玄関のチャイムを鳴らすとすぐに美佐子がドアを開けた
「お帰り、ノン」
「ただいま」学校から帰った息子を迎えるのが美佐子の日課の中でも大好きな瞬間だった。薄いグリーンのサマーセーターにレモン色のロングスカート、外出の時はあまりボディラインを出さない美佐子だが、最愛の息子の前でだけは思いきりおしゃれを楽しんでいる。
「あら、ノン、いい匂いがする」母は息子の髪から肩のあたりの匂いを嗅ぎまわった
「ちょっと、ママ~」
「この匂い、美咲ちゃんの匂いとは違うみたい」
「もう、ママは探偵なの?」
「だって…」少し寂しそうな顔を母に、貴教は少し後悔した。
「美咲ちゃんのママの匂いだと思う。口紅の色が可愛いって褒めたら手を握られて、その時ついたんだと思う」そっけなく言うと貴教は母のわきをすり抜け、靴を脱いだ
「そう、美咲ちゃんのママ、会うたびノンがイケメンになったねって言ってるよ。大学教授の奥さんだけに、いい香水持ってるのね」美佐子は匂いに敏感だった。
貴教が図書館に出かけると美佐子は息子の部屋に入り、掃除を始めた。その時、精液の微かな匂いがした。妹の美智子との旅行から帰ってきた10日後の冬休みの日のことだった。ゴミ箱をあさると、底の方にまだ乾ききっていない精液のついたティッシュが見つかった
「あの子、もう大人になったのね」母はつぶやき、ベッドに腰かけた。ヨチヨチ歩きを始めたころ、よく通ってきた妹になつき、彼女を癒してくれた小さな天使、小学校に入り、単身赴任の夫の代わりに優しくしてくれた息子、肩もみをしてくれたり、洗い物をしてくれた息子、妹が結婚すると知って部屋にこもって泣いていた息子、最近反抗期で憎まれ口をきくけど、すぐに後悔して優しくしてくれる息子、思い出が蘇る。そんな息子の成長と夫が切り出した離婚。精液から放たれる性匂いに身体の芯が熱くなっていた。
「誰か、わたしを抱いて」もう3年以上男の温もりを忘れていた人妻は口に出していた。そして息子の精液の着いたティッシュに口付けをした。
「ノン、ママを一人にしないで」そう口にすると美佐子はスカートの中に手を入れた。下着はすでに湿っていた。大量に愛液が染み出ているのがわかっていた。息子の精液で異常なほど興奮している自分に美佐子は酔ていた。
「ああ、ノン」いてもたってもいられず、全裸になった。そして息子の匂いのする布団に豊満に裸身を包み込んだ
「ああ、ノン、いやらしいママの身体を癒して」Gカップのバストを揉みしだき、クリトリスを弄った
「あん、いい、いいの~、ノン」丸まったティッシュを口に咥えた。姓臭が備考を刺激する。
「んん~、んん~」激しくティッシュを噛むと、わずかに精液がにじみ出たきた。
「わたしはなんてふしだらな女なの」美佐子は心の中で何度も自分を罵った。しかしそれ以上に甘美な快感に美佐子は酔いしれ、激しい絶頂を味わった。後悔とわずかな苦みが口の中に残っていた…
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