玲於奈が吐き掛けているの見て、幸雄が口を押さえた。
玲於奈は、うっ、うっ、と悶え苦しんでいるのに、口を硬く押さえて吐くのを許さなかった。
玲於奈は息も出来ず、顔を真っ赤にして苦しみ、ついに口の中に溜まっていた兄の精液を飲み下した。
唾が混ざっても、強い粘りがあって喉に貼り付き、なかなか呑み込くだせなかった。
玲於奈が精液を飲み下すのを待って、やっと幸雄は玲於奈の口を押さえた手を放してくれた。
私、お兄ちゃんの精子を呑み込んでしまったんだ...!
さっきおしっこまで見られたのに!
再び玲於奈は泣き出した。
しかし幸雄は容赦なく、妹の股間をこじ開けてあわあわとした陰毛を弄りはじめた。
「剃るか!」
兄の言葉がしばらく理解出来なかった玲於奈だが、ベッドに寝かされて兄から足を蛙のように曲げて広げられ、それを閉じられないように縄で縛られると、これから自分の股間が何か酷いことをされるだろうと言うことは分かった。
さらに腰から下にはバスタオルが敷かれた。
幸雄は玲於奈が寝かされているベッドのサイドテーブルに、洗面器、髭剃り用のローション、ハサミ、そして三枚刃のカミソリを用意した。
えっ?剃るって、私のアンダーヘアを?
まだそんなことが本当にされるとは思えなかった玲於奈だが、兄が玲於奈の腰のあたりに座り、玲於奈の柔らかなアンダーヘアを摘まむと、その根元にハサミを入れた。
柔らかなヘアだから、ザクッと言う音も、ハサミが引っ掛かるような手応えもなく簡単に切れた。
玲於奈は顔を持ち上げて、兄が自分の下半身に何をしてるのかを見ようとした。
お兄ちゃんがハサミで私のアンダーヘアを切っている!
そんな必要ないのに?
私のアンダーヘア、薄いし生えてる範囲も狭いから..。
その時に玲於奈は思い出した。
兄の部屋で見たワイセツな写真の中に、明らかに思春期を過ぎてる筈なのに、下がつるつるの女性の裸があった。
恥ずかしげにうつ向くその女性の真っ白な下腹部には、大人の印であるアンダーヘアが全く無く、代わりにT字に黒い縄が腰から股間に食い込んでいた。
同じ女性が大きく足を広げられていた写真もあったが、女性として一番隠したい部分、ピンクや赤い部品が全く隠されずに剥き出しにされていた。
私も、あの女の人みたいにされるの?
何故?お兄ちゃんはもう私にこれほど酷い事をしたじゃない?
私のアンダーヘアを無くして、何が面白いの?
玲於奈は兄に聞きたかった。
しかし、今そんな事を聞けば、また兄は激昂してますます酷い事をするかもしれない。
たとえば、兄妹なのに、普通は夫婦か恋人同士でしかしないこととか..。
玲於奈はもちろん処女だ。
男性からもだし、自分の指でも挿入したことはなかった。
だから、兄からそこまでされたら、と頭に浮かびはしたが、本気でそこまで考えるのは恐すぎた。
兄がハサミを置いた。
玲於奈は、自分の下腹部から股間が少し涼しくなった気がした。
事実、側に置かれたティッシュペーパーの上には、ハサミで刈り取られたあわあわとした細く柔らかな玲於奈のアンダーヘアがふっくらと置かれていた。
これで、終わりなの?
きっと私のあそこ、坊主にしたばかりの男の人の頭みたいに、青く見えちゃうんだわ。
しかし、それは甘い考えだった。
玲於奈の下腹部から股間にかけて、冷たいローションが塗られたと思ったら、直ぐに熱い蒸しタオルが押し付けられた。
熱い!でも、我慢出来ない程ではないみたい。
玲於奈はまたチラッと顔を持ち上げて、自分の股間を見てみた。
そこにはタオルが置かれていたから、カットされたアンダーヘアの部分も見えなかったが、縦に置かれたタオルが不自然に自分の性器を隠しているのは、かえって卑猥で醜い印象だった。
兄がそのタオルを外した。
その部分がすっと涼しくなる。
あっ、本当にいよいよ..!
玲於奈は生唾をごくりと呑み込んだ。
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