あの子が欲しい!むしゃぶりついて若々しい姓を吸い取り、激しく犯されたい!そのためなら全てを捨てても構わない。久美子は激しい衝動に駆られていた。あの日、産婦人科を出た時、小さな命と愛する人と会えなくなった…。その時の苦しみに比べれば今の幸せが壊れて耐えられる。
「ママ、夕方には帰ってくるね」娘の部屋に声をかけた
「は~い」美咲の声がした。娘の彼氏を欲しがる母親、一度傷ついた彼女の心は強くなっていた。そして自分の欲望に正直になれ、決してあきらめるな、そう叫んでいた。
中学校の校門から少し離れたところに車を停め、歩いた。その久美子の視界に一台の高級車が入った。窓が開いていた。運転席には見覚えのある顔…、忘れもしない、高田裕介、裕太の父親だ!気づかれないようにあとずさりした。なぜあの男が、15歳のお腹の赤ん坊と愛する彼氏を奪った男!車のシートに座ると怒りで身体が震えた!時計を見るともうすぐ下校時刻だ。数人が校門から出てきた。貴教の姿があった。制服姿の可愛い少年…、見つめていると高級車のドアが開いて高田が近づいて行く、久美子は車から飛び出した。あの男に絶対邪魔はさせない。どんな理由があろうとも…、いまから自分が抱かれる愛しい少年、「ああノン」心の中で久美子は叫びながら少年に向かって走り出していた
「貴教く~ん」久美子は手を大きくふり、声を張り上げて、高田の機先を制した
「あっ、おばさん」微笑む少年の腕を掴んだ
「美咲が会いたがってるの、車に乗って」ふたりは走り出した。肩透かしを食らった高田はその場に立ち尽くしていた…
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