婦長さんは、長めのピンセットを持つと、それで母の肉の裂け目の中を悟に説明し始めた。
「今、クリップで挟んで引っ張ってる部分は、大陰唇。
通称はビラって言う人が多いわね。
中に脂肪があってふっくらしてるの。
外から性器に強い打撃があった時に、大切な内部を守る役目ね。
大人になると、ご覧のとおり陰毛が生えてくるわ。」
「あ、あの..」
悟は恐る恐る質問しようとした。
院長先生は、婦長さんに、
「答えられることは、答えてあげなさい。」
と言った。
悟は婦長さんに、
「お母さんのこれは、今、挟まれて引っ張られてるんだけど..、痛くないの?」
院長先生は笑いそうな顔になった。
婦長さんも笑い掛けたが、直ぐ真面目な顔になって言った。
「女性にとって性器やその周辺は、神経が集まってるし、敏感です。
当然、お母さんは痛いのを我慢してくれてるんですよ。」
「それって、お母さんが可哀想なんじゃ..」
悟のこの言葉には、院長先生が答えてくれた。
「悟君のお母さんはね、好きな人達から痛い事や恥ずかしい事をされるとね、エッチになって気持ちよく感じるんだよ。
そんな性格なんだ。」
すると、それまで顔を覆って啜り泣いていた母が、やっとの思いで出した声がした。
「悟ちゃん..、院長先生が言うとおりなの..。
お母さん、こんなにエッチに虐められると、気持ちよかったり嬉しかったりするのよ..」
そう言われても、まだ理解できない様子の悟に、院長先生は、
「悟君だって、大好きなお母さんが、こんなに虐められてるのを見て、エッチな気持ちになってチンチンを硬くしてるだろう。
ほら、自分で服を脱いでごらん。」
確かに、悟の小さな皮をむいて被ったチンチンは、半ズボンの中で硬くなっていた。
無意識にそれを見られまいと、腰を引いたような不自然な姿勢になっていたのだ。
それをずばり言われて、悟は院長先生に逆らえなかった。
おずおずとだが、自分で着ていた服を脱ぎ始めた。
僕も裸になるんだ..。
周りの人はみんな服を着てるのに、お母さんと僕だけ、裸になっちゃうんだ..。
それは、思春期に差し掛かった男の子でも、やはり羞恥と屈辱を感じないわけにはいかない行為だった。
靴下、セーターと脱ぎ、半ズボンを下ろし、長袖のアンダーシャツを脱げば、もう学校の身体測定を受けた時と同じパンツ一枚だ。
でも、あの時は周りの男子の友達皆がパンツ一枚だったし、それは脱がなくて良いと分かっていた。
ここでは、皆が、僕がこのパンツを脱ぐのを見守っている。
チンチンが硬くなってるのも、全部見られちゃうんだ。
それから...、きっと僕も、お母さんみたいにエッチで痛いことや恥ずかしいことを..。
本当なら恐くて泣きそうな事なのに、何故か悟は、ますます自分のチンチンが硬さを増していくような気がした。
ふと視線を上げると、検診台に縛り付けられている全裸の母も、悟をじっと見守っていた。
悟は、その母の目を見返して、こくん、と頷くと潔くパンツを下ろした。
母は小さな声で、
「可哀想な悟ちゃん..」
と言うと、また顔を伏せてしまった。
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