外だったけど、学校外では毎週誰かとセックスする時間を取っていると。
先生では浜口先生の他は教頭先生だけ。今のところセフレは5人いると教えてくれた。
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