合コンは父親が出張でいない日にやることになり、僕はたかしとけんじに声をかけた。
たかしは背が高く顔も悪くないが大人しく女の子と話すことを苦手にしているやつで、もう1人のけんじは飲み会の盛り上げがうまく、女の子をのせてお持ち帰りをするやつだ。
合コン当日の夕方、僕は2人を連れて家に行きリビングに入ると、母親ともう2人の母親と歳の近いおばさんがキッチンで飲み会の準備をしていた。
母親が僕たちに気づき「あら、けんちゃんお帰り。もうすぐ準備ができるから、そこで待ってて」と言って冷蔵庫を開けたいた。
母親がビールやグラスを運んできて「いらっしゃい。今日はいっぱい食べて行ってね」とたかしとけんじに言うと、2人のおばさんも料理を運んできて「今日はよろしくね。若い子となんて久しぶりで、おばさん緊張しちゃうわ」と微笑みながら僕たちを見ていた。
準備ができてみんながテーブルに着くと、自己紹介から始まった。
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