気がついたら、裸でお客様用のベッドで寝ていました。
目を開けると窓が見えました。
外はまだ暗いようです。
息子はどこ?私のゆーちゃは?
背中の方で、聞きなれた安らかで健康そうな寝息が聞こえてきます。
よかった。近くにいてくれた。
私ってどうしたんだろう?
夫から愛してもらった時も、ご主人様から責められた時も、気絶するなんてなかったのに..。
それも挿入もされず、クリトリスも責められてないのに、乳首だけでなんて。
はっと気がつきました。
私が気を失ってる間に、息子は、ゆーちゃんは私をどうしたのかしら?
もしかしたら、気を失ってる私で最初を済ませてしまったのでは?
自分の身体を調べて見ました。
胸は、乳首にはジーンとした痛みが残っていますが、嫌な感じではありません。
ショーツは穿いています。
ただクロッチは、そのままでは穿き続けられないほど、じっとりと濡れてしまっていました。
膣にそっと指を入れました。
濡れてるけど..、私のだけです。
息子は、ゆーちゃんは私だけ気持ちよくさせてくれて、自分はどうしたんでしょう?
ぐっすり眠っている息子を起こすのは、躊躇われました。
もしやと思ってゴミ箱を調べたら、あの私の大好きな息子の精子の匂いがプンプンするティッシュがいっぱい入っていました。
息子は、ゆーちゃんは、あれから自分だけで自分を慰めたんです。
可哀想に...!
ぐっすり眠っている息子の背中に、私の身体を押し付けるようにして添い寝しました。
息子のチンポに手を伸ばしたくてしかたありません。
それをじっと耐えながら、再びうとうとと眠りに入ってしまいました。
次に目を覚ましたら、もう窓の外は薄明かるくなっていました。
まだ早いわ。
ゆーちゃんにもう少し何かしてあげられるかも..。
そう思った途端に気がつきました。
息子がいません!
私の身体にはきちんと掛け布団が掛かっているのに、一緒に寝ているはずの息子がいないんです。
慌てて起き上がりました。
別荘の中を、息子の名前を呼びながら、ショーツ一枚の裸のままで探し回りました。
家の中にいない!
でも、でも昨夜庭で脱いだ服は、リビングにあります。
もしや?と思って広い窓から庭を見ました。
そこに息子がいました。
芝生の上に全裸でです。
街の向こうの海が明るくなりかけてるのを背景に、彫刻のように立っていました。
直ぐに声を掛けようとしましたが..、あまりの美しさに見とれてしまいました。
きれい.....!本当にきれいです。
私も濡れそぼったショーツを脱ぎ、リビングから庭に下りました。
息子が振り返って、私って分かると微笑んでくれました。
息子の横に立って、二人でフェンスに寄りかかり、あけぼのの空とその下に広がる街を眺めました。
「ごめんね、お母さんだけ気持ちよくしてもらって..」
「ううん、お母さん、すごく素敵だったよ」
「あの、ゆーちゃん、もし、もう少ししたかったのなら...」
私の方が未練でした。
息子ははっきりと
「朝だからもうお仕舞いだよね。おじさんともそう約束した。」
と言ったんです。
「お母さん、僕、おじさんから他所にある私立の高校を勧められたんだ。」
「寮もあるって。そこで勉強して社会に出て、強い男になるんだ。」
あまりに急な話です。
呆気に取られた私をそのままに、息子はホースで水を浴び始めました。
冬の早朝、下の街にはまだ海からの白い靄が広がっているのに。
「そして、お母さんを飼うよ。ここみたいな家で!」
やはり息子は男の子でした。
私が、心の表ではご主人様からのお導きに従うふりをしながら、内側ではあわよくば息子の恋人に成れれば、と思っていた儚い夢は壊れました。
あとは、本当に息子が一人前の強い男になって、私を飼ってくれるのを待つしかないのでしょうか...。
また来週にご主人様達お二人がいらっしゃいます。
その時にご報告と共に、これからの私達二人の将来を相談するしかないでしょう。
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